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退院祝いでお金を贈る場合には、どんなマナーを押さえればいいんだろう?

 
退院祝いという言葉は、あまり馴染みがないかもしれません。

「快気祝い」という言葉はよく耳にしても、「退院祝い」に関してはそう多く耳にしないですよね^^;

そもそもこの両者の区別はできていますか?

 
両者の違いを簡単にご説明しますね。

快気祝いと退院祝いはそれぞれ・・・

  • 快気祝い:入院していた人が贈るもの
  • 退院祝い:入院していた人に対して贈るもの

つまり、入院していた側かどうかの違いがあるというわけ。

 
退院祝いは品物で贈ることの方が多いです。

しかし、選ぶ手間や現金の方が受け取る方も使いやすいことを考慮して、現金を贈っても問題ありません。

 
でも、そこで悩むのが退院祝いのマナーのこと。

退院祝いお金の入れ方表書きは、どう対応すればよいのでしょうか?

そこで今回お伝えするのが・・・
退院祝いで現金を包む場合のマナー
 
マナーを外した対応をしてしまうと、せっかくのお祝いが台無しに・・。

お祝いを贈ったにも関わらず、非常識な人だとマイナスの評価をもらう可能性もあるのです。

そうならないよう、退院祝いでお金を包む場合のマナーをしっかり押さえておきましょう!

 
まずは退院祝いの現金の入れ方から、お伝えしていきますね。

退院祝いの現金の入れ方とは?

退院祝いでお金を包む場合にまず気になるのが、現金の入れ方のこと。

どのように入れればよいのでしょうか?

 
その答えが・・・
お札の表が向くように入れる
 
つまり、顔が印刷されている側で封筒に入れるということ。

具体的には、下記のような入れ方です。
 

また、お金を包む際は、新札を準備してくださいね。

予定が分かっているお祝い事は、使い古したお札ではなく、新札を包むのがマナー。

退院することはあらかじめ分かるので、新札を準備しましょう!

 
新札は銀行郵便局で交換してくれます。

窓口で「新札に両替してもらえいただけますか?」と尋ねて、新札に両替をしてもらいましょう。

また、銀行などに設置されている両替用ATMを利用することによっても、新札を手に入れることが可能です。

 
現金の入れ方と新札を準備した後に気になるのが、祝儀袋のこと。

退院祝いで使用する祝儀袋は、どんなものを用意すればよいのでしょうか?

 
次の見出しで詳しく見ていきましょう。

退院祝いの祝儀袋はどんなものを用いるべき?

退院祝いで用いる祝儀袋は、どのようなものを準備すればよいのでしょうか?

 
大事なポイントが次の3つ。

それが・・・

  1. 水引の色が紅白であること
  2. 結び方が結び切りであること
  3. 封筒の色が白であること

 
具体的には、下記のような祝儀袋です。

水引とは祝儀袋の真ん中あたりにある飾り紐のこと。

用途によって、紅白・金銀などの種類があります。

退院祝いの場合には、赤色と白色が入っている紅白の水引を用いるようにしましょう。

 
また、水引の結び方にも注意を払わなければなりません。

主に蝶結びの物と、結び切りといって結んだ先が上に向いて切れている物があります。

蝶結びは何度であってもよい場合に、結び切りは一度だけで良い場合に使用します。

 
退院祝いは何度もあってほしくないことですね。

そのため、結び切りのものを用意しましょう。

 
封筒の色は白のものを用いること。

背景に色の付いた祝儀袋は退院祝いにはふさわしくないので、白の封筒のものを準備してくださいね。

 
祝儀袋を準備できれば、次は表書きのことも考えなければなりません。

表書きの書き方も大事なポイントです。

 
次の見出しで見ていきましょう。

表書きはどうすればいい?

表書きとは祝儀袋に記載する文字のこと。

贈り物の目的送り主の名前を書きます。

 
退院祝いの場合には、どのように書けばよいのでしょうか?

退院祝いの場合は「祝 御退院」が一般的。

二度と同じようなことが起こってほしくないことから、このような表現となるのです。

 
もしも、相手の状況が詳しく分かっていれば、次のような表現も使うこともできます。

全快しているようならば、「祝 御全快」でも構いません。

まだ全快していない状況だと、「祈 御全快」を使うことができますよ。

 
送り主の名前はやや小さい文字で、書いてくださいね。

具体的な書き方の例が下記です。

いずれももしくは筆ペンで書きましょう。

間違ってもボールペンは使わないように。

マナー違反となってしまいますので・・。

 
表書きのマナーまで分かったところで、どのくらいの金額を包めばいいのかも気になると思います。

退院祝いでお金を包むことに慣れている人は少ないため、相場が分かりにくいもの。

 
次の見出しでは、退院祝いで現金を入れる場合の相場について、見ていきましょう。

現金の相場はどのくらい?

退院祝いを現金で贈る場合には、だいたいどのくらいの額にすればよいのか気になりますよね。

どのくらいが相場なのでしょうか?

 
実は相手によって、金額が変わってきます。

例えば、結婚祝いや香典などでも相手によって、金額が違いますよね。

退院祝いも同様に相手との関係性で金額は変わってきます。

 
そこで・・・

  • 身内
  • 友人
  • 職場関係

それぞれの場合について、お伝えしていきますね。
 

身内(親族など)

親族などの身内の場合には、5,000円~10,000円が一般的。

身内の退院祝いは、友人や職場関係の人と比べて高いです。

 
病気の時や冠婚葬祭の金額については、身内同士で一律に決めている場合もあります。

こうした決め事がないか、あなたの身内に確認しておくとよいでしょう。
 

友人

友人の場合には、3,000円~5,000円が一般的。

金額が高いほど気を遣わせてしまう可能性があるため、3,000円でも十分ですよ。

 
また、親しい友人であれば、相手が喜ぶ品物が分かっていることも多いと思います。

その場合には、現金ではなく相手が好きな食べ物や品物でもよいでしょう。

 
ちなみに、完全に回復してから食事やお茶などに誘って楽しい時間を過ごすというのも、友人ならではの退院祝いとなるかもしれませんね^^
 

職場関係

職場で関係性が深い人には、退院祝いを贈ることもあるでしょう。

職場関係の人に退院祝いでお金を贈る場合には、3,000円~5,000円が一般的。

 
贈る相手が上司や取引先の社長といった上の立場の方であっても、あまり高額な退院祝いだと気を遣わせてしまいます。

そのため、多くとも5,000円までに留めるのが無難です。

まとめ

退院祝いでお金を贈る場合のマナーについて、振り返っておきましょう。

<退院祝いで押さえておくべきマナー>
【お金の入れ方】

お札の表が向くように入れること

【祝儀袋の表書き】
「祝 御退院」が一般的

 
入院見舞いは比較的よく耳にするものの、退院祝いはあまり聞かないかもしれません。

  • 入院している間にお見舞いができなかった
  • お見舞いを渡すことができなかった
  • 入院している期間が長かった

という場合には、退院祝いを渡しましょう。

 
退院祝いの祝儀袋の表書きは「祝 御退院」が一般的。

ですが、相手の病状の具合が分かっている場合には、「祝 御退院」以外でもOKです。

相手の病状によって、

  • 全快している場合: 祝 御全快
  • 全快していない場合: 祈 御全快

を使用しても問題ありません。

 
ただし、相手が病状について詳しく話さない時には、こちらから根ほり葉ほり聞くことは避けましょう。

「お元気になられてよかったです」といった一言を添えて、渡してくださいね。

こうした心遣いも、デキる社会人として押さえておきたいマナーの一つです。

 
ご紹介した退院祝いの基本的なマナーを押さえて、心遣いを示しましょうね!