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キャッシュへの回帰 まだ序の口

ロイター
新型コロナウイルスの感染拡大が世界中の市場を動揺させる中、投資家らは過去1週間に記録的なペースで債券からキャッシュに資金をシフトさせた。バンク・オブ・アメリカ(BofA)がEPFRグローバルのデータを基にリポートをまとめた。
それによると、過去最高の2346億ドルがキャッシュファンドに流入した。一方、1090億ドル相当の債券ファンドが償還された。
投資適格債からの資金流出額は過去最高の612億ドル。新興国債からの流出額は171億ドルと「巨額」だったという。過去2週間の債券ファンドからの資金流出は2180億ドルと「驚くべき額」で、過去1カ月の流出額は2570億ドルと過去52週間に流入した5830億ドルの44%に当たり、「債券バブルが崩壊した」と述べた。
株式ファンドからは262億ドルの資金が流出。米株ファンドからは158億ドルが流出した。
また、株式のアロケーション比率は52.8%と2013年2月以来の低水準となった。
リスク選好度を測るBofAの「ブル・ベア指標」がゼロとなり、「最大限弱気」な水準に達した。米連邦準備理事会(FRB)や米政府による景気刺激策が奏功すれば、金融市場や株式市場が大幅に回復する可能性を示唆しているという。
ただ同じくブル・ベア指標がゼロとなった08年7月時は、4週間後にリーマン・ブラザーズが破綻したため市場の回復は見られなかったとした。

キャッシュへの回帰は、まだ序の口。
世界総デフレになって、 本格的なキャッシュへの回帰となる。