出雲大社近くの駐車場で車中泊をした後、そのまま早朝参拝をしました。

大和民族のDNAを頂く身として、深く帰依する聖地となりましょう。

境内を歩き、前日訪れた足立美術館のハイソさとはまた異なったニュアンスの、整然な手入れに感嘆させて頂きました。

 

とりわけ畏怖を感じさせられたのは、神話の神様が金色の魂を授かる像(ムスビの御神像)。

一番に拝めたかったのは、直径1.5mほどあろうかと思われるこのしめ縄です。

それにしても、造った人たちは凄い。

こちらは、つい先日中止が発表されてしまった出雲駅伝のスタート&ゴール地点。ここを目指していた競技者ならば、そこに立つとゾクゾク…を感じる場所なのだと思います。

その通りの一角にある、一畑鉄道・出雲大社駅舎はレトロな雰囲気。まだ始発前の時間帯です。

 

世界中にコロナ禍を撒き散らした原因は何か? それにより、こうした地方の隅々まで人々の暮らしが脅かされているのですよ。

八百万(やおよろず)の神様、どうか降臨し、悪の枢軸に対して裁きを下さい。

 

 

さて、4日間滞在の二日目、明日の天気も怪しいし、最終日に持ち越すとレンタカー返す神戸までの行程がタイトになるし…

ならば、これから山登りしてしまおう!

 

途中、松江市内に寄って、小泉八雲さんの旧邸をチラ見。

情報の流通がごく限られていた明治の時代に、ふとした伝聞から日本という国に理想郷の思いを抱いて来日し、伴侶を得、国籍を取得して骨を埋めるに至った生涯。

我が国の現在の異国人の帰化申請は、驚くほど簡単だと実体験した作家の石平(せきへい)さんは言っていた。国家に対して忠誠を誓う制約が不要なのだと。これでは悪意を以て日本人に成りすます勢力に乗っ取られ放題では。

八雲先生から見て、こんな有様をどう思うでしょうかね?

 

 

大山(読みは「だいせん」)の登山口まで来ました。明日がこれより条件がいいとは限らないので、とにかく登る!

最初は参道を進むが、すぐ右折して橋を渡った先に夏山登山口、というのがあり、そこが正式なスタート地点。

1合目から各合目の所要時間は大体10分程度。丸太階段が続き、特に苦も無く進めている。

 

実は8年前にもこの山に挑み、この6合目にて暑さバテ→尻尾を巻いて退散、の苦い過去があり、再チャレンジだったのです。

ちなみにこの6合目の小屋は工事中のため、フェンスの網目から撮影しています。雲に覆われたその先が、確か豪快なカール地形になっており、もうあんな所までは登れない、とギブアップした因縁の地点なのです。当時は百名山を制覇、なんて目指してなかったので。

 

山頂付近の木道は、強風が吹き荒れ、ロープ掴んで時々前屈み姿勢で停止しなければならない程のインパクトでした。

すぐ先の行き止まり箇所から引き返してきた人から、どこが頂上なのでしょうかね? と。

山頂小屋も工事中という事で、この先は進めない、という箇所まで来て登頂扱いとしました。見ての通りくつろげる様な状況でないので、そそくさと下山しちゃいましょう。

 

歩いていてずっと印象的だったのは、ガクアジサイが1,700mの標高近くまで群生していたこと。

景色は、下山途中のほんのピンポイントで、こんな程度のものしか見れませんでした。

遠路はるばる来たのだから、山頂から日本海の雄大な眺めを味わいたかったものです。梅雨の野郎、居座りすぎだぞ!

 

行者谷別れというポイントから、来た道戻りでなく、右に方向転換します。

お寺の境内登山口まで戻ってきて解放されたと思ったら…

ここから先の雨水を含んだ石畳の山道下りが、すっごい滑るよ!

 

百名山87座目。淡々としたリベンジ登山でした。

 

<当日の行程>

大山ナショナルパークセンター駐車場9:09→9:24夏山道登山口→9:37一合目→10:18行者谷分かれ→10:32六合目避難小屋→11:02石室方面との分岐→11:07大山頂上避難小屋→12:00行者谷分かれ→12:35大神山神社→12;55大山ナショナルパークセンター駐車場

 

 

参道にあった日帰り温泉で体を癒すつもりだったのが、車外に出るのも厳しい大雨に見舞われたので、そのまま宿泊予定地に向け移動です。

代わりに寄ったのが関金温泉の湯楽里というホテル。温泉街突き当りの高台にありました。

泉質は、これから向かう三朝温泉と同じ放射能泉。独泉でじっくり浸かって、いい気分。先ほどの大山のよりも、数日前の笠ヶ岳登山と疲れを取らなきゃ、って按配でしたが。

浴室の窓向こうはベランダになっており、大山で味わい足りなかった景色をここで堪能(笑)。

この掲示板の手造り感がまた、心をほのぼのさせてくれるものです。

 

 

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