Voice of the heart

綴ってます

別人


夕べの
あなたが抱いた女と


雨の中を
傘も差さずに歩いている女は


別人





シーツの海の
吐息に溺れる女と


バス停で
子どもに話しかける女は


別人





名前も知らない


職業も知らない


利き手がどっちかも


血液型も


誕生日も知らない


何も知らないでいい





もしも何処かでまた会っても
その女は


別人

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