マレーシア昆虫教室⑤ | 虫ガールと恐竜ボーイ

虫ガールと恐竜ボーイ

虫をこよなく愛する娘と恐竜を愛する息子の日常を綴った日記です。
だんだん虫に慣れてきた母の写真・絵付き。

連載?のように続けてきたマレーシア昆虫教室、
いよいよ最終日・・・と思ったら、その前の夜のこと。


停電で失敗に終わった昆虫採集が終わって子供と寝ていたら、
ものすごい音がして目が覚めた。

ななな何?マレーシアだけに強盗でも入った・・・??

ビクビクしながら寝室の外を覗く。
こんな時に限ってダンナは子供2人を私に押し付け、
廊下を越えた向こうの部屋のダブルベッドで一人悠々と眠っている。

いい身分だなオイ!!
しかもこの物音にも全く起きる気配がない。

もう一度言ってやる。

いい身分だなオイ!!!
まあ昔子供の夜泣きでも一度も起きず、『うちの子夜泣きしないから』とか言ってたヤツですからね!!!


ダンナが起きることには期待するだけ無駄なので、おそるおそる居間に出てみると・・・、


コーカサスのオスが脱走していた。

えええええーーーー!!!


逃げたのはコイツ。↓


体長12.5cmの今回最大だったヤツ。

自分で虫かごのフタを開けたっぽい。
正確にはフタの真ん中についてる小さい扉から出ていた。
こんな小さなとこからは出られないだろうとタカをくくってたのに。


マジか!!!


狭い部屋をガツガツ飛ぶ。

いや、正確には部屋は3ベッドルーム2バスルーム+リビングで十分に広いんだけれども、

彼が自由に飛ぶには狭すぎた。


で、さっきからの音はヤツが壁やら窓に当たってる音だった。

天井にバチンバチン当たっては跳ね返り、それでもまだ飛ぼうとする。


えっと、、、つ、捕まえないと・・・!
 

でも網なしで飛んでるコーカサス捕まえるとか無理ーー!!
(荷物になるから虫取り網とか持ってきてない)

飛んでる最中の捕獲は厳しいのでしばらくトイレに隠れて様子を伺ってたら、
トイレ脇に私の指ぐらいあるでかいヤスデ見つけてまたビビり、
そんなことしてるうちにコーカサスは床に着地してくれたのでそこを手掴みで無事捕らえた。

ひゅーーー


なんとか一件落着。
アブネー。。このまま逃げたり力尽きて死んだりしたら大事件だったよ・・・。
まさか虫かごのフタを自分で開けるとは・・・っていうかむしろあんな10cmもない穴から出られるとは!!

 

そしてこの時に至り、彼方で寝ているダンナよりも

隣で寝ていた昆虫姉弟を起こせばよっぽど頼りになっただろうということに気が付いた。

遅いよ私!!!
 

とりあえずひと段落しましたが、

今の騒動ですっかり目が覚めてしまった私は水銀灯が置いてあるベランダを見てみた。
(昨日はもう一家族のベランダに置いてあった)


と、そこにも信じられない光景が広がっていた。
いや私がこんなにドタバタしてるのに一向に目覚めないダンナも信じられないけれども。

というところでもう1回だけまた続きます。