米ドル/円
海外(株価・指標):原則15分ディレイ(指数によって異なります)
買・売 108.64-108.65↑(20/06/03 12:42)
前日比 -0.02 (-0.02%)
高値 108.84 (09:04) 始値 108.67 (06:00)
安値 108.40 (10:47) 前日終値 108.66 (20/06/02)
◎◎ 〔マーケットアイ〕外為:正午のドルは108円半ば、2カ月ぶり高値
2020/06/03 12:09
[東京 3日 ロイター] -
<12:01> 正午のドルは108円半ば、2カ月ぶり高値
◐◐? 正午のドルは前日NY市場終盤の水準から小幅安の108円半ば。アジア株や原油価格が上昇する中、円が弱含む流れは不変で、ドルは一時108.85円まで上昇。前日海外高値を上抜け、4月9日以来2カ月ぶり高値を更新した。
円は小幅ながら広範に下落。対豪ドルで75円半ばと5カ月ぶり、対ユーロで121円後半と4カ月ぶり、対英ポンドで137円前半、対NZドルで69円後半と、ともに3カ月ぶり安値をつけた。
◇◇ 市場では、各国の経済活動再開に向けた期待感からリスクオンムードの円売りが進んでいる、との指摘が出ている。
ただ、活動再開に伴う新型コロナ第2波の来襲や米中対立などに警戒感を示す声も多く「円安は買い持ちの解消の域を出ないのでは」(外銀)との見方もあった。
米商品先物取引委員会(CFTC)がまとめたIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組状況によると、5月26日までの週の円買い越し幅は3万4607枚と、16年11月以来3年半ぶり高水準だった。[nL4N2DD0NA]
ドルは正午にかけて108円半ばへ小幅反落した。
<10:20> ドル108円半ば、原油急伸も円安手がかり
ドルは東京市場でも続伸。仲値にかけて108.85円まで上値を伸ばしたが、公示後は買いが一服となり、108円半ばへ小幅反落した。
それでもアジア株高の下、円は全般に売りが優先。豪ドルは75円後半まで一段高で、5カ月ぶり高値を更新した。
◇◇ 市場では、リスクオンムードが勢いづいてきた一因として原油価格の急上昇も話題となっている。手がかりは、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどで構成する「OPECプラス」会合で、日量970万バレルの減産合意を延長する可能性が浮上したこと。
OPECプラスは4月の会合で、5─6月に日量970万バレルの減産を実施することで合意。世界の原油供給の約10%に当たる過去最大の減産を7月以降も継続することで、価格の下落を避ける狙いがあるという。[nL4N2DF265]
前日海外市場では、米WTI、北海ブレントがともに4%弱上昇。きょうアジア市場に入っても底堅い動きが続いており、3カ月ぶり高値を更新している。[nL4N2DG09X]
OPECプラスは予定を1週間程度早め、早ければ4日にもオンライン会合を開く。
<09:05> 円、年初来下落に転じる 目立つユーロ高
リフィニティブのデータによると、対ドルの円相場が2カ月ぶりに年初来マイナス圏へ下落した。主要通貨の対ドル相場で年初来プラス圏を維持しているのは、リスク回避局面で買われやすいスイスフランと、今年に入り利下げを行っていないスウェーデンクローネのみとなった。
一方、一時は4%超売られたユーロがプラス圏へ接近中。個人投資家の間では「ドル/円のみでなく、クロス円にも取引人気が広がってきた」(FX関係者)という。
ドルは108円後半で底堅い動き。