ウイスキーの刻 ~Whiskyのとき~

耳を澄ませば聴こえるウイスキーのメロディ。
『ウイスキーの刻』は、その真実を探し求めていきたいと思います。

『書斎』⑥

2019-10-15 19:19:19 | 日記
 こんばんは。Aokiです。

 ウイスキーの記事から少々遠ざかっておりますが、もう少しお付き合いいただけますと幸いです。

 珈琲は、ウイスキーの大切なお友だちです。


☆☆☆

『珈琲きゃろっと』


 札幌から東に30分ほどのところに、「恵み野」駅がございます。

 ここを降りまして、メイン通りを100mほど歩きますと、比較的大きな通りと交差します。

 これが「花さんぽストリート」。


 この通りに出ますと左折し、わりとすぐ左手に佇むのが、『珈琲きゃろっと』です。

 お花屋さんかと思うほどに緑豊かな感じのお店ですので、わかりやすいと思います。


 お店に入る前に、そこを通り過ぎ、しばし「花さんぽストリート」を散策いただくのがよいかと思います。

 しばらく歩きますと大きな通りがあります。

 そこを右折し、数分歩いた後に、『珈琲きゃろっと』へと戻りましょう。


☆☆☆

 「なぜ、そのような工程を?」

 それは、この街の空気を知るためです。

 もちろん、歩いただけでは真実はわかりません。

 連なる建物の看板が示すのは、その業種であり、その実体がそのイメージ通りである保証もありません。

 ただ、可能性を感じるのです。

 この街には、優しさが漂っています。

 そして、『珈琲きゃろっと』は、優しさに満ちています。

 凝ったガーデニングではないのかもしれませんが、自然な草木を眺めながらいただく珈琲は、格別なものがあります。

 スタッフの方々の笑顔と優しさは、「重要無形文化財」として保存したいくらいです。

 「福祉」とは何かを体感できそうな街「恵み野」。

 その和やかな風に吹かれて訪れる笑顔のcafé。

 都会の雰囲気のよいcaféと少し異なるのは、ここは地域の皆さまの憩いの場であり、井戸端会議の場でもあるようです。

 それもご愛敬ということで、ゆっくりと過ごしたいところですが・・・

 実は、そうもいかない事情がございます。

 お席が10席足らずでしょうか・・・

 お客さまも次々と来られますので、お譲りしませんとね。

 ということで、自家製生キャラメル付きの中煎り『きゃろっとブレンド』を美味しくいただき、15分程度でお店を後にいたしました。


 お店を訪れた際に、「ブログ『ウイスキーの刻』で、こちらのお店を知りました。」と告げると、最初の方は、「んっ?何ですか、それ?」というお店スタッフの方の反応が見られると思います。

 次に訪れた方は、「おや、あなたもですか。どちらからお越しになったのですか?」といった会話が始まると思います。

 特にサービスが付くわけではないと思います。

 スタッフの皆さまは、大切なお客さまに誠実に向きあっていらっしゃるので、それ以上があるはずもございません。

 ただ、きちんと相手の目を見て、笑顔で接するスタッフの方々は、この街の優しさの象徴に感じます。

 何か、会話のきっかけになれば、より楽しい刻を過ごせるかもしれませんね。


 1時間居ても印象に残らない場所もあれば、僅か15分でも心に宿る処もあります。

 時間を過ごしたのか、刻に身を置いたのか・・・

 その違いなのでしょう。


                            Z.Aoki
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