【内容】Amazon
尾木遼平、46歳、元刑事
ある事件がきっかけで
職も妻も失ってしまった彼は
売りに出している家で
3人の居候と
奇妙な同居生活を送っている
そんな彼のところに、
家出中の少女が新たな居候
として転がり込んできた
彼女は、皆を和ます陽気さと
厄介ごとを併せて持ち込んで
くれたのだった…
優しくも悲しき負け犬たちが
起こす、ひとつの奇蹟
【雑感】
大ヒット映画『ダイ・ハード』
ブルース・ウイルス演じる
ニューヨーク市警の刑事
ジョン・マクレーンが
毎回大事件に巻き込まれ、
全身血まみれで半死の目に
遭いながらも事件を解決する
痛快アクション映画だ
ミドルエッジ 様
ダイ・ハードで忘れられない
シーンの一つが、「3」の中で
犯人から出された“宿題”
『3ガロンと5ガロンの容器を
使い、4ガロンの水を作れ』
最短5手でミッション・クリア
できるのだが、いざ考えると
これがなかなかに難しい
ましてや爆弾が爆発する
タイムリミットがある中で
やってのけるのは至難の業だ
ミドルエッジ 様
閑話休題、
本書の主人公 尾木遼平は、
さながらダイ・ハードだ
些細な災難に巻き込まれた
のをきっかけに、ボロボロに
痛めつけられながらも、
最後は事態を解決に導く
唯一・最大の違いは、
ジョン・マクレーンは現役警官
だが、尾木遼平は元警察官
という点
国家権力を盾にできない
一般庶民にできることには
限界がある
HOMINIS 様
それでも事をなし得られたのは
かつて人に恩義をかけたことが
あったからで、人情というものは
やはり厚いのだ
※ダイ・ハードの“宿題”の答えが
わからず難儀している方は
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