この日予約したのは、近年リニューアルされた南館の洋室。
シングルに空きがなかったのでツインのお部屋をシングルユース。
室内にトイレも洗面所もある、湯治宿とは思えない近代的なお部屋。
荷物を置いて浴衣に着替え、まず向かったのは売店。
到着したのが17時過ぎ。ここの売店は18時閉店なので。
温泉のもとや、持ち帰り用の温泉が販売されているのが特徴的。
自炊部がある湯治用のお宿なので、各種食材も販売している。
安くはない、けれど。
売店を覗いた後は、その足で温泉へ。
玉川温泉はpH値が1.2~1.1という強酸性で、源泉温度はなんと98度。
ちなみに、強酸性の温泉として有名な
草津温泉が、pH2.2~1.7
蔵王温泉が、pH1.9~1.7
酸ヶ湯温泉がpH1.7
なので、↑と比較してもぶっちぎり日本一のpH値の低さを誇る。
湧出量は毎分9,000リットル。これは単一湧出口からの湧出量としても日本一。
露天風呂はないものの、大浴場には源泉100%の湯舟をはじめとし、
源泉50%のぬる湯、あつ湯、気泡湯、うたせ湯、寝湯、蒸気湯、弱酸性の湯など、
10か所もの湯舟やサウナがあり、体調や好みにあわせて楽しむことができる。
あまりに酸性が強いため、湯上り時にはかけ湯が必須。
ちなみに源泉を希釈して飲泉することもできる。
大浴場前には自動販売機が。
周りに一切の商店がない立地の温泉としては良心的な価格。
一旦部屋に戻り、一休みした後は夕食会場へ。
地酒が豊富。
お酒の種類は豊富なものの、夕食バイキングの内容は野菜中心の至って健康的なもの。
日本酒にあいそうなメニューがあまりなかった。
これ、かなり苦みが強かった。可愛い新幹線ラベルなのにびっくり。
早めに就寝して、翌朝。
おはようございます。
お部屋の照明がリモコン式。自宅よりハイテク。
普段より2時間も早く目が覚めたので、早速朝風呂へ。
結構、ご年配の方でにぎわっていた。
朝食会場は、夕食を食べたのと同じ会場。
玉川温泉は敷地が広く、更に館内のアップダウンも激しいため、本当に迷子になる…。
朝食はバイキングスタイル。
湯治目的のご年配の方向けの、お野菜中心の献立。
お部屋に戻ろうとするも、迷子に…。
ちなみに台風の影響で、屋外岩盤浴と足湯は閉鎖されていた。
南館の廊下は、湯治宿とは思えない、ホテルのような内装。
南館からは西館へ続いている。
朝食でふくれたおなかが落ち着いたころ、最後にもう一度温泉へ。
夜には気付かなかったのだけれど、大浴場前の自動販売機の隣から、自炊部に繋がっていた。
自炊部の廊下。
こちらはいかにも湯治宿といった内装。
身支度を整えチェックアウトし、田沢湖駅までの路線バスが来るまで敷地内を散策。
番人。
大浴場の外観。
源泉が流れ込んできて、湯煙がもくもくと立ち上る湯畑。
やってきた路線バスに乗り、名残惜しくも玉川温泉を後にして田沢湖駅へ。
辿りつくまでに結構な時間と費用のかかる、日本一の強酸性の温泉。
また行く機会があれば、今度は連泊したいな。
玉川温泉 公式サイト
http://www.tamagawa-onsen.jp/
次回へ続く。
ぽちっとな( ˘ω˘)
=========================
■旅行記2018
■旅行記 2017
■旅行記 2016