魚沼エリア登山三連休の、二日目は栃尾又温泉の自在館に宿泊しました。

 

秘湯を守る会の宿で人気もあるので、温泉ファンならお馴染みといって良いだろうし、今更俺如きが何を…って感じですが、館内写真中心に、目に焼き付いた情景を記事として残しておきたいと思います。

(浴場のUPは、撮影禁止になっていたから、今回はありません。)

 

コロナ禍の自粛ムードがあるとはいえ、人気宿・夏真っ盛り・三連休という高ハードルの予約が、まさか取れるとは思ってませんでした…、しかも一人宿泊で。空きを見つけて予約入れたのはほぼ一か月前のこと。

 

いざ、入館するとご時世柄、スタッフさんたちの手厚い接客も控えられていたが、館内全般にホスピタリティの空気を感じさせてられたものです。

アナログレコードが視聴できるなんて超・感激です。

当然昭和の曲ばかりで、ほぼ邦楽。舟木一夫~聖子ちゃんあたりの時代に跨り、ジャンルは万遍無く揃えている感じ。

針を落とすのも手動なんですね。数曲、懐かしのメロディーを堪能させて頂きました。

 

大人気の宿に泊まることは殆どない身には、どの館内景色も新鮮に響く。いにしえ情緒も引っくるめ、建物内でもあえて“情景”という言葉を使いたくなります。

 

WIFIも普通に入る部屋でもあり、一人でこんな六畳二間の空間が占用できるなんて!

ずっと起きて、この空間を味わっていたい。寝るのが勿体ない!

似たような歌詞の唄がシャ乱Qのでありましたね。

明日も山登り行脚だったので、まったく寝ない訳にもいかず、浅い眠りで済ませたが…、不十分な車中泊を二日続けた後で大丈夫なのか。

 

 

入浴できる温泉は、別建物の共同浴場の箇所(うえの湯、おくの湯)と、自在館内独自の浴場箇所に大別できるが、正確には後者にも1箇所の共同浴場(したの湯)が有ります。実際に何度も行き来してみないと位置関係が把握できないですね。

うえの湯・おくの湯は翌日男女入れ替わる。37度のぬる湯で長時間浸かれるため、本を持ち込んでじっくり腰を落ち着けている人も目に付きました。自分としても連日の長時間山行で疲れた体にぬるめのラジウム泉―、とても都合の良い取り合わせです。

 

このイラストの左上の点線で囲われた部分は、別の2つの宿(宝巌堂と神風館)。自在館含めた3宿共同で、右下の離れの共同浴場を運営している形になります。ちなみに、自分の部屋は、二階の渡り廊下を渡った大正館で、微妙に皆一体化した造りな感じですね。

 

 

密にならぬよう、夕食は細かく時間帯の振り分けがされていたのだろうが、一人旅用途で設けられたのか、指定されたカウンター席に座ります。

通常の食事に、オプションでニジマス刺身を追加。激ウマ~!

 

子宝の湯、とも謳われるだけあって、敷地内の神社では願掛けのキューピーちゃんが沢山お供えされています。黄色い別種も見られます(笑)。

この人形付き絵馬はフロントで扱ってました。1,000円だったかな。

 

館内の浴場へは、地階を下りて行くが、適度な間隔の灯りが神秘さを感じさせてくれます。

自在館宿泊者専用の浴場は、すべて貸し切り予約制。ロビーにある台の予約表に手書きで名前を記入する程度の仕組みで、夜中はかなり空きがあった。

 

貸し切り風呂3か所は、一つだけ露天風呂だが、他の2か所の内湯は、夜半に入ると、控えめな灯りに反射する湯面がとても幻想的で、これも味わい深いものでした。

 

この自在館は、8年前に立ち寄り入浴させて貰えなかった事があり、別に高飛車な言い方をされた訳でもなかったが、何か良い印象が持てなかったところ。当時のブログにこう書き残してありました。

 

食事+入浴で入れる事を下調べ済みなのに、部屋が無いと言う。食堂メニューのコースだから部屋など不要と思うが。但し、食堂で食事するだけならOKだという。それに入浴付けたらNGだというのが不可思議だ。

 

それが時を経て、こうして宿泊でじっくり堪能、感激させられたのだから、最高級の印象で上書きされた次第です。

 

 

 

オマケとして、同じ湯ノ谷温泉郷に属して近接する、大湯温泉街の渋い情景もいくつか。栃尾又温泉は全く趣を異にしていますね。

 

スキー場を有し、宿泊施設が林立する開湯1300年の名湯だが、人っ気がなく眠りについている感じ。こうした温泉地を、“鄙びの情緒”として味わってしまうのですが、一方では老朽化・廃業した施設などが中国資本に買い叩かれ、かの国に支配される隙を与えることになりかねない。

 

特にコロナ禍で経済が傾きつつある中、GoToトラベルにネガキャン報道するマスコミドモの論調は、かの国を利するための国家転覆行為ではないのか、こうした視点も持っておいた方がいいと思うのです。

北海道内で、外国資本による土地買い漁りの実例を挙げ警鐘を鳴らしているインターネット番組もあり、最近もてはやされている知事の疑惑も紹介されています。

 

現在香港の民衆がどのような弾圧を受けているか、我が国の尖閣諸島海域がどれほど脅かされているか、その程度のことぐらいは通常のニュースで確認できる訳です。対岸の火事なのではなく、こういう“事実”から、これからの自分たちの暮らしにどう降りかかっていくか、考えるべき時は既に来ている筈です。

とかく、政治的主張など発信しにくいものですが、然るべき時にはしっかりと意思表示をする、そのための判断材料は皆が能動的に集めていくという国民性であって欲しい、と切に願います。例えば、どんな政治家を頼りにし、支持していくか、或いは探していく…というのも一つでしょう。

 
 

栃尾又温泉も大湯温泉も、その他の素敵な温泉もみな、大切に守ってきた人たちがいたからこそ、今日我々がこうして享受できています。

であれば、後の世代に残していく心構えは持ち続けていたいものです。

 

 

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