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　奥多摩町西部の日原地区は地区につながる唯一の道路が崩落して45世帯73人が孤立状態となり、町では50台前後の車が取り残されているとみています。

　国土交通省は台風19号のあと、復旧状況に応じて、被災地の車検の有効期限を２週間ごとに延長していますが、町は道路の復旧には相当な時間がかかるとして、日原地区を対象に大幅に延長するよう求めています。

　町によりますと、消防団が所有する孤立地区で唯一の車が今月７日に車検の満了日を迎えたほか、バスが運行できないため地区内で住民の送迎を行っているワゴン車、それに東京消防庁の救急車も満了が近づいているということです。

👤　奥多摩町役場総務課の平原悠貴主事は「車がないと生活が困難な地域で車検については住民も不安に感じている。少しでも安心できるよう道路が復旧するまで延長をお願いしたい」と話していました。

　国土交通省関東運輸局では地域の被害状況を踏まえて延長する期間の拡大を検討したいとしています。