ぐちゃぐちゃの電気配線をすっきりと隠すことができるダイソーのケーブルボックスを、私は長年愛用しています。ただ、ちょっとだけ残念なことに、ダイソーのケーブルボックスにはタップとケーブルの両方を収納するのは難しいです。

その理由のひとつが、ケーブルの出口穴がケースの左右2箇所にしか開いていないため。タップにストレートタイプの電源コードとACアダプターの両方を挿して使うときは、「ケースの広い面にも穴が開いていると便利なのに」とよく思っていました。

すると先日、セリアの電気コーナーを見ていたら、穴がたくさん開いているタップケースを偶然にも発見。実際に使ってみた結果、やや難点もありますが、注意点を知ったうえで利用する分にはメリットが大きな商品だと思うので、さっそくご紹介します。

スポンサーリンク




セリアのタップ収納ケースの特徴とサイズ

セリアのタップ収納ケースは、ケースの両サイドにホール状の穴が開いているほか、背面に大小5カ所の穴が開いています。下部に大きな穴が3カ所と、上部に小さなスリット穴が2カ所です。

両サイドと背面下部の大きな穴はホール状なので、穴に直接コンセントを挿し込まないといけないから少し面倒です。でも、背面上部の小さな穴はスリット状なので、フタを開けるだけでケーブルを通せます。

ケースの底には通気用の大きなパンチング穴がたくさん開いているし、ケーブル挿入用の穴もかなり大きいから、多少ぎゅうぎゅう詰めにケーブルを入れていても、ケース内に熱がこもる心配はなさそうです。色は白と黒の2色。詳細なサイズは以下にご案内。

  • 外寸:W23.5×D9.0×H9.0cm

スポンサーリンク

セリアのタップ収納ケースのおすすめポイントと注意点

滅多に来客がないとはいえ、いくらなんでもこれはないんじゃ…と思うくらい、ぐちゃぐちゃのケーブル類(すぐにぐちゃぐちゃにするのはもちろん私じゃない!)。

でも「タップ収納ケース」を使ったところ、きれいな状態をキープできるように。

この記事でご紹介している「タップ収納ケース」のおすすめな点を、私のおすすめポイント順に箇条書きすると、

  • ケーブルをケースのいろんな場所から引き出せる
  • サイズの割に収納力がある
  • フタの上にモノを置ける
  • 他の100均ブランドのケーブルボックスを積み重ねられる

逆に残念な点は、

  • ケーブルを「穴」から入れないといけない
  • ケース内部の高さが低い
  • 頻繁にコンセントを抜き挿しする使い方には不向き
  • ケースを置く向きが限定される

個人的な感想としては、「メリットもデメリットも大きな商品」です。

延長コードのタップ部分とケーブルの両方を小さなケースの中に収納できる点は、本当にありがたいです。でも、ケーブルを入れるときは穴の中に通さないといけないから、最初のセッティングが少し面倒でした。

また、ケースの置き方は基本的に「正面向き」に限定されます。縦向きに置けないわけではありませんが、背面の穴がすごく大きいから、あれが目に入ると私はけっこう気になる。

でも一番困ったのは、ケース内の高さが低すぎて、タップを平置きにしてテレビやレコーダーの電源コンセントを挿したら、フタを閉めたときにケーブルに負担がかかったこと。かといって、タップを横向きにしてもちょうどいい場所に「穴」が来ません。

タップを斜めにしたらなんとか収まりましたが、商品としてこれは欠陥じゃないのかなって思いました。だって、パッケージイラストと同じ使い方はできないんですから。

まとめ

セリアの「タップ収納ケース」のパッケージイラストは、まさに私が求めている収納スタイルだったし、実際、ほぼイメージ通りにすっきりと収納できました。でも、商品サイズはかなりギリギリです。

3口の延長コードに3つの電源ケーブルを挿して使っていますが、どうやってもコンセント部分のケーブルに負担がかかり、なかなかうまくセッティングができませんでした。きれいに収めるのに1時間以上かかったんじゃないかな。

最終的には、1本のケーブルだけ一旦穴から出して、また別の穴から入れるという使い方をしています。これでなんとかコンセント部分の負担が解消されましたが、穴がたくさん開いているほど使いやすいわけじゃないというのが率直な感想です。

内部の高さにあと1cm余裕があればなあ、といったところでしょうか。とはいえ、大きなサイズのタップケースは1,000~2,000円で売られているから、このデザインのケースが110円で買えるのはやっぱりうれしい。

私の場合、デザインだけを見て、ケーブルの収まり具合をチェックせずに即買いしてしまったのが失敗でした。できれば、買う前にケースを手に取って、中に実際に延長コードとケーブルを入れてみると、収まり具合が分かりやすいです。

セリアでは、延長コードやケーブル類はタップケースのすぐ隣に置いてあるから、気軽に確認できますよ。

なお、ダイソーのケーブルボックスについては以下の記事で詳しく解説しています。
「電気配線の収納にダイソーのケーブルボックスを使ったらお掃除が楽になった」