郷土教育全国協議会(郷土全協)

“土着の思想と行動を!”をキャッチフレーズにした「郷土教育」の今を伝えます。

緑がなくなった!(9) ープロ集団の舗装工事ー

2018年10月18日 | 日記


10月に入り工事は急ピッチで進められるようになりました。

それまで単に土砂の移動だけを行なっているかに見えた土地も、だんだん宅地のような姿を見せるまでになってきました。
しかし、素人目には、一旦切り崩した土壌を再び埋め戻して固めたりする作業は、無駄に見えるだけでなく地盤が弱くなってしまうのでは…、と余計な心配をしたりしました。

そのうちに、宅地部分の造成だけでなく敷地内を通る道路の姿も見えるようになりました。
それまで深い溝を掘ったり穴を掘っていたのは、ガスや上下水道の配管をするためだったのです。
既存の道路に設置するのではなく、何もないところから作るのはこんな感じなのか…、と妙に感心しました。


さて、道路といえば我が家の東側、つまり今まで我が家と高台の林との間にあった既存の道路は4mギリギリ程度しか幅員がありませんでした。
これが、大規模開発のセットバックで何と6m強まで拡幅されました。

その道路を舗装するにあたり、私も業者から相談を受けました。
車庫前の自前で行った舗装部分をどうするか…という点と、境界点を表示する金属標をどうするかという点でした。
細かいことながら、よくぞ聞いてくれたと嬉しい思いでした。

それと言うのも、斜め向かいのMさん方では境界杭が工事で外れてしまったのに、自分から指摘する前に何のお詫びも説明もなかったという件を聞いていたからです。
尚、その話を聞いた私はMさんに、業者にはこれこれこういう風に抗議した方が良いですよ…と、アドバイスした経緯もあって、業者は気を遣っていたのかもしれません。
Mさん曰く、「女だと思って軽く見てるのかしら…」と、その後も何かと私に相談して来るようになったものです。



舗装工事には間をおいて2日間を要しました。

時間がかかったのは最初の1日目で、既存の舗装を重機で削り取る作業でした。
我が家のように地続きで車庫があったり、境界ギリギリまで塀があったりする部分は重機ではなく手作業で破砕・撤去していました。

日中の間、お昼の1時間を除いて重機は大きな音を立て地響きを起こし続けました。
延べ100m足らずですが、まさに突貫工事でした。
もちろん、この間は車両通行止めで歩行者も誘導されて歩く事態でした。

数日後、今度はアスファルト舗装の工事が始まりました。
ものすごい音とコールタールの独特な臭いと共に工事は慎重にかつ一気に進められました。

一旦間違えば大きな事故にも繋がりかねないような工事ですが、見ている私には実に面白いというか感心することが多々ありました。
労働者の連携プレーと手際良さは、そんな作業に全く知識も技術もない私にとっては感動ものでした。

熱いうちに加工しないと、固まってからでは不可能と思われる作業もありました。
また、小さな鉄板を手で上手に動かしながら先に進める工程にも驚かされました。
とにかく、「これはプロの集団だ!」と見ていて感動しました。

この日の作業員はかなりの大人数でした。
午前中の数時間であっという間に舗装工事は完了しました。
お見事!としか言いようがありませんでした。

しかし、出来上がった道路上に立って見渡すと、セットバックした道路がやけに異質なものに見えてきました。

(つづく)

-S.S-





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