◎◎ 日本株は大幅続伸、米中株大幅高で景気回復期待-輸出など全業種高い
長谷川敏郎
2020年7月6日 7:53 JST
更新日時
2020年7月6日 11:46 JST
6日の米S&P500種Eミニ先物一時0.9%高、中国上海総合は高値
ドル・円は1ドル=107円70銭台、米政権は対中制裁措置を検討
○○⇧ 6日の東京株式相場は大幅続伸。米国株先物や中国上海総合指数の大幅高、為替の安定から海外景気の回復期待が強まり、電機など輸出関連、鉄鋼や非鉄金属など素材、小売りなど東証全33業種が高い。
TOPIXの午前終値は前営業日比18.56ポイント(1.2%)高の1570.89
日経平均株価は306円24銭(1.4%)高の2万2612円72銭
〈きょうのポイント〉
アジア時間6日の米S&P500種Eミニ先物は一時0.9%高と大幅高で推移-中国上海総合指数の上昇は3%上回る
トランプ氏、中小企業向け「給与保証プログラム」の延長法案に署名
きょうのドル・円相場は一時1ドル=107円70銭台、前営業日の日本株終値時点は107円50銭
新型コロナの米感染者増加率2%、週平均上回る-東京都内の5日のコロナ新規感染者数は111人
トランプ米政権、「香港自治法案」とは別の対中制裁措置を検討-当局者
¤¤¤ しんきんアセットマネジメントの藤原直樹運用部長は「米市場が休場ではあるが、先物が堅調とあってそこを期待しているのではないか。為替が若干円安に振れている」とし、「需給的には買いたい人は多いと思う。新型コロナ感染第2波で株価の二番底が来なかった」と述べた。
¤¤¤ 米S&P500種Eミニ先物は0.9%高と大幅高となっているほか、中国上海総合指数は一時3.5%高と続急伸でことしの高値を更新している。東海東京調査センターの平川昇二チーフグローバルストラテジストは「中国経済は雇用こそ改善していないが、工場や店舗などが再オープンしたことで非製造業などがフルスロットルの状態となっている」と述べた。
東証33業種では海運や空運、鉄鋼、証券・商品先物取引、非鉄金属、機械が上昇率上位
鉱業は下がった
ことし高値を更新
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