郷土教育全国協議会(郷土全協)

“土着の思想と行動を!”をキャッチフレーズにした「郷土教育」の今を伝えます。

「楽しいだけ」ではいけないの? (3)

2019年04月20日 | 日記

ところで、

「楽しいだけではいけない。教育的な意義がないといけない。」

という人たちの多くが

「自分教える側が楽しいと思う(または信じている)こと、もの」

を、楽しんでくれない子どもをバカにすることが多いようだ。

 

私は「教え方、伝え方」が悪いと言いたいのではない。

教えよう、伝えようとしている「こと、もの」が子ども達とずれているのだから、楽しんでもらえないことに気づいていないだけなのだと思う。

 

だけど、この国の権威(文科省、学者、教委など)と呼ばれる人たちは

「教科書に載っていることは楽しいことなのだ。それを楽しくないというのは、それを伝える人(教師)が、悪いからだ。」

というわけ。

 

だから、心ある多くの教師が

「どうしたら、これ(教科書にあること)を楽しく伝えられるのだろう。」

と、四苦八苦することになる。

 

心ある教師の中の多くの人々は

「(教科書にある)こと、ものはいいことだ。」

と信じきっているのである。

教える「こと、もの」(学習指導要領)が、正しく(または適切に)「改訂」されてきたのなら、それでよいのである。しかし、そうではない。

(例えば、いわゆる「ゆとり教育」の批判など。)

 

だけど、教師の多くは「権威」(文科省、学者、教委など)に弱い。だから権威が認めないことを、子どもが楽しんでいると教科書にないことや、自分自身の頭で考えることなく、

「楽しいだけではいけない。」

となるわけである。

 (つづく)

 

-K.O-


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