ベランダ蘭

灼熱と強風のベランダで健気に育つランの観察

2018/08/14 (火): Tillandsia aeranthos

2018-08-14 | ラン科以外
前日8/13のベランダの日中最高35.5℃、夜間最低26℃
今日は気持ちの良い(= 適度に風があり、青空と白い雲のコントラストが良い)晴れ。
しかし例によって風で背の高い Dendrobium wardianum がぶっ倒れる。

Phal. Cornustris の花茎が重みで垂れて他の植物に当たるようになってきたので、支柱を立てて矯正。

Phal. pulcherrima の2輪目のつぼみがほころび始めた。

一週間くらい前からベランダをアリが歩き回っている。どこかに巣ができたようだ。
去年は、まだミズゴケ植えしていた時の Dockrillia linguiformis の鉢に巣があったが、コルク着生するときに退去させた。

富貴蘭の新しい葉が何枚出たとか、そういう程度の変化しかないので、久しぶりにラン以外の植物の写真を。

 2018/5/7撮影

チランジア アエラントス Tillandsia aeranthos (と推定される種)です。

2016年11月にヤフオクで Tillandsia bergeri として落札購入したものの、咲いてみたら花が違いました。
aeranthosbergeriは近縁なため、未開花の状態では区別が難しく、また種間雑種も多く混ざっているそうです。
bergeriの特徴である花弁の「捻り」が無いので、これは雑種でもなくaeranthosで合っていると考えています。

 2018/5/7撮影

全体像。
コルクに着生させるとか、霧吹きするとか、はたまた水に一晩浸けるとか、色々と流儀があるようですが、
素焼き鉢に軽石植えで、他のランのついでに如雨露で水をかけているだけです。

上記のように、開花するまではbergeriだと思っていたわけですが、bergeriは低温で開花が誘導されるとされています。
そこで昨冬はベランダに出したまま放置でしたが(最低で-3℃くらい)、全く傷むことなく越冬しました。
こんなに強健なのに、なぜか100円ショップの園芸コーナーのチランジアではaeranthosを見たことがありません。なぜ?

 2018/4/6撮影

冬を越して、茎頂の形が変わり、開花しそうだと気付いた頃。

 2018/4/19撮影

赤く色づいた花序の苞が出てきて、この時点でbergeri(苞の色は薄いはず)と違うかもしれないと予想した。

 2018/4/27撮影

開花の数日前。

 2018/5/1撮影

開花。

開花の兆候が出てから一ヶ月以内に咲くというのは、蘭と比べると早いと感じます。
とは言え、蘭でも Dendrobium crumenatum は低温(摂氏で5.5℃の気温低下)を感じた日から9日!で咲くそうですが。
参考:「南国~車いす日記」ブログ
http://blog.livedoor.jp/k_son_1231/archives/6261382.html
http://lucena.blog.fc2.com/blog-entry-1521.html

 2018/8/9撮影

チランジアは開花によって芯止まりになるので、脇芽が4つ出てきました。
クランプ(株立ち)になると鉢植えが難しくなるので、もう少し大きくなったら着生に移行する必要があるでしょう。
来春かな。

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7月末にメキシコの南で発生したハリケーン Hector が、太平洋を西に進み続けて日付変更線を越え、台風17号になった。
既に勢力はかなり弱まっているので消えそうだけど、移動経路がすごい。


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