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超高級時計ブランドの価格相場2023~パテックフィリップ、オーデマピゲ、ヴァシュロンコンスタンタン~
パテックフィリップを筆頭にオーデマピゲ・ヴァシュロンコンスタンタンと、時計界の絶対王者として君臨する雲上ブランド。
現在はロレックスやオメガを使っているけれど、いつかは欲しい!と憧れる方も多いのではないでしょうか?
よく「超高級」とか「中古品で車一台買える額」とか言われますが、実際のところ、これら雲上ブランドの時計はいくらくらいで購入できるのでしょうか。
定価ならすぐに調べることができますが、時計には「実売価格」というものが存在します。外国為替相場や国内流通量、ブランドの戦略などを受けて、実売価格は常に上下しているのです。
そこでこの記事では、世界三大時計ブランドの各代表3モデル―ノーチラス・ロイヤルオーク・オーヴァーシーズ―にフォーカスして、近年の価格動向を調査してみました!
時計通や富豪たちが牽引する、濃密な超高級時計市場をお楽しみください。
※グラフに記載されている相場は当店における年度ごとの平均相場となります。(中古含む)
※掲載する情報は2023年8月現在のものとなります。近年は相場の変動が激しく、あくまで参考価格となることをご了承下さい
目次
パテックフィリップの価格動向2023
紛れもない時計界の王者・パテックフィリップ。
「世界最高の腕時計ブランド」と称され、その凄まじいまでのステータス性から他の追随を許しません。
ロレックスも資産価値の高いブランドですが、やはりパテックフィリップは随一。
「日用品」と言うよりも「芸術品」「工芸品」のような側面が大きいため、時代を超えて価値の落ちない傑作を紡ぐことが大きな所以でしょう。
とりわけラグジュアリースポーツウォッチの代表格であるノーチラスは、現在正規店では数年待っても買えない現象が続いていると言います。
ノーチラス価格相場
ノーチラス 5711/1A-010
製造期間:2006年~2021年
定価:3,872,000円(税込)
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:縦 38.0mm × 横 43.0mm
全重量:118g
文字盤:ブラックブルー
ムーブメント:Cal.324SC(または26-330 S C)
防水性能:120m
年 | 付属品 | 平均相場 |
2017年 | 箱/保証書 有 | 4,680,000円 |
2018年 | 箱/保証書 有 | 5,592,000円 |
2019年 | 箱/保証書 有 | 7,336,000円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 9,592,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 13,853,000円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 14,791,500円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 14,065,000円 |
ノーチラスの一番人気モデルがコレ!
パテックフィリップはほとんどのモデルで高騰を見せていますが、Ref.5711/1A-010はまさに破竹の勢い。
ロレックスのデイトナをはるかに上回ります。
2017年7月~2018年6月の僅か1年で200万円ほど上昇、さらにその後の一年で前年を凌ぐ圧倒的な高騰を見せ、2021年には生産終了の報でまたさらに急騰しました。
現在も異常なまでの高騰は続いており、実勢相場は2000万円超(もちろんコンディションや付属品の有無によって変わりますが)・・・状態によってはさらに青天井と言って良いでしょう。ほとんど一般市場で流通することがなくなりつつあり、プレミア価格と呼ぶにふさわしい実勢相場を更新中です。
ちなみにグラフに記載されている相場は中古モデルが基準となっているため、新品並行相場よりも低い数字となっております。
2021年以降に関してはノーチラス需要の過熱によって入荷がきわめて少なく、Ref.5711/1A-010に限らず、どのモデルも実税相場は表記以上のプライスとなります。
なお、5711/1A-010だけでなく歴代ノーチラスは2020年以降、実勢相場上昇が続いています。
背景にはいくつかの事象がありますが、一つにはノーチラス 5711/1Aが生産終了したことが、大きく影響していると言えます。
2020年に白文字盤の5711/1A-011が、次いで2021年にこちらの青文字盤 5711/1A-010が生産終了し、ステンレススティール製ノーチラス 5711系がカタログから姿を消します。実際にはグリーン文字盤が後継機としてリリースされたのですが、一年のみの少量生産となり(170本限定ティファニーブルー文字盤もありましたが、こちらの稀少性は言わずもがな)、市場に行き渡るなどといった雰囲気ではありませんでした。
出典:https://www.patek.com/en/home
上のノーチラスの実勢相場推移を見て頂くと、もともと右肩上がりに相場を上昇させてはいたものの、白文字盤が生産終了した2020年を契機に急騰していることが見て取れるでしょう(次いで、翌2021年に青文字盤の方が生産終了した形です)。
白文字盤が生産終了したことで白・青ともに買いが集中した結果、生産期間は長いとは言え流通量が少ないノーチラス。品薄が超加速し、需要と供給の均衡はさらに崩れ、青天井の相場上昇となったことを示唆しています。
さらに言うと、新型感染症コロナウイルス(COVID-19)やロシア・ウクライナ危機などといった社会情勢によって、素材や輸送にかかるコストが上昇し、原価が高騰していること。一方でレジャー消費から高級時計・宝飾品消費へとユーザーの購買マインドが変化していることなどによって需要は高まり続けていることから、ノーチラス相場がなかなか落ち着かないといった状況があるのです。
そもそもパテックフィリップは決して生産量が多くはありません。そのため、以前から中国などを中心とした莫大な需要に全く供給が追い付いていない状態が続いていました。
拡大し続ける需要が需要を呼び、2022年はさらに流通量が減り、パテックフィリップ全体の相場を上昇させる可能性があります(2020年にパテックフィリップは新工場を竣工していますが、これは製造量を増やすというよりもパテックフィリップの生産に関わる行程を統合すること・歴史を重ねるにつれ増えたパーツやノウハウを収めることが目的となります)。
いずれにせよ2023年もノーチラス市場から目を離せませんね!
ノーチラス 5711/1A-011
製造期間:2012年~2020年
定価:3,575,000円(税込)
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:縦 38.0mm × 横 43.0mm
全重量:118g
文字盤:ホワイト
ムーブメント:Cal.324SC
防水性能:120m
年 | 付属品 | 平均相場 |
2017年 | 箱/保証書 有 | 3,015,000円 |
2018年 | 箱/保証書 有 | 4,450,000円 |
2019年 | 箱/保証書 有 | 5,780,000円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 6,627,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 12,500,000円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 17,700,000円 |
同じ5711/1Aの白文字盤、2012年に新色として発表されたモデルです。
かつてブルーより手に入れやすいと言われていましたが、今や過去の話。
順当に価格を上げていっており、ブルーを上回りはしないものの大きく相場が動いています。
現在の相場は約2000万円超。
ブラックブルーファンからの流入とも言われていますが、白文字盤はノーチラスにはあまりないカラーリングで、エレガントな印象が魅力です。そのため白文字盤そのもののポテンシャルも、相場高騰に一役買っていると言えるでしょう。
なお、前述の通りノーチラス 5711/1A 白文字盤は、青文字盤より先に2020年にパテックフィリップのカタログから姿を消しました。
SS製ノーチラスの5711系はいずれも廃盤となりましたが、先に生産終了が決まったのは白文字盤の方です。
しかしながらご存知のように、青・白ともにノーチラスは高級時計界を代表する超品薄モデル・・・さらに流通量が減ってしまうことを鑑みれば、本当に欲しい方は今のうちに買っておくべきモデルの一つと言えるのではないでしょうか。
ノーチラス 5712/1A-001
製造期間:2006年~現在
定価:7,678,000円(税込)
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:縦 38.0mm × 横 43.0mm
全重量:124g
文字盤:ブラックブルー
ムーブメント:Cal.240PS IRM C LU
防水性能:120m
年 | 付属品 | 平均相場 |
2017年 | 箱/保証書 有 | 4,596,000円 |
2018年 | 箱/保証書 有 | 5,484,000円 |
2019年 | 箱/保証書 有 | 7,260,000円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 7,955,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 11,975,000円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 14,180,000円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 14,750,000円 |
ポインターデイト、ムーンフェイズ、パワーリザーブと様々な機能を付加した多機能モデル「プチコンプリケーション」。
こちらは、数あるパテックウォッチの中でも傑作との呼び声高いモデルです。
3針ノーチラスの実売価格より当然高値。なぜなら3針モデルよりもはるかに製造が難しいコンプリケーションモデルは、製造コストがかかるためそもそもの定価が高いためです。また、製造時間も大きく取らなくてはならないため、3針モデルよりもさらに年間生産量は限られることとなります。
現在の相場は、状態にもよりますがこれまた2000万円超。ちなみに2021年末までは1200万円程度で購入できる個体もちらほら出回っていましたが、わずか数か月の間で数百万円の相場高騰を果たしていることを示唆しています(もっとも世界的に相場が変動しやすい、未曾有の時代とも言えます)。
なお、コンプリケーションモデルこそパテックフィリップの真骨頂と言われることも少なくありません。
多機能にもかかわらず調和のとれた文字盤デザインやエレガントな薄さなど、パテックフィリップの他社にはない風格を味わえるモデルと言えます。
パテックフィリップの今後の価格動向
前述の通りパテックフィリップの資産価値というのは凄まじいまでのものがあり、投機目的で購入される方もかなりの数いらっしゃいます。
様々な社会情勢が絡み合う中でも異常なまでのノーチラス人気を見れば、今後も価格高騰を続ける可能性は十分にあり、この傾向が投機対象としての注目度をますます上げている状態です。
数年前に購入された方は、購入時より高い金額で買取をしてもらえる可能性が高いです。
また、パテックフィリップはノーチラスだけでなく、様々な名作シリーズを展開しています。
例えばカラトラバ。
ドレスウォッチはスポーツウォッチほど人気の振れは少なく、つまり不変にして普遍の魅力があります。
歴代モデルの多くで実売価格が定価を下回っている一方で振れ幅が少ないため、安定した資産価値を持つと言えます(とは言え現行モデルなどは大きく相場高騰しているものも少なくありません)。
さらに、同じくスポーツラインとなるアクアノート。
ノーチラスの弟分的な立ち位置であると同時に、「カラトラバ」と「ノーチラス」それぞれの良いところをとった優秀な一大コレクションです。
最も定番のこちらのアクアノート エクストララージ Ref.5167/1A-001。国内定価は4,191,000円です。
他のスポーツウォッチ同様実売価格を上げ続け、新品で700万円台~。ノーチラスほどではありませんが、5711系が生産終了した今、パテックフィリップ第二のラグスポとしてますます人気が上昇しています。なお、繰り返しになりますが近年の相場変更は本当に目まぐるしく、記事執筆時点から僅か数日で相場が急上昇した・・・などといったことは珍しくありません。そのためこのアクアノートも、1000万円超になってしまうのではないかとハラハラしているところです。
こういった相場状況下において、2020年2月からパテックフィリップで始まった「購入制限」についても言及しなくてはなりません。
これは、ノーチラスやアクアノートと言った人気シリーズを中心に、「正規店での同一モデルの再購入不可」とした一種の転売対策です。ロレックスも始めている「おひとり様一点」政策で、一人が複数本を購入し売りさばくと言った行為を阻止するとともに、より多くの顧客へお届けする狙いがあると言います。
前述の通り、パテックフィリップは定価を大きく超える実勢相場を描いており、投機目的での購入が少なくないため、これに待ったをかけた形となります。
さらに2022年8月、「パテックフィリップは顧客に対し、購入から2年経過して保証書発行」といった情報が入ってきました。すなわち、購入後2年間は保証書を付属品としては発行しない、ということ!
確かにこれまで、パテックフィリップは保証書に第三者の手が加えられていない限り(例えばオーナー名が消されている、等)、保証やアフターケアについて明確な差別を設けてきませんでした。一方で購入後即売却された場合でも、「保証書の価値」が高く評価される傾向にありました(もちろんどの高級時計であっても、査定時に保証書が付属していることはプラスとなりますが)。
こういった経緯を鑑みて、購入後2年以内の売却を避けるため、保証書発行日付を2年遅らせるといった措置が取られているのではないかと思われます(あくまで、全店舗かどうか。またどのモデルでも一律ルールとして行うのかは現時点ではわかりませんが)。
保証書がなくとも、「保証」に関してはシリアル等で管理しているので、顧客が何らかのケアを受ける場合には不具合はないのでしょう。
もっとも、現状のパテックフィリップで、人気モデルが転売目的のユーザーに販売されるとはなかなか思えないところですが・・・いずれにせよ、今後のパテックフィリップ相場や流通に影響を与える事象として、注視していく必要があります。
ただし、パテックフィリップの供給量が増えるわけではありませんので、今後「新品」に関しては、ますます流通量が減少し、並行輸入店でも手に入れづらい状況は続くことが予想されます。
とは言えパテックフィリップは歴史の長いブランドらしく中古市場を確立しています。そのため生産終了モデルも多く出回っており、購入価格が抑えられるものもいくつかあります。
こういったモデルは現行にはない仕様を楽しめ、かつ人と被りづらい利点を持ちます。あえて現行や定番から外した選択をするのも一つの手ですね。
■時計好きの極地パテックフィリップを徹底解説。なぜ人はカラトラバやノーチラスに魅入られるか
■パテックフィリップも購入制限開始!ノーチラス・アクアノートの同一モデルは再購入不可へ。進む転売対策
オーデマピゲの価格動向2023
創業から130年以上にわたり一度も買収を許さず家族経営を貫いてきた、非常に稀有な存在・オーデマピゲ。
この背景から、「経営者が愛用する時計」とも称されます。
ノーチラスほどではないものの、オーデマピゲのフラグシップであるロイヤルオークも近年人気と相場を上げに上げていってます。
そもそも、ロイヤルオークの対抗機として出されたのが、ノーチラスやヴァシュロンコンスタンタンのオーバーシーズ。つまり、オーデマピゲがラグジュアリー・スポーツウォッチという現在の一世界を築き上げた祖であり、時計産業へ投じた一石は非常に大きいものでした。
ロイヤルオークは誕生から今に至るまでそのデザインをほぼ変わらず受け継ぎます。
つまり価格高騰は「近年の急激な人気」と言うよりも、いつの時代も変わらぬ人気と経済動向に起因するものが大きいのでしょう。
さらに2023年明けてすぐ、オーデマピゲの定価改定が敢行されました。2020年・2021年・2022年に次ぐ値上げです。
ノーチラス同様に留まるところを知らない実勢相場の上昇に加えてメーカー値上げ。いったい、2023年のオーデマピゲ市場は、どのような動向を見せるのでしょうか。
ロイヤルオーク価格相場
ロイヤルオーク 15500ST.OO.1220ST.02
製造期間:2019年~現在
最終定価:3,465,000円(税込)【生産終了】
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径 41.0mm
全重量:173g
文字盤:グレー
ムーブメント:Cal.4302
防水性能:50m
年 | 付属品 | 平均相場 |
2019年 | 箱/保証書 有 | 2,757,000円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 3,397,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 4,720,000円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 5,835,000円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 4,800,000円 |
2019年にロイヤルオークの最新作としてオーデマピゲからリリースされた、15500ST系。
外装デザインは先代15400STと比較しても微細な変化に留まりますが、ムーブメントには「オーデマピゲが開発に約5年の歳月をかけた」と言う、オーデマピ渾身の自社製Cal.4302が搭載されていることが特徴です。
発売当初から注目を浴びてはいたものの、長年ロイヤルオークの顔を張ってきた15400ST系が生産終了するのでは?と囁かれたことが手伝ってか、新作にもかかわらず、前世代と同程度の価格高騰に留まっていました。
しかしながら2020年に入ってから300万円超えの実勢相場を更新。多少アップダウンしたもののほとんど下落せず、現時点での実勢相場は500~600万円が相場と、立派なプレミア価格です。2023年に向かって少し落ち着きを取り戻し、480万円代になりました。少し下がったと言ってもまだまだ人気は衰えることはありません。
今後の流通量にもよりますが、パワーリザーブなど大きくスペックアップしていることから(60時間⇒70時間に延長)、安定した人気を誇ることは間違いありません。
年 | 付属品 | 平均相場 |
2019年 | 箱/保証書 有 | 2,863,000円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 2,944,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 4,439,000円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 5,722,000円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 5,341,000円 |
同時リリースされたベーシックな黒文字盤も同程度の相場情勢を描いています。実勢相場530万円台~と、ここ1~2年で100万円以上値上がりし、2023年に少し落ち着きをみせてきています。
こちらも紛れもないプレミア価格となっています。
なお、前述したシルバー文字盤は、一年遅れの2020年にローンチされます。
シルバー文字盤は先代15400STと同様に他カラーよりも落ち着いた相場感が続いていました。
しかし2021年に入ってから、じわじわと相場を上げ、現在は他の文字盤色と遜色のない高相場となっています。
まだリリースから2年程度ということもあり、流通量が少ないことも高値傾向にある理由です。
ロイヤルオーク 15500ST.OO.1220ST.01
製造期間:2019年~現在
最終定価:3,465,000円(税込)【生産終了】
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径 41.0mm
全重量:172g
文字盤:ブルー
ムーブメント:Cal.4302
防水性能:50m
同じく2019年に一緒にリリースされた中でも、ブラック・グレーに大きく差をつけて価格高騰しているのがブルーの新型ロイヤルオークです。
15400ST時代からブティック限定のカラーリングで、製造本数の少なさからなかなか市場に出回らず、稀少性の高さは群を抜いておりました。
現在、実勢相場は800万円前後~。とは言えなかなか並行市場に流通せず、正規店では予約もできない状態だと聞きます。当店でも入荷実績が少なく、グラフ化はしませんでしたが、それでも2021年の販売額が700万円前後であったことを鑑みれば、その高騰の凄まじさがわかりますね。
さらにオーデマピゲ人気が高まれば、今後ますますの値上がりが予期されるでしょう。
ロイヤルオーク 15400ST.OO.1220ST.01
製造期間:2012年~2020年
定価:2,035,000円(当時)
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径 41.0mm
全重量:172g
文字盤:ブラック
ムーブメント:Cal.3120
防水性能:50m
年 | 付属品 | 平均相場 |
2017年 | 箱/保証書 有 | 1,670,000円 |
2018年 | 箱/保証書 有 | 1,938,000円 |
2019年 | 箱/保証書 有 | 2,613,000円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 2,752,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 4,934,000円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 5,099,000円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 4,700,000円 |
こちらは2012年、15300STの後継機ロイヤルオークとして発表された15400STです。従来のケース径より2mmサイズアップしたことで、大きめトレンドに上手に乗っかった形となりました。
カラーバリエーションを持ちますが、定番はこちらの黒文字盤。
もともと人気の高かったモデルですが、2018年~2019年にかけての一年間で約70万円ほどの値上がりを見せています。
2018年に定価を上回り、2019年初頭には220万円台、さらに2019年が終わった時点では300万円近い相場、その後は500万円近くまで高騰し2023年には少し落ち着きつつあります。そして今なお、中古であっても500万円前後~と、相変わらず高い相場感を維持しています。
2019年に入って定価自体が50万円ほど値上がりした経緯もあるでしょうが、生産終了になったことも現在の相場上昇に一役買っていることが伺えます。
前述した15500STが2019年のSIHHにて、「新型ロイヤルオーク」としてリリースされました。
しばらくは15400STと併売されていたのですが、2020年に入り、ひっそりとカタログから15400系が姿を消し、生産終了が判明したのです。
こういった背景から品薄が続いておりプレミア化は着実に進行しています。新品・中古といった状態問わず、市場で見かけることが少なくなってきました。
2023年も品不足が続いており、実勢相場は高値をキープしています。
ロイヤルオーク 15400ST.OO.1220ST.02
製造期間:2012年~2020年
定価:2,035,000円(当時)
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径 41.0mm
全重量:171g
文字盤:シルバー
ムーブメント:Cal.3120
防水性能:50m
年 | 付属品 | 平均相場 |
2017年 | 箱/保証書 有 | 1,575,000円 |
2018年 | 箱/保証書 有 | 1,888,000円 |
2019年 | 箱/保証書 有 | 2,411,000円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 2,737,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 4,642,000円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 4,971,000円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 4,231,000円 |
同じく定番を飾るシルバー文字盤も、定番黒文字盤の15400ST.OO.1220ST.01と同じような相場形成を描きます。
2018年を境に価格高騰。ついに定価を上回った後、ぐんぐんと相場を上げ、2022年に500万円代とピークを迎えました。その後、2023年に向かって420万円代まで落ち着きをとり戻してきました。シルバー文字盤は現役時代は黒・青に比べると相場上昇が緩やかでしたが、現在の上昇率ではこの両者とも並ぶような勢いです。
この理由は、2020年の海外製品の流通量減少に加えて、「生産終了」がやはり大きいでしょう。しかも、シルバー文字盤の場合は他の15400系の生産終了とはちょっと事情が異なります。
と言うのも、2019年に新型ロイヤルオーク15500STが出た際、シルバー文字盤はラインナップされませんでした。結局は2020年に15500STにも新色としてシルバーが追加されることとなったのですが、それまでは「シルバー文字盤が現行から消える」と言うことで、市場から新品が激減していたと考えられます。
繰り返しになりますが、ノーチラス同様に青・黒文字盤よりかは手にいれやすいモデルではあるものの、中古でも400万円台後半~が相場です。オーデマピゲはロレックスとは異なり生産終了モデルが爆発的に相場高騰する、といったことはあまり見られませんが、市場から個体が減っていくことは間違いありません。気になる方は、今のうちにお買い求め頂くのが吉でしょう。
なお、ほんの数年前は中古であれば100万円を切る程度でしたので、その頃にご購入された方は大きな売り時を迎えていると言えます。
ロイヤルオーク 15400ST.OO.1220ST.03
製造期間:2012年~2020年
定価:2,035,000円(当時)
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径 41.0mm
全重量:168g
文字盤:ブルー
ムーブメント:Cal.3120
防水性能:50m
年 | 付属品 | 平均相場 |
2017年 | 箱/保証書 有 | 1,860,000円 |
2018年 | 箱/保証書 有 | 2,219,000円 |
2019年 | 箱/保証書 有 | 2,710,000円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 3,355,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 6,115,000円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 8,417,000円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 6,740,000円 |
ロイヤルオークにもブルー文字盤が存在し、他カラーを大きく上回る相場を記録しています。また、ロイヤルオークはブルーモデルを特に「ブティック限定」と銘打っているため、流通量があまり多くないことも大きく関係しているでしょう。2022年に当店で販売したモデルは、平均して800万円超の値付けがなされました。
現在では少し落ち着いてきたものの、高年式であれば高値は堅く、ラグスポを代表するプレミアム価格と言えるのではないでしょうか。
この高値に加えて流通が限定的であるがゆえ、欲しいと思った時になかなか手に入れられない時計好き泣かせの逸品。とは言え「高くても欲しい」という需要に下支えされ、まだまだ高い伸び率を記録しそうです。
オーデマピゲの今後の価格動向
2019年初春に開催されたSIHH―スイス ジュネーブで開かれる大規模な時計・宝飾品の新作見本市―で、後継機にあたる15500ST系が登場したことは前述の通りですが、市場にどんどん流通しており、ブルー文字盤など一部の人気モデルを除いて並行輸入店にも入荷してくるようになりました。
15500ST系の値上がりが顕著に見受けられますが、15400STも高騰しており、共に2023年に向かって落ち着きを取り戻しつつあります。
※SIHH2019会場内に展示された新作ロイヤルオーク 15500ST(RGモデルは15500OR)
外装はほとんど変わらず(インデックスやデイト位置・ケース厚など、本当に細かな部分のみ)、ムーブメントが新型にアップデートする形で発表された新作。
この新作ロイヤルオークの実勢相場によって、15400STの今後にも影響を与えていくことが想像できます。
通常、外装が大きく変わらないとハイスペックモデルの方が需要が集中するものなのですが、15400STが非常に完成されたスポーツウォッチで、長年愛されてきたこと。加えて新型ムーブメント搭載によって、0.6mmほどとは言え新作の方が厚みが出てしまったことなどから、必ずしもそう言い切れないのではないか、という声は小さくなく、実際相場は2023年8月下旬時点では15400ST系と同等のものとなっています。
※新作ロイヤルオーク15500STと新型ムーブメントCal.4302
しかしながら15500STの国内入荷が始まったことで判明したのが、新型ロイヤルオークの圧倒的人気。状態にもよるため一概には言えませんが、15400系を凌駕するような値付けがなされる個体も結構出てきており、世界的な需要の高さを伺わせます。
加えて、現行15500STは2020年~2023年にかけて、相次いで大きい幅で定価改定が敢行されていることも特筆すべき点です。
2019年時点では220万円⇒2020年に2,365,000円⇒2021年に2,530,000円、そして2023年明けてすぐに3,300,000円、さらに2023年3月の価格改定では3,465,000円と変遷しました。
定価が上がったからと言ってすぐに相場に反映されるわけではありませんが、メーカー側も昨今の需要は承知のうえ。コロナ禍における品不足も含めて、現行の供給量が2023年の相場のカギを握るでしょう。
ちなみに15400STは新品でまだ流通している形ですが、生産終了とはなっております。そのため今後、新品は言わずもがな、状態のよい中古等もますます市場で稀少性を高めていくことになるでしょう。すでに2023年8月下旬時点では、15500と居並ぶ実勢価格となっています。
こういった背景が手伝って、正直オーデマピゲ ロイヤルオークの今後の相場を現段階で言及することは、非常に困難と言えます。しかしながら一つ言えることは、「まだまだ勢いは止まらない」ということ。時計・宝飾品需要がかつてないほど高まっている今、今後もさらなるプレミアが期待できる時計の一つではないでしょうか。
なお、ロイヤルオークの過去モデルがじわじわと価格を上げてきている現状も無視することはできません。
2016年に廃盤となった39mmサイズは、2年前には中古価格で130万円を超えることはありませんでしたが、今や500万円前後~が当たり前という状況です(中古はコンディションや文字盤色にもよりますが)。
ムーブメント等スペックは現行モデル(15400ST)と同等のため、人によっては小ぶりの方がスタイリッシュ、使いやすいといった声が聞かれます。
また、オーデマピゲのブランド力ゆえか、現行の中にもレアモデルが存在します。
ロイヤルオーク 「ジャンボ」エクストラシンRef.15202ST.OO.1240ST.01はロイヤルオーク誕生40周年を祝して2012年にブティック限定で発売されたモデルで、1972年当時の意匠を復刻したもの。
本数限定ではないにもかかわらず、今や市場ではなかなかお目にかかれないほど品薄です。その新品の実売価格は2021年に入り1000万円を超えるプレミア価格に!そして2023年8月現在その価格を維持しています。
現在では結構1000万円の大台に乗るラグジュアリー・スポーツウォッチが出てきていますが、2021年という早い段階で既に1000万超であったことに、このエクストラシンの実力の程を感じさせますね。2022年にはロイヤルオーク50周年を記念して、新たにRef.16202がリリースされ、ますます注目度を高めています。
さて、ここまでオーデマピゲ ロイヤルオークの相場動向についてお話してきましたが、2023年現在の各モデルの実勢相場を出すことはきわめて難しいです。と言うのは実機がほとんど並行市場に流通しないため、「相場」として俯瞰的に見ることができないのです。
今後も流通は限定的であることが考えられるので、ますます高騰は続いていくことでしょう。あるいはオークション級に!?こちらも目が離せません。
一方でロイヤルオークはノーチラス同様、数年前に買ったモデルが大きく値上がりしていることもありますので、大きな買い時を迎えている一大コレクションでもあります。そろそろ売りたいな・・・という方は一度信頼できる買取店に持ち込んでみることをお勧めします。
ヴァシュロンコンスタンタンの価格動向2023
ヴァシュロンコンスタンタンはパテックフィリップ・オーデマピゲほどの「高騰」は見られませんが、しっかり実売価格を上げてきているブランドの代表格です。
世界で最も古い歴史と伝統を体現したかのようなパトリモニーやヒストリークも素晴らしい出来栄えですが、大人のスポーツウォッチであり同市場を牽引する存在と言えばオーバーシーズです!
オーバーシーズはヴァシュロンコンスタンタンの持つ「雲上」「伝統」といったイメージとは裏腹に、過去、モデルによってはブランドの入門機的立ち位置でした。ハイセンスなブレスレット形状やダイナミックでスポーティーなデザイン性が、逆にカジュアルに振っていると捉えられたのでしょうか。
しかし今や多くのモデルで200万円前後~が当たり前に・・・さらに2016年にモデルチェンジを果たしたことにより、超高級に恥じない格と人気を得ることとなりました。
なお、ヴァシュロンコンスタンタンも2022年2月に価格改定を敢行、2023年6月の改定でも一部モデルが値上げされています。
オーバーシーズ価格相場
オーヴァーシーズ 4500V/110A-B128
製造期間:2016年~現在
定価:3,190,000円(税込)
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径 41.0mm
全重量:166g
文字盤:ブルー
ムーブメント:Cal.5100
防水性能:150m
年 | 付属品 | 平均相場 |
2019年 | 箱/保証書 有 | 2,050,000円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 3,070,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 3,973,000円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 4,980,000円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 5,054,500円 |
2016年にモデルチェンジを果たした現行モデル。
裏蓋がシースルーとなり、ノーチラスやロイヤルオーク同様にムーブメントを鑑賞することができるようになりました。
こちらも、2017年頃の相場は200万円をきる程度であったにもかかわらず、いまでは大きく定価超え。特に近年の上昇率は目を見張るものがあり、これまでノーチラスやロイヤルオークに目が行きがちでしたが、オーヴァーシーズもその流れに肉薄する勢いです。
ノーチラス・ロイヤルオークの二大ラグジュアリー・スポーツウォッチと比べると、雲上ブランドの中ではまだお手頃な価格ではあったのですが、最近ではそうも言っていられなくなりました。とりわけこちらの青文字盤モデルは、上昇傾向がより顕著です。
ちなみに上記価格推移グラフは2021年までのものですが、2023年1月現在、既に430万円前後~と、きわめて高い値付けが当たり前となりつつあります。
オーヴァーシーズ 4500V/110A-B483
製造期間:2016年~現在
定価:3,190,000円(税込)
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径 41.0mm
全重量:165g
文字盤:ブラック
ムーブメント:Cal.5100
防水性能:150m
年 | 付属品 | 平均相場 |
2019年 | 箱/保証書 有 | 2,100,000円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 2,390,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 3,675,000円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 3,936,000円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 3,431,700円 |
定番の黒文字盤人気も、オーヴァーシーズを語るうえでは欠かせません。
240万円台~250万円台をキープした相場感が続いていましたが、コロナ禍の影響下による深刻な品薄もあって、2020年秋頃から急激な高騰状態となっています。
現在の相場は360万円前後~。以前と比較すると200万円ほど高騰したことになります。
かつてはラグジュアリーブランドのスポーツウォッチとしてはお得感が強かったものの、プレミア化の進行は止まりません。
とは言えもともと人気の高いモデルですので買い控えも見られず、黒文字盤という使いやすさから、時計店では絶対に在庫を切らせません。そのため業者間で争奪戦が起きており、現在ご売却をお考えの方にとっては、大きな売り時を迎えています。
なお、スタイリッシュなシルバー文字盤の人気も健在で、ブルー文字盤と同様にここ数ヶ月で大きく高騰傾向にあります。
年 | 付属品 | 平均相場 |
2019年 | 箱/保証書 有 | 2,100,000円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 2,390,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 3,675,000円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 3,439,000円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 3,045,000円 |
シルバー文字盤の相場は中古であっても300万円前後~。他のラグジュアリー・スポーツウォッチと比べればお得感は強いですが、それでも定価を大きく上回ります。
これまでは定価よりも安くお買い求めいただけるプライスでしたが、2021年に入り、ブルーやブラックに合わせて一気に高騰しました。
なお、シルバー文字盤に限らず、オーヴァーシーズはどのモデルも生産本数は決して多くありません。
品薄が続く現状を考えると、今後状態の良い個体を探すことが困難になる可能性があります。
近年の円安や雲上ブランドへの人気を考えると、早めに手に入れておきたいところです。
オーヴァーシーズ 5500V/110A-B148
製造期間:2016年~現在
定価:4,620,000円(税込)
素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径 42.5mm
全重量:188g
文字盤:ブルー
ムーブメント:Cal.5200
防水性能:150m
年 | 付属品 | 平均相場 |
2019年 | 箱/保証書 有 | 2,680,000円 |
2020年 | 箱/保証書 有 | 3,280,000円 |
2021年 | 箱/保証書 有 | 4,105,000円 |
2022年 | 箱/保証書 有 | 4,780,000円 |
2023年 | 箱/保証書 有 | 4,680,000円 |
2016年にフルモデルチェンジを果たしたオーバーシーズと言えば、こちらのクロノグラフも忘れてはいけません。
オーバーシーズは「大人のスポーツウォッチ」でもありますが、こちらは「大人のクロノグラフ」。
オーバーシーズらしく細部までこだわりぬかれた高級感と、調和のとれたかっこいい文字盤デザインが魅力です。
3針モデルと同じく2020年秋頃から一気に相場が高騰し、半年足らずで50万円以上も値上がりしています。2022年まで値上がり続け、2023年には少し落ち着きをみせています。
とはいえ、これほどまでに美しいクロノグラフは、ヴァシュロンコンスタンタンならでは。
雲上ブランドの時計は軒並み価格を上げているため、相対的にはリーズナブルであると言えるのではないでしょうか。
ヴァシュロンコンスタンタンの今後の価格動向
ヴァシュロンコンスタンタンの相場は雲上時計の価格高騰に合わせて大きく値上がりしています。
かつてはスポーツロレックスにちょっとお金を足せば買える時計といったイメージが強かったことを考えれば、かなり急騰している印象です。
ただ、そのスポーツロレックス自体もデイトナを筆頭に大きな価格高騰が起こっており、もはや高級時計市場自体が異例の値上がり状態となっていると言えるでしょう。
また、オーデマピゲ同様派生モデルが多いため人気の分散や価格差はかなり大きくなります。例えばクォーツ式や中古ですと、かなり価格を抑えられるでしょう。
■世界最古にして今なお最先端を走る「ヴァシュロン・コンスタンタン」の魅力
■人気のヴァシュロンコンスタンタン10傑。40代以上の男性にお勧めしたい時計
まとめ
たった数年の間に激動の市場形成を行ってきた世界三大時計ブランドたち。
この市場を牽引してきたのは、投資目的の方もいらっしゃるでしょうが、筋金入りの時計通たちに他なりません。
今後も、為替相場や流通量の影響でまだまだ価格高騰の波が続きそうです。
狙っている方々は、お早めのご決断をおすすめします。
文:鶴岡
※掲載している定価・相場は全て2023年1月現在のものとなります。
■世界三大腕時計ブランドの魅力。パテックフィリップ、オーデマピゲ、ヴァシュロンコンスタンタン
■ロレックスを超える美しさ。世界の“超高級腕時計ブランド”7選
■超絶複雑機構(コンプリケーション)名鑑~パテックフィリップ,オーデマピゲ,ブレゲ等~
この記事を監修してくれた時計博士
穴井 孝美(あない たかみ)
株式会社羅針 取締役社長
1967年生まれ
高校卒業後、電機メーカーに就職し生産管理を学ぶも一年半で退職。
銀座の通信販売会社にて輸入時計の販売に従事。
輸入時計卸売会社を経て、2006年に東京都台東区にて株式会社羅針を設立。
香港、シンガポールなど海外と国内小売店とのネットワークを活かし時計の卸業として事業を展開する。
- 2009年に銀座に移転し、販売買取のリテール事業を開始。
- 2011年に銀座本店を移転オープン。
- 2017年に買取サロンオープン。
- 2018年に銀座ナイン店オープン。
- 2022年に銀座中央通り店オープン。