コロナウイルスについて知る際に役立つ3つのサイト

コロナウイルスについて知る際に役立つ3つのサイト

目に見えずに広がり、
「自分の身近なところにも潜伏しているかもしれない」という不安は日常のものになりつつある。

コロナウイルスが南米にも上陸したことを、Facebookなどに溢れたコロンビアの友人たちの投稿で知る。
コロンビアのドゥケ大統領が、コロンビア国外からのすべての入国者を14日間強制隔離することを宣言した。
それに応じて、ぼくもいろいろコロナウイルス(海外の情報を含め)について調べた。
そのときに参考になったものの一部をここに記す。

(コロンビア一国を扱ったものは、あとでまとめる予定だ)

根拠があることを信頼できる情報源

デマを信じたり、デマの情報を入手することは賢明なことではない。
ちまたに溢れる信頼できない情報に触れることは、精神衛生上もよくないし、
そのような情報に踊らされていると時間が無駄になってしまう。

したがって、全幅の信頼を寄せることは不可能であっても、
「おおかた間違っていないだろう」という情報を70%くらいの信頼感で知ることは有益なことだと思う。

今回は、3つだけ。
・外務省のサイト
・山中伸弥教授のサイト
・1つの良い動画

外務省海外安全ホームページ はグラフも多い

外務省 海外安全https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html

ひとつは、国からの情報だ。

「国や政府を信用できない」というひとはいるだろう。
そういうひとたちは、懐疑的にこれらの情報を眺めればよい。
たとえば、「日本の感染者はもっと多いはずだ!潜在的感染者はもっと多いのだから、こんなに低いはずがない!」と思うのであれば、それを支える根拠となる情報を得て、自分の頭のなかで試算してその数値を想像すればいい。

未曾有の出来事に対して、懐疑的・批判的な態度で物事を眺めることは間違っていないだろう。

グラフでわかりやすい情報は、 上記URLを進んだ先(https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/country_count.html)にある。

3ba967bc9c418a6236deedc4944ce41f

上のpdfのように、「 COVID-19に関するWHO・中国合同調査団による報告書 (仮翻訳)」も閲覧できる。




内閣官房のサイトも紹介しておこう

内閣官房の新型コロナウイルス感染症対策https://www.cas.go.jp/jp/influenza/novel_coronavirus.html

科学的な知見をまとめ始めている京大の山中教授サイト

山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信https://www.covid19-yamanaka.com/index.html

IPS細胞に関する研究でノーベル賞を受賞した京都大学の山中伸弥教授。
その山中教授が医学研究者としてコロナウイルスに関する科学的(客観的)な情報をまとめ、公開してくれている。
感染症が専門ではないため、一定の距離感を保っているが、非常に有益な情報である。

エビデンスがあり、正しい可能性が高い情報

・致死率は報告されている世界の感染者数と死亡者数から見ると3~4%程度
・国や地域により、致死率に差がある
・年齢により致死率に差があり、高齢者では致死率は高い。
・発症しても多くの場合は発熱や咳などの軽症
・高齢者や持病を持つ患者を中心に一部の患者では重症化(肺炎等)
・感染力(一人の感染者から、何人の2次感染者が出るか?)は、一番低い報告でも、季節性インフルエンザと同程度
・咳等の飛沫とドアノブ等を介しての接触で感染する。
・集団感染(クラスター)が世界各地で報告されている。
・クラスター以外(家庭内など)でも感染する。
・感染しても症状が出ない場合がある。
・症状がなくとも、他の人に感染させる場合がある。
・ワクチンはまだ開発されていない
・効果の証明された治療薬はない

https://www.covid19-yamanaka.com/cont7/main.html

どうやら、3月20日付近にこのサイトの立ち上げを行ったようなので、情報量は多くはないが、
その分、いまなら情報のほとんどすべてを読み切ることができる。

また、サイト内で論文を根拠にして紹介している情報については、その論文へのアクセスやタイトルも追うことができる。
当然英語の論文だが、読みたい人が読むことができ、「なにを根拠にそう主張できるのか」その根拠となる論文を明示することは非常に大切なことだ。

山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信冒頭

新型コロナウイルスとの闘いは短距離走ではなくマラソンです。1年は続く可能性のある長いマラソンです。日本は2月末の安倍首相の号令により一斉にスタートダッシュを切りました。これまでのところ感染の爆発的な広がりは起こっていないようです。しかし、疲れたり油断して止まってしまうと、感染が一気に広がり、医療崩壊や社会混乱が生じる恐れがあります。一人一人が、それぞれの家庭や仕事の状況に応じたペースで走り続ける必要があります。国民の賢い判断が求められています。この情報発信が、皆様の判断基準として少しでも役立つことを願っています。なお本活動は個人の責任で行っており、京都大学やiPS細胞研究所は関与しておりません。

https://www.covid19-yamanaka.com/index.html


ひとのため、日本のために率先して行動できることに感服する。

8分の動画でコロナウイルスについて知る

「字幕」を押すと日本語字幕が付きます

ワイドショーを見て、不安感を煽られたり、
日に日に増える感染者数のニュースを指をくわえて眺めているだけでは何も変わらない。
(指はもっとも感染が疑われる場所なので、指をくわえてはいけない)


この動画は非常に良くまとまっているので、おすすめだ。
・コロナウイルスにかかると、なぜ体の機能が低下するのか?
・コロナウイルスが人ー人で感染する理由や、その経路(現状3/22における推測)の紹介
・私たちにはなにができるのか?
・感染のピーク出現を長期化し、医療崩壊を起こさないことが大切

などをアニメでわかりやすく知ることができる。

私たちがすることは、手洗い(アルコール消毒)、うがいと思いやり

私たち皆がすべきことは、手洗いうがい。
外出した際に不特定のモノに触れるのは仕方のないこと。

お店の出入り口に、アルコール消毒液が置いてある場合が多い。
アルコール消毒によって、ウイルスを殺菌することができるので非常に有効的だ!
しかし、利用者は少ないようなので、ぜひアルコール消毒すると善い。

ぼくは土壌の微生物を抽出(実験)をするときにエタノールや有機溶媒などを日常的に使っているので、アルコール消毒の効能を非常に信頼している。


ウイルスというのは数日間は生存できるはずなので、
たとえば、不特定のひとたちが触れるもの(ドアノブ、自動ドアの開閉ボタンなど)が感染源になってしまう可能性もある。
自分が感染していた場合、自分の手のひらにウイルスが付着している可能性がある。
それをドアノブに付着させてしまえば、そのドアノブを触ったひとが指をくわえたりしてしまえば、その人は体内にウイルスを運んでしまったことになる。

したがって、入店時のウイルスの持ち込み と 出る際のウイルスの拡散防止のために、アルコール消毒を使うべきだ。

アルコール消毒は大切なことだ!

ウイルスは目に見えない。
だから、不安になる。
しかし、感染するひとと感染しないひとが存在する以上、そこにはなにかしらの理由がある。
「なぜ感染するのか、なぜ感染したのか?」を知ることは大切なことだが、
それとおなじくらい「なぜ感染しない場合があるのか」を知ることも大切だ。
突然、なにもないところから現れたりすることはない。

今回のコロナウイルスが飛沫感染のみであるとすれば、物理的な防除で防ぐことはできるのだろう。
それはつまり、外部者と接触した可能性のある部分に付着したウイルスを殺せばいいということだ。
そのためには、石けんを使った手洗いと、うがい(うがい水は飲み込まない)とアルコール消毒。

もちろん、マスクも有効だろう。
でも、お口チャックで言葉を発さず、真一文字にできていれば、自分が感染していた場合でも外には出ない(実際はくしゃみがでるだろうけど)はず。


そうは言っても、かかることもある。
その場合は落ち着いて対応していきましょう。


誰しもが被害者にはなりたくないし、加害者なんかにはましてやなりたくはない。
けれど、ウイルス感染は、気づかぬ間に被害者になってしまっていれば、咳やくしゃみで加害者になってしまう。
ワクチンができるまでは辛抱強く、
目先の出来事ばかりを追わずに、1年ないしは数年先を見据えながら行動していきたい。


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Chaito

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