皆さんこんにちは
少しずつモミジも色付きはじめ、
冷たい風が身に染みるようになってきましたね
体調を崩さないようお気を付けください
さて、今回は集団指示についてです。
集団指示とは、個別にではなく、クラス全体にむけてなど、
集団に対して出された指示のことです。
発達障害のお子さんの中には、
この集団指示の理解が苦手なお子さんがいます。
ただ、一口に「集団指示の理解が苦手」といっても、
実はいくつかのタイプに分けることが出来るのです
今回は主な4つのタイプについてご紹介します
自分に指示されていることに気付いていない
先生がクラス全体に向けて指示を出す場合、
主語が「みんな」などと曖昧になってしまう事が多く、
誰に対して話をしているのかや、
話の対象が誰なのかが分かりにくくなってしまうことがあります。
また、「○○くん」と個別に話しかけられていないので、
その話が自分に向けられたものだと思わず、
話を聞こうとしなかったり、
気が散って話を聞けていない
気が散りやすく、集中することが苦手なお子さんの場合、
先生の話をしっかり聞かなければいけないということは分かってい
その時々の周りの様子や、自分のやりたいことなどに気を引かれ、
先生の話を集中して聞くことが出来ていないという可能性がありま
言葉の意味を理解出来ていない
言葉のニュアンスや、
本人なりに先生の話はしっかり聞いているのですが、
話で出てきた抽象的な表現や、
結局何をしたらいいのかが分からず、
短期記憶が苦手
耳から聞いた情報をしばらくの間憶えておくといった短期記憶が苦
話がダラダラと長かったり、一度にいくつかの指示をだされると、
最初の方の話を忘れてしまったり、
話の前後関係や流れが分からなくなってしまうことがあります。
タイプが違えば、サポートの仕方も違ってきます
集団指示の理解が苦手でお悩みの場合は、
まずはお子さんのタイプを掴むことから始めてみてください
次回は、集団指示が聞きやすくなる工夫やサポート方法を
ご紹介したいと思います