死都日本 (講談社文庫) 1,100円 Amazon |
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西暦20XX年有史以来初めての
しかし地球誕生以降
幾たびも繰り返されてきた
破局噴火が日本に襲いかかる
噴火は霧島火山帯で始まり、
南九州は壊滅、さらに噴煙は
国境を越え北半球を覆う
日本は死の都となってしまう
のか
火山学者をも震撼、熱狂させた
メフィスト賞、宮沢賢治賞奨励賞
受賞作
天気のあれこれ 様
【感想】
自然現象の中で最も脅威的
なのは、大雨・大雪でも台風でも
はたまた地震でもなく、
火山噴火だという
噴火による降灰や火砕流は
もとより、
その後のによる土石流や、
噴煙が広範囲に飛び散ることに
よる世界規模での天候不順と、
農作物の不作による食糧危機が
長い年月にかけて影響を及ぼす
ためらしい
ときめき速報 様
本書は、南九州の霧島連山が
噴火したと想定したフィクション
なのだが、
これまでに世界でも類を見ない
えげつないほどの災害規模を
どのようにシミュレーションする
ことで表現できたのか
その表現力には舌を巻くばかり
である一方、
砂上の楼閣のような火山大国
日本に、日頃のほほんと暮らし
ている自分を恨めしく思った
※幸いにも、これまで自然災害
の影響を受けたことがなく、
被害ニュースを対岸の火事の
ように観ている方は、クリック
しないと天罰が下りますよ
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