(台風19号1か月「住まいへの不安」が最多 被災者アンケート)
① ""台風19号1か月「住まいへの不安」が最多 被災者アンケート””
2019年11月12日 5時34分
🏢 🌊🌊 📘 NHKは今月上旬、台風19号の豪雨で川が氾濫するなどした福島県、宮城県、長野県で住宅に被害が出た人や避難所で生活している人などおよそ330人を対象にアンケート調査を行いました。
その結果、「今後の生活で不安を感じることは何か」と複数回答で尋ねたところ、 ▽「住宅の再建や修理」と答えた人が35.7%と最も多くなり、 ▽「住まいの確保」と答えた人も13%いました。
被災から1か月たっても残る住まいへの不安は去年の西日本豪雨など過去の災害でも多く聞かれ、生活再建の基礎となる住宅の対策を改めて検討する必要があることが浮き彫りになりました。
また、ローンの返済など「金銭面」に不安があると答えた人が21.2%に上り、生活再建に向けた幅広い支援が必要なことも分かりました。
このほか、 ▽「地域の復興」が6.5%、 ▽ 「仕事」が4.8%、 ▽ 「ライフラインの復旧」が2.7%、となっています。
「住宅再建の支援策充実 自治体へ相談を」専門家
👤 防災が専門の静岡大学の牛山素行教授は「過去の災害でも、発生から間もないうちは住まいに関する不安が高まる傾向がある。
ただ最近では住宅再建に関する公的な支援もかなり充実してきているので、被災者の方は、自治体に相談したり制度を確認することが大切だ。
自治体も、適切な支援を行うため国や県に積極的に問い合わせていくことが重要だ」と指摘しています。