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山歩家はかく語りき

-晴登雨茶- 明日やれることは無理して今日はやらない主義です

ブンブンブン♪ (スズメ)バチが飛ぶ~♪ 二ツ森

   

山行日 2019年11月13日(水)晴れ 2名

うららかな小春日和に誘われて今日はやまがた百名山の「二ツ森」へ山歩き。

ブンブンブン♪ (スズメ)バチが飛ぶ~♪ 二ツ森

その名が示すとおり、二つの頂きを有する、いわゆる双耳峰である。 
北峰(742m)と南峰(695m)があり、地元ではそれぞれを男山(おどごやま)、女山(おなごやま)と呼ぶこともあるという。 ちなみに登山道はおなごやま(南峰)にしかない。

ブンブンブン♪ (スズメ)バチが飛ぶ~♪ 二ツ森
母袋の集落から和牛センターの施設を通り抜け、放牧場の入口までくると、登山口へ至る道の分岐になっている。

ブンブンブン♪ (スズメ)バチが飛ぶ~♪ 二ツ森
そこを右折してダートな道を進む。少々ガタガタではあるが、私の軟弱車でも十分通行可能な道だった。(ただし狭いけどね)

ブンブンブン♪ (スズメ)バチが飛ぶ~♪ 二ツ森
分岐から5分ほど行くと二ツ森登山口前の駐車場に到着。 
きちんと詰めれば2~30台は楽に置けそうな広さだが今日は1台だけ駐まっていた。

ブンブンブン♪ (スズメ)バチが飛ぶ~♪ 二ツ森
登山口からはおどごやま(北峰)しか見えない。

ブンブンブン♪ (スズメ)バチが飛ぶ~♪ 二ツ森
登り始めてすぐに「のぼり滝」の分岐が見えてきたが、ここは帰りに寄ることにしてまずは先を急ぐ。

ブンブンブン♪ (スズメ)バチが飛ぶ~♪ 二ツ森
カエデやコナラの林の中へ入りしばらくは小さな小さな沢伝いに登っていく。

ブンブンブン♪ (スズメ)バチが飛ぶ~♪ 二ツ森
登山口周辺は綺麗な黄葉がまだたっぷりと残っている。

しばらく登っていくとなにやら周囲から異音が聞こえてきた。 
ん? この音は!  とっさに頭に危険信号が点灯する。

ブンブンブン♪ (スズメ)バチが飛ぶ~♪ 二ツ森
それはブーンブーンという重い羽音。 スズメバチである。
5メートルほど前方をみると、スズメバチが数十匹ほどグルグルと飛び回っている。

登山道わきの倒木のムロが巣のようで、そこから盛んに出入りしているのが見える。
11月ももう半ばだというのにこれだけ活発に飛び回るとは、今日はよほどスズメバチにとって気持ちの良い小春日和なんだろう。

ブンブンブン♪ (スズメ)バチが飛ぶ~♪ 二ツ森

幸い攻撃態勢には入っていない様子ではあるが、こんなに活発に飛んでいては危険だ。そーっと後ずさりしてしばらく様子を見ることにしたが、騒ぎは簡単には収まりそうもない。

しかたがないので薮の中を大きく迂回して登ることにした。

ブンブンブン♪ (スズメ)バチが飛ぶ~♪ 二ツ森
おどごやま(北峰)の中腹に息子岩が見える

ブンブンブン♪ (スズメ)バチが飛ぶ~♪ 二ツ森
1時間ほどでコルに到達。 
二ツ森は西側に遮る山がないので風衝地なのだろうか、コルまで来ると標高が500m程度なのに、高い木はなく、低い灌木ばかりで見通しが利く。 振り返れば尾花沢市街をひろく見渡すことが出来た。

ブンブンブン♪ (スズメ)バチが飛ぶ~♪ 二ツ森
まずはおどごやま(北峰)方面へ足を向けてみる。すぐに大きな岩の上に交通安全大明神の石碑があって、そこで行き止まり。この先、北峰には登山道はない。山頂への道があるのは南峰だけである。

でも見上げてみると、葉っぱの落ちたいまなら見通しも利くし、なんとか登れそうな気もする。 もちろん(良い子ならぬ)良いオッサンはそんなことはしないけどね。

ブンブンブン♪ (スズメ)バチが飛ぶ~♪ 二ツ森
戻っておなごやま(南峰)にとりつく。しかし、これがまたまっすぐの直登である。この日はお天気も良く、風もなかったために、すぐに汗だくになった。先週の御所山の急登よりずっとキツイ(かもしれない)。

山頂までずっと続く急坂を登り切るとそこには素晴らしい風景が待っていた。 山頂からの360度見渡せる大パノラマを目にした瞬間、急登の苦労など一気に吹き飛んだ。

ブンブンブン♪ (スズメ)バチが飛ぶ~♪ 二ツ森
西側に冠雪した月山が見える。
その南側に連なる朝日連峰も綺麗だ。

ブンブンブン♪ (スズメ)バチが飛ぶ~♪ 二ツ森
北西方向には山頂に雪をのせた鳥海山がクッキリと見える。 

ブンブンブン♪ (スズメ)バチが飛ぶ~♪ 二ツ森
南東方面には先週登ったばかりの御所山が見える。 そのほかにも、北峰の右後方には吹越山、南には、先月登った大平山、その奥に甑岳が見えていた。

ブンブンブン♪ (スズメ)バチが飛ぶ~♪ 二ツ森
山頂には石柱が鎮座している。 
そのかたわらで先行していたかたが1名休憩していた。スズメバチの話で盛り上がり、一緒にお昼ご飯を食べたあと、スズメバチが恐いので一緒に下ることにした。

ブンブンブン♪ (スズメ)バチが飛ぶ~♪ 二ツ森

おそるおそる くだんの現場まで下ってみると・・・
ブンブンブン♪ (スズメ)バチが飛ぶ~♪ 二ツ森
スズメバチの興奮状態はひと段落したようで巣の入口に何匹かタムロしているだけだった。刺激しないようにそーっと通り抜け、なんとかクリアすることが出来た。よかった、よかった

ブンブンブン♪ (スズメ)バチが飛ぶ~♪ 二ツ森
帰りにのぼり滝の方面へ足を伸ばす。 この辺まで下ってくるとまだまだ紅や黄色の葉が美しい。

のぼり滝とは普段は水の流れがない幻の滝である。 雪解けの時期や大雨のあとにだけ現れ、風が吹くとその水が巻き上げられあたかも登っているようにみえることからのぼり滝と名付けられたらしい。

ブンブンブン♪ (スズメ)バチが飛ぶ~♪ 二ツ森
当然の如く今日は全然水が流れていない。
というか、どこに流れるのかさえわからない…(爆)

だいたいあの辺なんだろうなぁ、と目星を付けて登山口へもどり、今日の山歩きは終了した。

ちなみに、一緒に下ってきたかたは地元の方だそうで、スズメバチの件はすでに山頂から携帯電話で尾花沢市役所に連絡しておいたから早急に対策をとってくれるだろうとのことだった。

クマも恐いけどスズメバチも恐いもんね。







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