【内容】Amazon
人は今、何をどう食べているのか
どれほど食えないのか…
飽食の国に苛立ち、
異境へと旅立った著者は、
噛み、しゃぶる音をたぐり、
紛争と飢餓線上の風景に
入り込み、ダッカの残飯から
チェルノブイリの放射能汚染
スープまで、
食って、食って、食いまくる
【雑感】
学生の頃から愛して止まない
浜田省吾さん
彼の歌≪A New Style War≫
の中で、
『飽食の北を支えてる
飢えた南の痩せた土地…』
という歌詞がある
先進国と発展途上国の経済格差
いわゆる南北問題を取り上げて
訴えている
現代もなお、全世界の人口の
12%(約8.4億人)が、満足に
食べることができていない
本書は、ベトナム戦争の爪あと
が色濃く残る当時の同国で、
客が残した残飯を半額以下で
提供する『残飯メニュー』や、
アフリカ貧困層の家庭料理など
世界の底辺層の食事事情を
体験したルポルタージュだ
くいしんぼう 様
日本でも、貧困層を救済する
ためのフードバンクや子ども食堂
が動き出してはいるが、
一方で年間621トンを排出して
いる食品ロスの削減問題の解決
は道半ばだ
さすがに国内で残飯メニューを
提供することはできないだろうが
昨今のコロナ禍問題で
テイクアウトが盛んになって
きている風潮をキッカケに、
今後は、お店で食べ切れ
なかったものは持ち帰る
という文化を、もっと根付かせ
てもよいのではないだろうか
※塚田農場の食べ残した食材を
再調理してくれるシステムは
画期的だと思い、通い詰める
ものの、お店での肩書が一向
に上がらず歯がゆい思いをして
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