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bloomberg  ; 4月8日16:50分、  きょうの国内市況(4月8日):株式、債券、為替市場

2020-04-08 22:42:06 | 経済;投資、負け犬個人投資家の必死の反撃、統計・CP/AIを活用…



    ◎    きょうの国内市況(4月8日):株式、債券、為替市場

Bloomberg News

2020年4月8日 16:50 JST


●欧米での感染拡大鈍化で収束視野に、株は大幅続伸

欧米での新型コロナウイルスの感染拡大鈍化で収束が見えてくるとの期待が広がり、国内の緊急事態宣言を受けた経済への不安を打ち負かした。日経平均株価は2%超上昇し終値ベースで1万9000円台に乗せた。  


TOPIXの終値は前日比22.26ポイント(1.6%)高の1425.47
日経平均株価は同403円06銭(2.1%)高の1万9353円24銭

  米国では感染の中心地であるニューヨーク、ニュージャージー両州で新たな感染者の伸びが鈍化し、感染拡大が落ち着く兆しが見られる。トランプ政権は経済活動を再開させる計画を策定している。欧州の一部の国もロックダウン(都市封鎖)の緩和を計画していると表明した。正常化への道筋が見えてくるとの見方が出る中、アジア時間8日の米国株先物が値を上げるとともに、日本株市場でも買い圧力が強まった。

  しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹運用部長は、相場の流れが変わってきたとの認識を示した上で、今は世界的に感染の収束が「今月末から来月あたりに見えてくるというイメージで動いていると思う。これが覆されない限り株価は緩やかに上昇していくだろう」と述べた。

  国内では安倍首相が7日に「緊急事態宣言」を発令し、東京都の小池百合子知事は同日、8日午前0時から都民に外出の自粛を求める方針を示した。経済活動の停滞が懸念され、TOPIXと日経平均はマイナス圏で推移する場面もあり、相場は相変わらず不安定だった。


●債券下落、欧米金利上昇やあすの5年入札警戒でー超長期債は底堅い

  債券相場は下落。欧米で新型コロナウイルスの感染拡大鈍化から長期金利が上昇したことに加え、政府の緊急事態宣言で市場参加者の減少が懸念される中、あすの5年国債入札も警戒され、中長期ゾーンを中心に売り圧力が掛かった。一方、超長期債は投資家からの買いが入り底堅く推移した。

新発10年債利回りは1ベーシスポイント(bp)高い0.01%、新発5年債利回りは一時1.5bp高いマイナス0.085%
新発30年債利回りは0.5bp低い0.44%
長期国債先物6月物の終値は前日比6銭安の152円16銭。午後に152円01銭まで下落した後、取引終了にかけて下げ幅を縮小
みずほ証券の松崎涼祐マーケットアナリスト

海外金利が上昇した割に円債は底堅いとも言えるが、海外でコロナ感染拡大のペースが落ちているのも事実
また、昨日の30年入札結果が弱く、5年入札に対する警戒感もある。ドル・円ベーシスの水準から海外勢も参加しづらい
緊急事態宣言が出たことでオペレーションとして入札を取り組みづらくなっている。先物も取引が少なく値段がとびやすい
一方、超長期債は前日に比べると底堅く、日銀が過度の金利上昇を抑制する中、押し目買いしやすい

○ 日銀オペ
残存1年超3年以下が3200億円、5年超10年以下は3500億円と、それぞれ前回から据え置き
応札倍率は残存1-3年が3.01倍に上昇、5-10年は2.43倍に低下


みずほ証の松崎氏
実勢水準に比べて無難な結果で相場への影響も限定的


●ドル・円底堅い、リスク回避の動き一服-一時109円ちょうどまで上昇

  東京外国為替市場のドル・円相場は前日終値付近を中心にもみ合いながらも底堅く推移した。朝方は新型コロナウイルスによる欧米での死亡者増などを懸念したリスク回避的なドル売り・円買いが先行したが、日本株上昇に合わせ小幅に上げる場面もあった。オーストラリアドルは、S&Pグローバル・レーティングによる同国の格付け見通しの引き下げを受けて売られた。

   
  ドル・円は午後4時8分現在、前日比横ばいの1ドル=108円80銭。朝方に108円51銭まで下げた後、午後に一時109円ちょうどまで上昇
オーストラリアドルは対ドルで0.5%安の1豪ドル=0.6139ドル。対円では0.5%安の1豪ドル=66円79銭
ユーロは対ドルで0.3%安の1ユーロ=1.0858ドル。欧州連合(EU)の財務相が新型コロナ対策で合意に至らなかったとの報道が売り材料に
りそなホールディングスの市場企画部の梶田伸介チーフストラテジスト

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言で実需筋は不要不急の取引を手控えており、株価くらいしか手掛かりがなく目先の方向感に乏しい
 
ユーロはEU財務相会合の物別れを材料に売られている。ただ、欧州では最初は交渉がまとまらなくても最終的には妥結するパターンがよくあるので、現時点ではさほど心配する状況ではない
IG証券の石川順一シニアFXストラテジスト

新型コロナウイルス感染拡大がピークアウトしたのか、期待と不安が入り混じって右往左往している状況
通貨オプション動向をみると、市場は日本の緊急事態宣言をいずれ来るべきものが来たと冷静に受け止めているようだ

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