IATF 16949の「TPMシステム」について

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IATF 16949:2016(自動車産業品質マネジメントシステム規格)では、「文書化したTPMシステム」の構築、実施、維持が要求されています。

「TPMシステム」とは、例えば「設備保全プロセス」のことだけということではありません。

「システム」とは、複数の関連するプロセスの集まりとなります。

TPMシステムは、製品を製造する工程、製品を製造するために必要な機械や設備、治工具による不良など不適合製品の発生防止や、突発故障で生産が停止することなどを未然に防ぐといった予防・予知保全等保守・保全活動、製造設備、機械等の信頼性の向上、生産性の改善なども求められます。

即ち、「TPMシステム」の「システム」とは単なる設備を保全する一つのプロセスだけでなく、設備、機械、治工具などの運用・管理において、上記のような目的を達成するための管理に必要なプロセスの集合体を、それぞれの繋がり(相互関係)含め「システム」として管理・運用することが求められます。また、「文書化した」システムですので、システム及びプロセスの管理・運用に必要な文書類、記録も必要になります。

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