阪神(☆3対2★)ヤクルト =リーグ戦10回戦(2019.05.21)・阪神甲子園球場=
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ヤクルト
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阪神
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勝利投手:青柳 晃洋(4勝3敗0S)
(セーブ:ドリス(1勝1敗9S))
敗戦投手:原 樹理(2勝4敗0S)

本塁打
【ヤクルト】村上 宗隆(12号・7回表ソロ)

  DAZN
◆阪神は初回、福留が適時打を放ち先制に成功する。直後に同点とされるも、4回裏に梅野と木浪の適時打で2点を挙げ、勝ち越しに成功した。投げては、先発・青柳が6回1失点の好投で今季4勝目。敗れたヤクルトは、7回に村上のソロで1点差まで迫るも及ばず、6連敗を喫した。

◆阪神梅野隆太郎捕手が4回にラッキーな勝ち越し打を放った。同点の4回1死二塁で放った打球が三塁ベースを直撃。 ボールが転々とする間に二塁走者が生還し、勝ち越しに成功した。 「勝ち越したい場面だったので、ヒットになってくれて良かったです。引き続き青柳をしっかりとリードできるように頑張ります」 マルテの死球後、8番木浪も初球をたたいて右前にタイムリー。「チャンスの場面だったので、初球からいくと決めてました。絶対に打ってやる! という気持ちでいきました」。貴重な追加点を奪った。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(19)が12号ソロを放った。1-3の7回、先頭で阪神2番手能見の2球目、外角の141キロ直球を左翼席へ運んだ。 九州学院時代の1年夏以来の甲子園で本塁打を放ち「負けているので、何とか出塁する気持ちで打席に立ちました。しっかりと押し込むことができました」と話した。 18日DeNA戦(神宮)以来の本塁打。今季6本目の逆方向へのアーチとなった。

◆阪神先発の青柳晃洋投手が6回4安打1失点(自責0)と試合を作った。 「低めにしっかりと投げることができ、野手の方々が守ってくれたおかげで最少失点で抑えることができました。先発投手としての役割を果たすことができて良かったです」 今季4勝目の権利を持って、マウンドを救援陣に託した。

◆阪神は初回、福留の適時打で先制した。ヤクルトは2回1死二、三塁で一ゴロの本塁送球を捕った阪神梅野の失策で同点に戻した。 阪神は4回1死二塁、梅野の適時二塁打で勝ち越し、さらに木浪の適時打で1点を追加した。先発青柳は6回4安打1失点と好投。 阪神は継投で逃げ切り、連敗を3で止めた。青柳は4勝目。ヤクルトは7回に村上の本塁打で1点差とするも及ばず、6連敗。原が4敗目。

◆阪神ドリスが1点リードの最終回に登板し、打者3人で締めた。 1死で6番坂口を四球で歩かせたが、「いつも通りやることが大事。やるべきことは変わらない」と、7番広岡を併殺打に打ち取り、ゲームセット。「いい試合ができていると思う。1位は遠くない。自分も助けになれるようにしたい」。今季9セーブ目を挙げた守護神が、ブルペン陣を支える。

◆阪神藤原崇起オーナー(67=電鉄本社会長)は観戦6戦6勝と"福男"ぶりをキープした。1点差勝ちは今季5度目で「ナイスゲーム。こういう緊迫した試合をとってくれると喜びはひとしお」と手放しで喜んだ。 広島に3連敗しただけに「みんな昨日1日いろんなことを考えて今日に臨んだ」とナインの胸中を思い、「これほどうれしいことはありません。ファンと一緒に喜びたい」と終始ご機嫌だった。

◆阪神不動のセットアッパー、ピアース・ジョンソン投手が気迫全開のリード死守だ。 1点リードの8回に登板。だが宝刀スライダーの制球が悪く1死一、三塁のピンチを招いた。絶体絶命の局面で山田哲と対決。ここでよみがえった。初球外角スライダーでストライクを奪うと、2球目は胸元へ速球で突く。追い込んで3球勝負。外角低めスライダーで空を切らせた。 助っ人は「走者が三塁にいたので三振がベスト。狙いに行った。青柳が今年素晴らしい投球。勝ちを消したくなかった」と言う。雄平も足元に食い込むスライダーで空振り三振。雄たけびでガッツポーズだ。 12ホールド目はリーグ2位だ。矢野監督も「あそこはどんなことがあってもジョンソンに任せる気持ち。その球(スライダー)でピンチを切り抜けてきた信頼関係があるから、そうなった」と評価。勝負球の修正能力の高さが光った。

◆阪神大山悠輔内野手は2試合連続のマルチ安打を放った。 1回2死一塁からは左前打で先制機をお膳立て。大山を応援する虎党の小学生が「春の大山」と題して学校で読んだ詩が先週からSNSから話題となって広まり、客席でも「春の大山」の応援ボードが揺れる中、8回は先頭打者で中前打。試合後は「また明日も頑張ります」と言葉少なだったが、4番の存在感を示した。

◆阪神青柳晃洋投手(25)が勝負どころで力を発揮した。2点リードの6回2死一塁。一発が出れば同点の場面で迎えるは4番雄平。粘られ、フルカウントに。この日投じた97球目。142キロ直球を外角低めいっぱいに決めた。一瞬の間を置いて、球審がストライクの判定。見逃し三振を奪った右腕は、満足そうに駆け足でベンチに戻った。 「調子はよくなかったんですけど、勝負どころではコースに決まってくれた。野手の方が守ってくれたんで、僕は僕の仕事をするだけだった。初回に点を取ってもらったので『1点はいい』というぐらいの楽な気持ちで、大胆に攻めることができました」 走者を背負っても、崩れなかった。球威で打者を押し込み、3つの併殺を奪う。「ランナーを出してしまって、野手に申し訳なかった。なんとかゲッツーという形で。野手に助けられて最少失点で(ベンチに)帰ってくることができました」。味方を信じて腕を振った結果だった。矢野監督も「今年は特にゴロを打たせるということもできている。相手も左打者を並べてくる中で、青柳の成長を感じている」と称賛した。 柔和な顔つきそのままに心優しき青年だ。16年10月のことだ。阪神に2年間在籍した投手のトラヴィスが戦力外通告を受けた。当時まだ独身で、虎風荘に住んでいた青柳は、急いでタクシーを呼んだ。「トラが関西は最後だって言うから...。思い出にユニバに行きたいって。スパイダーマンとか、ハリーポッターとか。4つアトラクションに乗れたので大満足でしたね」。寮の部屋は隣で、日頃から仲の良かった2人。別れが決まり、寂しさを紛らわす「最後の時間」を閉園まで付き合った。友の思いを胸に、与えられたチャンスで全力を尽くしている。 これでチームトップの4勝目をマーク。自己最多タイの勝ち星にも「勝ちが付くか付かないかというのは本当に運だと思う。僕は運が良くて勝たせてもらっている。西さんだったり、ランディのように長いイニングを投げられる投手にならないといけない」と慢心はない。成長著しい変則右腕の進化が、虎を救っている。【真柴健】

◆ヤクルト村上宗隆が高校1年の夏以来、プロでは初の甲子園で12号ソロを放った。 7回に先頭で、阪神能見の2球目外角直球を逆方向へ。「(広い球場でも)しっかり打てば入ると思っている」と振り返った。あと1点が遠く、チームは今季初の6連敗。4月1日以来の借金1で4位に転落したが「自分のスタイルを崩さず、勝ちに貢献したい」と前を向いた。

◆阪神は初回、福留の適時打で先制。2回に追いつかれたが、4回に梅野と木浪のタイムリーで勝ち越した。先発青柳から能見、ジョンソン、ドリスの継投でヤクルトを振り切り、阪神は単独3位となった。 青柳のヒーローインタビューは以下の通り。 -連敗中どんな思いでマウンドに 青柳 絶対勝つことだけ意識して、何が何でも勝てるようにそれだけ意識してマウンドに上がりました。 -2回には失点がありましたが、最少失点で切り抜けた 青柳 野手がしっかり守ってくれたんで、梅野さんに引っ張ってもらって、何とか1点で抑えることができました。 -今日も数多く内野ゴロを打たせるピッチングでした 青柳 野手の方が守ってくれたんで、僕は僕の仕事をするだけだったんで、よかったなと思います。 -4勝目。チームトップです 青柳 ありがとうございます。ファンの方々が応援してくれるんで勝てました! -次の登板に向けて 青柳 次も勝つだけなんで、チームが勝てるように頑張っていきたいと思います。

◆阪神の新人木浪聖也内野手が「影のヒーロー」だ。矢野監督が褒めたのは守備だ。「タイムリーももちろん、よかったけど、ショートでそういうプラスアルファを求めている」。 同点に追いつかれた直後の2回1死一、三塁。中村の高いバウンドのゴロにチャージし、二塁送球して併殺を完成させた。木浪も「攻めの守備を心掛けて、あの打球をゲッツー取れたのは大きい」と振り返った。打撃でも1点を勝ち越した4回1死一、二塁で原の初球フォークをとらえ、右前に適時打。4戦ぶりの打点だった。

◆阪神が同率3位で並んでいたヤクルトとの直接対決を制し、Aクラスを死守した。福留の先制打などで前半戦に3得点。先発青柳ら投手陣が踏ん張って、競り勝った。試合後の矢野燿大監督の談話は以下の通り。-甲子園連敗を止めた 3連敗とか、5連敗とか俺らには関係ない部分もある。どんどん目の前の試合を勝っていきながら、ファンの人に喜んでもらえる試合をね。プラスをどんどん考えていきたい。 -ジョンソンは良くなかったスライダーを修正 自分の球を信じて投げるしかない。リュウ(梅野)との信頼関係がある。あのなかで真っすぐでも空振りを取れたのは、最後の雄平のところなんかは、逆にそのスライダーが効いた。 -先発青柳は前回に揺さぶられたが立て直した そういう繰り返し、俺らはね。相手は嫌なことをしてきたり、左打者を並べられるし、セーフティーバントの構えをされる。免疫がついてアイツが成長をしてくれるのがチームにとってもプラス。しっかり勝てたことで、相手がそういうことをしてきても「俺、いけるな。大丈夫やな」とクリアしていけばいい。 -4回、二塁走者梅野の本塁突入は藤本三塁コーチが好判断で回した リュウも1歩目、ライナーバックというか一瞬、止まった。そのなかで藤本コーチがよく回してくれて。外野の守備位置とか、普段から確認してくれてはいるけどちょっと深いのと、打順とか、いろんな絡みでナイス判断。あそこで1点入ったのは全然違う。その判断もすごく勝敗に大きい。

◆阪神梅野隆太郎捕手が三塁ベース直撃のラッキーな決勝打で勝利を呼び込んだ。 同点の4回だ。1死から福留が二塁打で出塁。続く梅野は、追い込まれてから内角に食い込んでくる原の厳しいシュートを振り切った。打球は三塁ベースに当たって大きく跳ね、三塁手村上の頭上を越す二塁打となった。 「追い込まれていたし、少々広げて。運良くベースに当たったんですけど、打った瞬間ベースのライン上だったんで「当たれ!」と思って。ツキも返ってきて、今日はそういう日で良かったなと思ってます」。執念を込めた打球で、白星をたぐり寄せた。 受けては先発青柳から守護神ドリスまで4投手をリードし、2失点に抑えた。矢野監督は「(リード面は)捕手の先輩としてのアドバイスもあるけど、任せている。タイムリーもラッキーな部分もあるけどよくやってくれている」と評価した。 無安打に終わった19日の広島戦までは3試合連続マルチ。その試合も捉えた当たりが野手の正面をついていた。「自分の状態はそんなに悪くないので、引きずられないようやっていた。こういう1本のヒットが勝利打点になるというのは、ツキが戻ってきたのかなという気持ちです」。甲子園に六甲おろしを響かせた一撃を素直に喜んだ。【奥田隼人】

◆阪神・福留孝介外野手(43)が21日のヤクルト戦(甲子園)で、先制適時打。4試合ぶりに先制点を奪い、試合の主導権を握った。  一回2死から糸井が四球。大山が左前打でつなぎ一、三塁として福留が打席に立った。3-1から125キロスライダーをとらえ、中前へ。4試合ぶりの打点、6試合ぶりの適時打を放ち、塁上で静かに手をたたいた。  試合前には前日20日に現役引退を発表した巨人・上原浩治投手(44)に「やっぱりちょっとさみしいのはある」と感慨深げだったが、虎の大ベテランはまだまだ健在だ。

◆阪神・梅野隆太郎捕手(27)が21日のヤクルト戦(甲子園)で勝ち越し打。好投を続ける先発・青柳の背中を押した。  「勝ち越したい場面だったので、ヒットになってくれてよかったです。引き続き、青柳をしっかりとリードできるように頑張ります」  1-1の四回1死、福留が左中間を突破する二塁打。続く梅野は内角143キロシュートに詰まりながらも、打球は三塁ベースを直撃し左翼線を転々。二走・福留が一気に生還し、六甲おろしが大合唱された。  マルテも死球でつなぎ1死一、二塁とするとD3位・木浪聖也内野手(ホンダ)は初球を右前へ。「チャンスの場面だったので、初球からいくと決めていました。絶対に打ってやる! という気持ちでいきました」。3点目を奪い、一気にリードを広げた。

◆阪神・青柳晃洋投手(25)が21日のヤクルト戦(甲子園)に先発し、六回を終えて1失点と好投した。  「勝負しないと打たれますし、自分が負けることになるので。投げきるところは投げきって、いつも通り攻める」  前日20日、こう力を込めていた。一回、先頭の太田に遊撃内野安打を許すも、続く青木を一ゴロ併殺。1点リードの二回、2安打に失策が絡み同点とされ、なお1死一、三塁のピンチ。ここでも中村を遊ゴロ併殺に仕留め、切り抜けた。  三回以降は本来のピッチング。二塁を踏ませない投球を続け、四回に打線が2点を勝ち越し。チームトップの2勝目の権利を得て、六回を終えた。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(19)が21日、阪神10回戦(甲子園)で12号ソロを放った。  1-3で迎えた七回先頭。カウント1-0から能見の141キロの直球をとらえた打球は左翼席に飛び込んだ。熊本・九州学院高では1年夏に甲子園に出場した19歳は「何とか出塁する気持ちで打席に立った。しっかりと押し込むことができた」とコメントした。

◆阪神は21日、ヤクルト戦(甲子園)に3-2で競り勝ち、連敗を「3」で止めた。甲子園での連敗も「5」でストップ。試合後には歓喜の六甲おろしが響き渡った。  1-1の四回1死で、福留が左中間へ二塁打。続く梅野の打球は三塁ベースを直撃して、左翼線を転々とするラッキーな適時二塁打となった。さらにマルテが死球で出塁して1死一、二塁。ここでD3位・木浪聖也内野手(ホンダ)が右前へタイムリーを放ち、3点目をもぎ取った。  投げては先発の青柳が6回1失点の力投。2番手の能見が村上にソロを浴びて1点差に迫られたものの、ジョンソン-ドリスとつないで逃げ切った。

◆阪神は21日、ヤクルト戦(甲子園)に3-2で競り勝ち、連敗を「3」で止めた。甲子園での連敗も「5」でストップ。試合後には歓喜の六甲おろしが響き渡った。  「1打席目でチャンスで打てなくて悔しい思いをしていたので、しっかり振り抜きました。それがラッキーなことにベースに当たって。ヤギ(青柳)を援護できてよかったです」  殊勲の梅野がお立ち台で笑みをこぼした。  1-1の四回1死で、福留が左中間へ二塁打。続く梅野の打球は三塁ベースを直撃して、左翼線を転々とするラッキーな適時二塁打となった。さらにマルテが死球で出塁して1死一、二塁。ここでD3位・木浪聖也内野手(ホンダ)が右前へタイムリーを放ち、3点目をもぎ取った。  投げては先発の青柳が6回1失点の力投。2番手の能見が村上にソロを浴びて1点差に迫られたものの、ジョンソン-ドリスとつないで逃げ切った。4勝でチーム勝ち頭となった青柳は「次も勝つだけ。チームが勝てるように頑張ります」と声をあげた。

◆ヤクルトは投打がかみ合わず、6連敗で借金1となり、4位に後退した。競り負けた小川監督は「切り替えてやるしかない。こういう試合を続けていけば何とかなる」と前向きに話した。  先発の原は6回3失点と試合をつくったものの要所での制球ミスが響いた。1-1の四回1死二塁から梅野の打球が三塁ベースに当たって適時二塁打となる不運もあったが、死球を挟み、木浪には初球が浮いて右前に適時打とされた。試合後は報道陣に対応せず、球場を後にした。

◆ヤクルト・原樹理投手(25)が21日、阪神10回戦(甲子園)に先発した。6回6安打3失点と試合を作ったが、要所での制球ミスが響いた。  1-1の四回1死二塁で梅野の打球が三塁ベースに当たる二塁打となり、勝ち越しを許した。さらに1死一、二塁から木浪への初球が浮いて右前適時打された。チームは6連敗で4位に後退し、小川監督は「勝負どころでの初球が甘かった。連敗中だけに踏ん張ってほしかった」と嘆いた。

◆藤原オーナー(電鉄本社会長)はバックネット裏の貴賓席で、連敗ストップの逃げ切り勝利を見届けた。「こういう接戦を勝つのは非常に喜ばしいです。(前日は試合がなく)みんなが1日しっかり考えて臨んでくれた結果でしょう。ファンの方々と喜びたい」と満面の笑み。これで観戦日は6戦6勝とオーナー就任以来、無敗を誇る。「毎日見に来いとは言わないでくださいよ」と冗談も飛び出していた。

◆青柳が燕のスタメン10人を斬り、見事な4勝目を挙げたのだ! スタメン10人? いいんです。なぜなら、主砲のバレンティンはかつて、青柳のノーコンぶりの恐怖から敵前逃亡していたのだ。  これを見て、"じゃじゃ馬"と呼ばれて野球ファンに愛された故青田昇氏の話を思い出した俺です。  「ダンカンな、わしが大洋の監督時代や。あの長嶋茂雄がチョロ松(200勝投手の平松政次さんのことです。俺が言ったんじゃないですよ)のシュートを大の苦手にしとってな...。で、どうしたと思う?」  「天才的な打撃で打ったんですか?」  「あははは...。白旗を上げて、三塁のスタメンに、控えの富田勝に入ってもらっとったんや」  四回の梅ちゃん(梅野)のタイムリー二塁打は三塁ベースに当たる幸運! 幸運? そうでしょうか? 17日の巨人・岡本の得点打もベースに当たっていますよ。ここ数年、メジャーでは『フライボール革命』が話題になっていますが、日本球界では密かに『ベースヒット革命』が起きているのでは...。ウ~ム、野球って深いなあ~!!

◆--下位打線で得点できた  矢野監督 「そういう部分でも点を取れましたのでね。良かったかなと」  --ジョンソンは八回のピンチで連続三振  矢野監督 「自分のボールを信じて投げるしかないからね。(真っすぐと変化球の)どっちも勝負球になるというところで。ずっといい投球をしてくれているけど、そこはリュウ(梅野)との信頼関係。あの中で真っすぐでも空振りを取れたというのは、最後の雄平のところなんか、そのスライダーが効いたというのがある。ピンチを切り抜けてきた信頼関係もあるし、そういうふうになったんじゃないかな」  --四回の梅野の走塁は、藤本コーチがよく回して、それにも応えた  「一瞬、低い打球やったからね。リュウも1歩目、ライナーバックというか止まったし。その中でね。藤本コーチがよく回してくれた。外野の守備位置とかも。普段から確認してくれてはいるけど、ちょっと深いというのと、打順といろんな絡みでナイス判断してくれた。あそこで1点入ってというのと全然違う。そういうところでは本当にみんなで勝てた試合だと思う。その判断もすごく勝敗に大きいなと」

◆どうしても...ね、まだ巨人上原投手の突然の「引退」を引きずってしまう。それというのも、アノ1998年11月20日に開かれた第34回ドラフト会議は、松坂大輔(西武、現中日)が指名された"世代"ですが、この時、巨人はメジャー志向の強かった上原浩治投手(大体大)の1位逆指名をとりつけ、なんと2位にこれまた逆指名戦術で二岡智宏内野手(近大)をとりこんだ。  まぁこのへんは皆さまはご記憶にあるところだが、この年の阪神の1位は藤川球児(高知商高)。広島は敦賀気比高の内野手東出輝裕...。日本生命の福留孝介は中日...結構、サムライが並んでいたわけです。  ということは、この日もまだ甲子園のグラウンドには松坂世代、いや、上原"同期生"というのがズラリといた。それでわがトラ番記者は試合前の練習でそちらの取材も忙しかった。箭内桃子記者は藤川球児投手が「二人の上原投手の"二人目の上原浩治"が引退を決意したから...」というナゾのようなコメントを伝えてきた。難波の編集局の虎ソナ班の古株としては、そんなシリアスなことをいわれてもなぁ...何しろ藤川投手は阪神入団発表の時に新監督の野村克也さんがその謎めいたセリフに何度もケムにまかれたほどです。ですから、すぐおじさんはギブアップで「俺、その説明を理解してたら...今日の試合が終わっちまうから、君が自分で記事にして書いておいてくれ」と丸投げしたョ。哲学的な藤川投手の分析は任せますヮ。  上原投手の大体大の後輩(といっても20年以上も離れているけど...)の竹村岳はひたすら「ショックです。残念です...」を連発。彼は自分の背番号に、上原先輩の「19番」を恐れ多くも希望したらしいのだが、もちろん即却下されたそうだ。  ま、とにかくそんなこんなニギヤかさで試合前は過ぎた。鳴尾浜の2軍の居残り組を取材した織原祥平記者は、何もいわないうちから「ハイハイ、本日の藤浪投手はですねぇ...」といい「香田コーチに聞きますと『まだ次はいつ投げるかは決まってないョ』といわれてました」とスラスラッと返ってきた。あのね、昨年の今頃はやはり2軍で藤浪投手はグイグイ投げていたんだ。金本監督(当時)はそれよりもロサリオ砲にイライラ。鳥谷選手とは極秘に話し合い...連続試合出場は1939試合で途切れることになるのだが、それほどチームは貧打という熱いトタン屋根の上でのたうち回っていたのである。  だが...こんな薄氷を踏むような試合中なのに、運動部長大澤謙一郎が突然恐る恐る「あの...実は俺、22日のBSトゥエルビというチャンネルの西武-ソフトバンク戦で、元タカ番やった関係でビジター応援席(副音声)という企画で出るんやけど...ちょっと読者にお知らせしてもらえん? 無理かな...無理やな...」というのだ。聞こえないふりをしていたら、甲子園の試合は3-2のまさに緊迫の1点差。しかも矢野監督が青柳をスパッと見切り、あとは黄金の継投策。トドメはドリスがバレンティンのバットを折って勝った。整理部ともどもよかった! と歓声をあげたら、運動部長の姿がないよ。おい大丈夫か、大澤部長は...するとみんなが異口同音にいったョ。「トイレで...泣きながら喜んでましたョ」だって。

◆梅野はお立ち台で「みなさん、あしたも勝つバイでお願いします。あしたも~~勝つバ~~~イ!」と声を弾ませた。4月9日のDeNA戦(甲子園)でサイクルヒットを達成し"産声"をあげた決めぜりふ。この日は「明日も勝つばい!!」と記されたピンク色の新タオルとともに、お立ち台へあがった。福岡出身。虎を引っ張る九州男児が、もっともっとファンを喜ばせていく。

◆先発した原は6回6安打3失点とまずまずだったが、要所での制球ミスが響いた。1-1の四回1死二塁で梅野の打球が三塁ベースに当たる二塁打となり、勝ち越しを許した。さらに1死一、二塁から木浪への初球が浮いて右前適時打された。4位に後退し、小川監督は「勝負どころでの初球が甘かった。連敗中だけに踏ん張ってほしかった」と嘆いた。

◆木浪が3点目をつかむ適時打を放った。「チャンスだったので、積極的にいこうと」。梅野のタイムリーで勝ち越したあとの四回1死一、二塁で先発・原の初球を鋭く右前に運び、二走・梅野が生還。守備では二回1死一、三塁で猛チャージして遊ゴロ併殺を完成させ「(打球を)待っているとエラーが多い。攻めの守備でゲッツーが取れたのが大きかった」と振り返った。

◆ドリスが九回を締めくくり、9セーブ目を挙げた。1死から坂口を四球で歩かせたが、代打・バレンティンをシュートで詰まらせて、三ゴロ併殺に仕留めた。「いつも通りにやることが大事。1点差でも5点差でも、やることは変らないので、普通に投げました」。1点差の緊迫したシーンだったが、淡々と振り返っていた。

◆大山が先制点をアシストした。一回2死一塁で先発・原の初球、外角の145キロ直球を左前にはじき返し、一、三塁と好機を拡大。直後の福留の適時打を呼び込んだ。八回先頭でも中前打を放ち、2試合連続のマルチ安打。試合後は「また明日、頑張ります」と短い言葉に力を込めた。

◆助っ人が目の色を変えると、ツバメの主軸は手も足も出なかった。3-2の八回。3番手で登板したジョンソンは1死一、三塁のピンチを招くと、3番・山田哲と4番・雄平を連続三振。ピンチを切り抜け、クールな右腕がマウンド上でほえた。  「(走者が)三塁にいたので三振がベストだと思った。最後の2三振は狙いました」  先頭の代打・宮本に左前打されると、犠打で送られ三盗も許した。青木をストレートの四球で歩かせて一打逆転のピンチを招くと、山田哲と対峙。「打球が前に飛んだら何が起きるかわからない。チャンスを与えたくなかった」。ギアを入れ替えた。外角低めへのカーブと内角への148キロ直球の2球で追い込むと、外角低めのカーブを振らせて3球三振。さらに続く雄平には初球ボールの後、3球連続で空振りを奪った。  圧巻のピッチングに矢野監督も「どんなことがあってもジョンソンに任せるという気持ちだった。素晴らしく、ピンチを切り抜けてもらいました」と最敬礼。8日に開幕から連続試合無失点を16で止められた相手へのリベンジ投にもなった。  「青柳はすばらしい仕事をしていたし、勝ちを消したくなかった」  これで21試合でわずか2失点、防御率0・84。この助っ人に回せば、虎の勝ちは見えてくる。 (大石豊佳)

◆狙い澄ました鋭い眼光で失投を見逃さなかった。セ・リーグ最年長となった42歳の福留が先制打を含む、2安打1打点と大ハッスル。卓越したバットコントロールと勝負強さで勝利を呼び込んだ。  「(安打が)出ないより出た方がよかったんじゃないでしょうか」  いきなりチャンスをものにした。一回2死一、三塁で、カウント3-1からの5球目、先発・原の真ん中に甘く入った125キロ変化球をとらえ、右前適時打。5試合ぶりの先制をもたらした。  これだけでは終わらない。1-1の四回にはフェンス直撃の左中間二塁打を放ち、チャンスメーク。直後に梅野の三塁ベース直撃のラッキーな左翼線二塁打で本塁生還。全力疾走で勝ち越しのホームを踏んだ。  この活躍に矢野監督も「孝介(福留)の勝負強さといいますかね。そういうところを出してくれましたしね」と目を細めた。  盟友に送る2本のヒットでもあった。前日20日に巨人・上原が現役引退を表明。福留は試合前の練習後に「僕も昨日、ニュースで知ったのでビックリしている。やっぱり寂しいのもある」と神妙な面持ちで心境を明かした。2人はアマチュア時代から同じ日の丸を背負うチームメートとして戦ってきた仲。上原は2つ上の学年にあたるが、1998年のドラフトでともにプロの門をたたくと、その後も2004年アテネ五輪や06年WBCでも一緒にプレー。チームは違えど、同じ時期に大リーグの舞台で戦った経験もある。「チームメートとして戦ったこともあったので、意識していた投手でした」とライバルであり、苦楽を分かつ選手の一人でもあった。  「青柳もよく投げていたし、リュウ(梅野)も頑張っていたし。いい流れになっていくんじゃないでしょうか」と後輩たちの奮闘をねぎらった。上原の引退により、リーグ最年長男になっても、まだまだ球界の、虎の中心で戦い続ける。 (織原祥平) 福留について阪神・清水ヘッドコーチ  「孝介がよく打ってくれた。(一回に)点が入らなかったら苦しかったと思う。練習にしても日頃のケアにしても素晴らしいし、頭が下がる」

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(19)が甲子園で初本塁打を放った。1-3で迎えた七回。逆方向の左翼席に飛び込む12号ソロだ。  「何とか先頭で出たいという気持ちだった。投手が代わった場面だったので、積極的にいったのが結果につながった」  この一発で、セ・リーグ6球団の本拠地球場の全てで本塁打を記録。しかも12発中、半分の6本が逆方向。左中間、右中間が深い甲子園にも「しっかり打てば入ると思っている」と胸を張る。打率は・237ながら、本塁打はセ・リーグ3位タイ、34打点は同2位だ。  プロ入り後初の甲子園。熊本・九州学院高時代の1年夏に出場した聖地は悔しさで刻まれている。2回戦の石川・遊学館戦に「4番・一塁」で先発出場し、4打数無安打。試合も敗れた。この日の試合前には「初めて来たくらいの感覚。高校では1回しか出ることができなかった」と当時を振り返り、試合では豪快なアーチを描いた。  若き大砲のアーチで反撃ムードが生まれたが、八回の好機で山田哲と雄平が連続三振。昨年6-7月に8連敗して以来の6連敗で、4月1日以来の借金1となった。  それでも小川監督は「楽観的に言ってはいけないかもしれないが、こういう試合を続けていけば何とかなる。切り替えてやるしかない」と粘りを評価。村上は「自分のスタイルを崩さずに、明日は勝てるように頑張りたい」と連敗脱出を誓った。 (長崎右) ★村上と甲子園VTR  熊本・九州学院高1年だった2015年、夏の甲子園に出場。村上は1年生ながら2回戦の石川・遊学館高戦に「4番・一塁」で先発出場したが、4打数無安打に終わった。守備では2失策を犯し、5年ぶりの出場となったチームは3-5で敗れた。

◆ミラクルV打で連敗脱出や!! 阪神がヤクルトとの3位決戦を3-2で勝ち、連敗を「3」で止めた。梅野隆太郎捕手(27)が四回に三塁ベースを直撃する勝ち越し二塁打を放つなど、走攻守で躍動。甲子園での連敗も5でストップし、再び貯金「1」。運も味方に、次も勝つばい!  誰よりも勝利を目指す正妻に、甲子園の女神がほほえんでくれた。梅野の打球が三塁前へ。万事休す...。誰もがそう思った。執念を込めたボールは、三塁ベースに直撃してポーン! 連敗を「3」で止める一打を、笑顔で振り返った。  「運よくベースに当たった。打った瞬間、ベースのライン上だったので『当たれ!』と思って。いい当たりが正面をつくときもあるので、ツキが返ってきたのかな。きょうがそういう日でよかった」  1-1の四回1死、福留が左中間を突破する二塁打で出塁。勝ち越しの好機で、打席に立った。原から、粘った6球目。内角シュートに詰まらされるも、三塁ベースを直撃。打球が左翼線を転がる間に福留が生還した。決勝点となるミラクル打に、梅野も二塁上で静かに手をたたいた。  さらに1死一、二塁となり、D3位・木浪聖也内野手(ホンダ)が右前打。ライナー性の打球に一瞬、足が止まったが全力疾走。右翼からの鋭い返球に回り込み左手でホームをタッチ。貴重な3点目を生み出した。  不運なミスもあった。二回1死二、三塁の守備。一ゴロをさばいたマルテの本塁への送球がそれ、走者と交錯した梅野がボールを弾いてしまった。自身に「E」ランプが灯った。19日の広島戦(甲子園)では同一カード3連敗。先制点を献上する同じ展開に矢野監督から「バッテリーでもうちょっとやることがある」と名指しで注文もつけられた。この日は内角を突く攻めのリードで先制を許さず、青柳の4勝目をアシスト。指揮官も「成長しているし。俺も気付いたことは言うけど、リュウ(梅野)に任せているしね」と目を細めた。  ともにタテジマに袖を通した球友が、虎を去った。昨年10月、同期入団の左腕・山本が戦力外通告。バッテリーとして、ずっと一緒に聖地での共演を目指してきただけに、声を落とした。  「さみしい気持ちもある。いいときも悪いときも知っているから...」  その後、同期6人全員で送別会を開催。肉をつつきながら、虎で過ごした日々を笑顔で振り返った。さらに「社会人になっても、何でも使えるように」と、みんなでお金を出し合ってボールペンをプレゼント。相手の気持ちを誰よりも考えられる女房役だからこそ、ここぞの場面で運も味方する。  「たくさん試合に出させてもらっていれば(ミスは)つきもの。取り返すという気持ちを常に持って、戦っていけたら」  勝率5割の決戦を制し、再び貯金「1」。甲子園での連敗も「5」で止め、単独3位に。誰よりも虎を信じる梅野の背中には、幸運も白星も必ずついてくる。 (竹村岳)

◆臆することなく腕を振った。安堵の表情でベンチで汗を拭う。青柳が6回4安打1失点(自責は0)で今季4勝目。3併殺を奪うなど、ピンチで持ち味のゴロアウトを量産して切り抜けた。  「ゲッツー3つだったり、野手に助けられて何とか最少失点でいけました。きょうは調子がよくなかったですが、勝負どころでコースに投げることができました」  スタメン野手に左打者6人をずらりと並べてきた燕打線。敗戦投手となった前回対戦の6日(神宮)では左打者に苦戦したが、この日は違った。  一回、先頭太田にいきなり遊撃内野安打を浴びたが、続く青木を「3-6-3」の併殺に。山田哲を中飛に仕留め無失点。さらに二回には雄平、村上の連打に味方のミスも絡んで1点を失ったが、落ち着いて後続を断った。「初回に点を取ってもらったので、1点はいいというくらいの気持ちで向かっていけました」。なおも1死一、三塁で中村を遊ゴロ併殺。傷口を最小限にとどめた。  昨季から一貫して取り組んできた"左打者対策"が結実しつつある。転機となったのは、ベテランからの助言だった。シーズン中から左打者の外角低めへの投球に磨きをかけ、継続した春季キャンプ中の実戦でも手応え。しかしある日、打席で投球を見てくれた福留から、声をかけられた。  「インコースを有効に使わないと」  内角があるから、外角が生きる-。ハッと気づかされた。「たしかに、インコースへの変化球や決め球が甘かった部分がありました」。以降、徹底して内角球の練習。成果を発揮し、内外角を意識的に使って単打のみの4安打に封じた。2軍監督時代から青柳を見守る矢野監督も「左バッターをあれだけ立てられた中で勝てたのは成長」と賛辞を惜しまなかった。  これでチームトップの4勝目(3敗)。5月時点ですでに2016年、17年のキャリアハイに並ぶ勝利数となった。  「たまたま運がよく勝たせてもらっただけ。本当は1イニングでも1人でも多く投げられたらよかったんですけど、球数が多くなってしまった。西さんやランディのように長く投げられるピッチャーを見習わないといけないです」  勝ってかぶとの尾を締めた。日に日に頼もしさを増す青柳が、まだまだ星を積み上げていく。 (箭内桃子)

◆結果的に決勝点となったのは四回の木浪の右前適時打だが、この1点は藤本三塁コーチの好判断によって挙げたといってもいい。記録になることはないが、藤本コーチに打点1をあげたいくらいだ。  1死一、二塁からの右前打。ライナー性で二塁走者・梅野は決していいスタートを切れていなかった。事実、右翼・雄平が打球を処理した瞬間、梅野は三塁に達していない。  ベースコーチは二塁走者が三塁に未到達ならストップがセオリー。あえてGOサインを出したのは、事前に状況を正確に把握していたからこそ。まず雄平の守備位置がそれほど前ではなかった。さらに次打者は投手の青柳で、「次の次」の1番・近本も原の内角攻めに苦しみ、大きな期待をできる状態ではなかった。ならば勝負を賭けるしかない。決して間違っていない。  この決断ができる背景には、矢野野球のコーチへの浸透が推察できる。積極的に勝負をしたのなら、失敗は責めない。みんなが思い切れる土壌ができつつある。阪神は藤本コーチがそれを実践して、貴重な1勝を手にした。 (サンケイスポーツ専属評論家)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
広島
25181 0.581
(↑0.01)
-
(-)
99173
(+3)
167
(+2)
40
(-)
25
(-)
0.245
(↑0.002)
3.020
(↑0.02)
2
(1↓)
巨人
23171 0.575
(-)
0.5
(↑0.5)
102212
(-)
159
(-)
52
(-)
24
(-)
0.266
(-)
3.540
(-)
3
(-)
阪神
22212 0.512
(↑0.012)
3
(-)
98174
(+3)
195
(+2)
31
(-)
26
(-)
0.244
(↑0.001
3.740
(↑0.06)
4
(1↓)
ヤクルト
21222 0.488
(↓0.012)
4
(↓1)
98215
(+2)
220
(+3)
51
(+1)
19
(+1)
0.245
(-)
4.390
(↑0.02)
5
(-)
中日
19240 0.442
(↓0.01)
6
(↓1)
100151
(+2)
165
(+3)
28
(+1)
27
(-)
0.260
(↓0.002)
3.770
(↑0.01)
6
(-)
DeNA
17250 0.405
(-)
7.5
(↓0.5)
101165
(-)
184
(-)
50
(-)
9
(-)
0.238
(-)
3.990
(-)