【内容】コピーライトAmazon

「好きな女ができたから、

 お前とはもう遊べない」


僕らの前に現れた16歳の少女

小泉今日子


女神の存在が、うだつの

上がらない毎日を一新した


アイドルの親衛隊という居場所

で、少年たちが手に入れたもの

そして失ったものとは―


恋、友情、憧れ、生と死…

心震わす青春小説


コピーライトてっちゃんブログ2 様


【感想】

本書は、80年代アイドル全盛期

時代におけるトップアイドルの

一人、小泉今日子の親衛隊に

スポットライトを当てた物語だ



当時は大らかだったのか、

人材不足だったのか、

親衛隊が応援活動だけに

とどまらず、イベント会場での

警備やアイドルの身辺警護など

“本業”以上の役割を担っていて


またアイドルの所属事務所も

戦力として彼らの活動を容認

していたようだ


コピーライトミドルエッジ 様


ただ、親衛隊発足の起源が

暴走族であったことから

活動内容が本業を逸脱し、


他のアイドルの親衛隊や

暴走族間の抗争にまで発展し

本来趣旨からかけ離れていく

様子が如実に表されていた


コピーライトガールズちゃんねる 様


それはまるで幕末に活躍した

新選組の栄枯盛衰が、

時代を経て繰り返されている

ようにも感じられ、

読後は儚さと虚しさが漂った





※中森明菜、菊池桃子に
 デビュー当時から目をつけ、
 「俺が育てた」的に思ってる
 ヤツを、おめでたいと思う方
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