こんばんは、YUKIです
【俯瞰する】
【視点を高くする】
これらは、
無意識に脳内に取り込まれた情報によって
作られ続けてきた、現状という世界を、
新たな方向性を持つものへと
リビルドしていく際に
必要とされる思考技術なのですが、
色々な方とお話していると、【俯瞰する】を、
鳥瞰図的に自分の周囲の環境を観察してみる、
という感覚で使っている人が多いのかな?
という印象なんですね。
実はこれだと、悪くないんだけど、悪くはないんだけど…
でも、ちょっともったいないんです〜!
もちろん、最初のうちは
そういった感覚でもいいんですが、
こうした思考技術に対する理解を
より深めたいと思ったとき、
そして、
自分の世界をより満足度の高いものに
バージョンアップしてきたいと思ったとき、
その見方だと、
取れる情報がイマイチ足りないことに
だんだん気付いてくるんですね。
俯瞰することで得たい視点、それは、
単に肉眼で見るように周囲の環境を観察する、
見下ろしてみる、ということではなく、
その奥の奥にある、
目には見えない背景情報、つまり、
ネットワークを見る、ということなんです。
私たち一人一人は、
世界という大きな器の中にポツンポツンと
分離・独立した状態で点在しているのではなく、
自分以外のありとあらゆる存在との間に張り巡らされた、
関係性というパイプで複雑に繋がり合っていて、
その中で、お互いに様々な役割を担いながら、
世界という全体を構成し、存在しています。
そして、そうした関係性という情報が、
私たち個人の間で
どう認識されているかというと、
それぞれの脳内の無意識領域に、
ネットワーク状のイメージとして
格納されていて、そのイメージを頼りに、
自分と世界、その両方を
同時に認識し合っています。
つまり、自分以外の存在があり、
その存在の間との関係性があるから、
私たちの脳は、
自分と世界を認識できているんです。
だから、世界=自分と、
よく表現されるんですね。
んー、ちょっと話が抽象に寄りすぎたので、
少し具体に降ろして話してみますね。
要は、この関係性というパイプと、
そこに何が流れているのか?
それを認識するっていうことがポイントなんです。
それが物質的なものであれ、
非物質的なものであれ、
すべては、
自分と自分以外の存在とをつなぐ、
関係性というパイプを通じて、
自分の元にやってきている。
こういう視点で自分の周囲を
捉えられるようになると、
自分の世界のトリックが
見えるようになってきます♡
物質的なもの、という面で言えば、
おいしいごはんも、大好きなお洋服も、
それらを買うのに必要なお金も、
自分の世界を構成するネットワーク、
つまり関係性というパイプを経由して、
どこかからもたらされたものになります。
で、非物質的なもの、
感動、体感だったり、あと、
愛情、知識といったものを
受け取りたいと思ったときも、
やはり、世界というネットワークを介して、
私たちはそれらをたぐり寄せている訳です。
結局、今自分が持っているものってすべて、
誰かを通じてどこかから
もたらされたものなんですよね。
でね、それは、
今、あなたが持っている概念、価値観、判断基準、
現象に対する解釈や、反応の仕方、
それらも例外ではないんです。
さらに言えば、
今、自分がまとっているキャラクター。
それすらも、実は、誰かとの間のパイプを経由して、
自分にもたらされたものだったりするんです!
そしてもし、今の自分のキャラクターに、
どこか違和感や、
やりにくさを感じてしまっている場合。
たとえば、【良い子】のキャラクターが
染みついてしまっていて、
つい、そのキャラクター、つまり、
設定に振り回されてしまうときって、
けっこうあるんじゃないかなと思います。
周囲の空気を読んで、
やりたくもないことを自らすすんで
引き受けてしまったりといった、have to行動ですね。
そうすると、やがて、
『自分は良い子なせいで、
善人キャラなせいで、なんだか損してる…(涙)
そうだ、良い子をやめればいいのでは!?』
っていう論理展開になっちゃいがちなんですね。
でもね、ホントのホントに重要なのは、
良い子をやめることじゃないんです。
悪い子になることでもありません(笑)
そうではなくて、
その良い子という言葉の中身、
つまり、良い子という言葉に
内包されているあなたの概念・定義が、
一体どこからもたらされたものなのか?っていうところを
見抜くことが大事なんです。
一口に良い子といっても、
そこに紐付くイメージって、一つじゃないですよね?
いつも書いていますが、
無意識はとにかくどうしようもなくパッシブなので、
ネットワークからもたらされた概念は、
意識がその情報に気付いて冷静に判断しない限り、
素直に無抵抗に受け取ってしまいます。
いかにも当たり前で、
普通のこと、当然のことっぽく頭の中に入ってこられちゃうと、
意識化されないため、無意識がするっと受け入れてしまうんです。
そうすると、その誰かの概念は、
今度はあなたの概念になる訳です。
さらに言えば、それがキャラクター性である場合、
なんと、それがあなたのキャラクターになっちゃうんですね。
ある誰かとの関係性において、
たまたま請け負った役割や性質、ムードを、
自分そのものの役割・性質・ムードだと思ってしまうのが、
無意識の生真面目なところなんです(笑)
限定講座を受講してくれているにじのひまわりさんが、
このあたりのあるあるパターンについて、
記事にしてくれていました♡
同じような経験をされている方、かなり多いと思います!
このネットワーク構造で世界を捉える技術については、
本当に奥が深く、また抽象度の高い概念なので、
これまで講座以外では
あまり触れてこなかったのですが、
結局、本当に大切な部分、
力を注ぐべき部分というのは、
欲しい感情、欲しい何かそのものを
手に入れようとすることではなく、
それらがもたらされるパイプ、
つまり、ネットワークの整備なんです。
自分のネットワークを整備してあげることが優先で、
一過性の感情だったり、手に入る何かは、
その副産物であり、結果体でしかないんです。
この視点に変わると、
一過性のもの、つまり目の前のアレコレに
そうそう振り回されなくなるし、
想定外のこと、
ふと落ち込むようなことがあったとしても、
じゃあ、ネットワークを今度はどうバージョンアップしようか?
という思考材料にしかならないんですね♡
背景に隠されている構造が見えてくると、
自分好みに世界を組み替えること、
ネットワークそのものに働きかけることが、
深刻さを伴わない、
楽しいゲーム感覚に変わってきます。
この視点を共有できるクライアント様との、
世界を変えるおしゃべりが、
楽しくてしょうがない私です♡
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