ある母親のある朝。 | 虫ガールと恐竜ボーイ

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虫をこよなく愛する娘と恐竜を愛する息子の日常を綴った日記です。
だんだん虫に慣れてきた母の写真・絵付き。

ある夜のこと。22時ぐらいになって息子がぼそりと
「あ、明日お弁当だ!」
と言いだしたときから嫌な予感はしていたんだ・・・



翌朝6時。

息子、おもむろに起きて
「マイクラやる!」
と言う。
マイクラ(=マインクラフトというゲーム)が大好きな息子、
このためなら朝も早く起きられる。
っていうかこれ以外のために早起きしたことはない。

「7時までならいいよ」

とOKする。

さて、そろそろ娘も起こして塾の宿題をさせないといけない。
娘は常に朝に弱いため、必死で呼びかけたり揺り起こして嫌がられたりしながら
何とか起こして机に向かわせるまでに30分。ここで6:30になる。

娘、宿題をやり始めるが眠いのと難しくてすぐ手が止まるので、
母が横で手助けしてやらないといけない。
しかも今日までの宿題が山のように残っている。

30分経ってもほとんど進まないのでだんだんイライラしてきて、

「自分で中学受験したいって言ったんでしょ?
 なんで学校の後とかに少しずつやれないのかなー!!
 やるならちゃんとやる、やらないならやめる!!

 受験なんか高校でも十分!」

「やだ!やる!!」


といういつもの口論になる。

そして7:20ぐらいになる。

目標8:00出発だからそろそろ朝ごはんの準備とかしないとさ・・・、
というところで思い出す。

 弁 当

ギャーン!!

慌ててキッチンへ。

とりあえず昨日の残り物と冷凍食品を弁当箱にぶちこむ。
お弁当用のおかず何もなかったので茶色いお弁当になったけど、どうしようもない。

夜に言うお前が悪いんじゃ!!

(あとで学年便りを見たら、こっそり「給食なし」と書いてあった・・・気づかない!!)
10分で朝食の準備と弁当準備終了。7:30。


そこで息子を放置していたことに気づく。

7時までと言ったのにしれっと30分オーバーしてる!!
「ごはんーー!」

「えー今セーブできないから無理ー」

「7時までって言ったでしょ!!もう7時半だよ!あと1分で来ないと明日ゲーム禁止!!」

「やだ!」


息子、ソッコーで来る。できるんじゃねーか。

しかし机に並んだご飯を見て
「ご飯じゃなくてパンがいいーー。ご飯なら食べさせてくれないと食べないー」

と非常に疲れることを言う。

このままだと本当に食べないまま学校に行くことになるので、

自分も食事しながら息子の口に米を押し込む。
 

7:50。息子驚きの
「あ!宿題あった!」

うぉーーーーい!!

しかも「自主学習ノート」とか結構重いやつなんですけど!!!
息子はノートを開いてテリジノサウルス(恐竜)の生態を雑になぐり書きし始めた。
もう直してるヒマはないので母は無視。

奇跡的に10分で書き終えた息子、見ると文字は数行で絵は日ごろの落書きレベルだったけど
もう何も言うまい。

これで8:00。何とか家を出られそうかと思ったところで

「今日学校にカメ持って行く約束してたんだった!」

とまたもや息子。

母、無視して自分のメイク。

するとほどなく

「あー!!オマエ何やってんねん!!!」

とダンナの叫び声がした。
水槽から自力でカメを出そうとした息子が水でもこぼしたかと予想したけど、
現実はもうちょっと斜め上をいっていた。

 

↓これ。



水槽から出したカメを入れる入れ物がなかったため、
既に虫がいなくて落ち葉だけになっていた虫かごの中の落ち葉を机の上にあけていた。

母、対策を考える余裕なし。
あーもう知らない。帰ったら片付けさせよう。

ここまで息子に気をとられていて放置していた娘は
何も言わなくても一人でもくもくとご飯を食べて食器を片付け、
鳥とカメと魚に餌をやっていた。感動。
虫ガールは塾の宿題以外ならほぼ問題なし。
でも、8:08ごろおもむろに音読を始めたのだけはやめてほしかった
 

8:10が子供の学校も私の仕事も遅刻のギリギリライン。
そして結局今日も8:10ギリギリになって家を出ることになった。

朝起きるのはけっこう早いくせにこうして毎日遅刻寸前の我が家。

どうしたらいいんだろうか。
出勤の電車に乗るとホッとする。