郷土教育全国協議会(郷土全協)

“土着の思想と行動を!”をキャッチフレーズにした「郷土教育」の今を伝えます。

孫っ子との日常ー42 (ボールペンを使うフランスの1年生)

2019年03月13日 | 日記




フランス在住の孫娘は6才3ヶ月
日本で言えば保育(幼稚)園の年長さんだ
フランスでは既に小学校へ入学して早くも半年が経過

フランス語の読み書きと加減の計算が主な学習
特にフランス語の学習には力が入っているようだ
何より驚かされたのは1年生から筆記体で書かせること

情報によると幼稚園の年長クラスから始まる地域もあるとか
何でそんなに早くから語学を重視するのか…
様々な理由があるようだが その一つが発音の難しさ

日本語ではひらがなと音が同じなので読みやすいが
フランス語は表記と実際の音が大きく異なるので容易に読めない
だから 読めるってことはかなり語学が上達していることになる

孫娘は幼稚園を中途入園したので入学して初めてABC…を習った
最初のうちは1文字ずつ丁寧に鉛筆で書く練習をさせられた
日本語のひらがな五十音の「とめ・はね・はらい」の様に…

実は彼女にはアルファベットより先にひらがなを教えていた
私も夏休みに渡仏して根気よく教えたが…
それをマスターする前にアルファベットが始まったわけだ

スカイプではふざけてばかりで まともに勉強の話はしなかったが
初めてノートを見せられて驚いてしまった
何とボールペンで丁寧に書かれていたのだ

娘によると 鉛筆で上手に書けるようになりボールペンになったとか
青色インクのボールペンと決まっているようだ
消せないから子どもたちはより慎重に書かざるを得ない

個別にレベルアップしたことを認識させるねらいもあるとか
彼女はたどたどしい発音ながら書いた単語を読んでくれた
書くのも難しいが 読むのはもっと難しいようだ

日本語と異なり読まない子音があったりするから複雑だ
この後は冠詞の学習もあるというから更に大変だなと思う
それにしてもこの年齢でボールペンで筆記体で書くとは…!

そんなわけで しばらくは日本語の学習はお休みするしかない
この時期に徹底してフランス語の基礎を学ばせるのが国の方針だから
それは移民国家フランスの教育の在り方とも言える

-S.S-

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