平日朝タモ網のススメ | 虫ガールと恐竜ボーイ

虫ガールと恐竜ボーイ

虫をこよなく愛する娘と恐竜を愛する息子の日常を綴った日記です。
だんだん虫に慣れてきた母の写真・絵付き。

今よりもう少し日が長い、ある初秋の夜のこと。
さあご飯も食べ終わったしそろそろお風呂かな、ぐらいの時間に
我が家の恐竜ボーイがタモ網を手に子供部屋から出てきた。

そして
「これからどじょう捕りに行く!」
と言った。

アホなの?!
母は目が点になった。

話を聞くと、今日の昼に網を持たずに近所の用水路に行ったら
水中にドジョウを発見したんだそうな。
で、後で網を持って捕りに行こう!と思っていたところ、
家に帰ってきたらテレビ見たりゲームしたりしてたら今まで忘れていたらしい・・・

で、ついさっき思い出して
「よし、行こう!」
となったと。

いや・・・、君ね、外見てみなよ。
真っ暗だよ。
ドジョウ見えるわけないでしょ。

「かいちゅうでんとう持ってく!」
いやいやそういうレベルの暗さじゃないわ。

話の通じない息子にだんだん母もキレはじめ、
っていうかオマエ今日の宿題もまだやってないし無理!!
と一蹴した。



それでもゴネる息子に、母は
「そんなに行きたかったら、明日の朝早く起きていきな!」
と、どうせ無理だろうと思いながら言った。

息子、
「わかった!明日朝5時に起きるから、『どじょう』ってささやいて!」
 

「いいよ」

どうせムリだろう。
母は安請け合いした。

翌朝五時。起きてみた母は息子の耳元で囁いてみた。
「どじょう」

なんと起きやがった!!
………

しかし彼は結局昨日宿題をやっていない!
「宿題やらないとダメだな!」
と言うと、彼はそそくさと取り掛かる。
宿題はものの30分で終わった。
 

ねえ、なんでそれ昨日できなかったのかなあ。

と思ったところで時刻は5時半。
え…、なに、これ、行く流れ??
こんな時間に…?!

でもここまできて約束を破るのは親としてダメだろう。

最後の悪あがきとして眠そうなダンナにちょこっと振ろうとしたけどやっぱり無理だった。
母、泣く泣く行く。

網持って明るくなりつつある道を息子と2人用水路へ。
ドジョウポイントについた息子。
「ここにいたんだ!!」
とタモ網をさっそく水に入れ、ガサガサとやりだした。

 

犬の散歩してるおじいちゃんがよく通って、

「何かいるの?」

と言われたり、
「ここよくカラスに襲われるから気をつけなー」
とか教えてくれたりする。

すがすがしい朝。

 

「6:30までなら好きに探してよし」

という約束であちこち探したけど朝だからかドジョウは現れず、

時間になったところでゴネずに帰宅した。


 

(おまけ)帰り道の会話。
母「どじょうってさー、強いからどこにでも住めるんだよ」
息子「え、どぼとか?」
母「どぼ??」
息子「どば??」
母?????

母「も、もしかして、どぶのこと???」

「あ、そうそうどぶ」


・・・・・。

悲しくなる息子の日本語レベル。

 

ちなみに数日後の放課後、友達と同じ場所に行って今度は捕まえてきた。

 

写真は関係ないなんとかハナムグリです(多分)

ドジョウの写真撮るのってめっちゃ難しい。