事例/むくみと靴 | 【広島】足の移動保健室/ナーシングフットケアNIKOのブログ

【広島】足の移動保健室/ナーシングフットケアNIKOのブログ

高齢者のフットケアに携わって16年目。在宅、高齢者施設に訪問して、足のケアをさせていただいています。
足の健康は、日々の生活の中で出来るケアを積み重ねることが大切です。「あるく しあわせ」をいつまでも♪

「 足のむくみ 」と聞くと、


・事務職などで座る時間が長い人
・立ったままで仕事をする時間が長い人


・女性に多い


という言うイメージを
持つ方が多いと思いますが、


実は、高齢の方も
「 足のむくんでいる人 」が多いです。




「 痛くないから大丈夫 」
「 歩けるから大丈夫 」


そう仰る方でも、


知らず知らずのうちに
痛くないように、楽なように
癖でしていることがあったりします。





例えば、「 靴の踵を踏むこと 」もその1つ。


今回の事例は、【 むくみと靴 】のお話です。

高齢者施設・入所者様・男性・歩行器使用


気づけば、踵を踏んで歩いている。
奥様が声掛けして、履き直しても
また踵を踏んで歩く。


というB様。


↑写真は、B様に声掛けをして
靴をちゃんと履いてもらった状態の写真です。


↓後ろから撮影の写真がこちら。
↑注目は、外くるぶしのところ。


分かりますか?


踵が外側に傾いていて、
更にむくみがあるため、
靴の履き口が外くるぶしの部分に当たっています。
「 当たる 」→「 痛い 」「 キツイ 」


それなら、「 踵を踏んでいた方が楽 」。


↑        ↑         ↑


そりゃぁ、そうなるかな… 。
想像がつきますね。





踵を踏むという行為が
ご本人の故意であったか
無意識であったかは分かりません。


でも、


ここで大事なのは、


なぜ、踵を踏んで歩くようになったか? 
なぜ、踵を踏んで歩いているのか?


という所に目を向けて


理由に「 気づけた! 」と、言うこと。


↑         ↑          ↑


ここからアプローチが始まります^^




さぁ、どうする?


・靴が痛い?でも転倒のリスクを考えたら
    踵は踏まずに歩いてほしいよね?


・素足に靴は、摩擦も大きいから
    靴下を履いてもらう?


・もっと履きやすい靴にした方が
    いいんじゃない?


B様は、施設入所者様。
施設のスタッフさんから出来る
アプローチもありますね^^!




と言うわけで、そこはお任せして…


今回NIKOがした対応は、
応急処置にインソール。


少しでも痛くないように靴が履ければと
靴の中敷にインソールパッドを貼りました。

↑ 外側重心、外側のくるぶしに辺りに
負荷がかかっていたので、
着地時に踵がホールド出来るようにして
少し内側に荷重がのせれるように調整しました。


外側に倒れていた踵が起きた分、
圧迫が軽減されました^^

歩くのは毎日のこと、


1日でも長く自分の足で歩けますように☆


足の小さなSOSにも気づくことも


\ 介護予防!転倒予防です(^○^) /




歩く幸せをいつまでも♪
ありがとうございました!

ナーシングフットケアNIKO

広島市を中心に
足の移動保健室を開催しています

◽︎足の移動保健室(訪問フットケア)
◽︎介護従事者対象フットケア講習会

◽︎イベント
ひらめき電球7/20(金)13:00〜15:00
ペノンにて足の移動保健室開催