こんばんは。Aokiです。
昨日(2/16)ご紹介いたしましたアニメ『一休さん』のお話は、いかがでしたでしょう?
このお話を題材にしましたのは、理由がございます。
少し前のめりな表現になると思いますので、話半分に読んでいただければと思います。
私の表向きの仕事は、ウイスキー文化研究所の『ウイスキーレクチャラー(講師)』紹介コーナーに掲載の通りです。
職種という意味では多分野に及びますので、「本当か?」と疑問に思われる方もいらっしゃるでしょうね。
また、わざわざ職種を披露する必要があるのか、訝しむこともあるかもしれません。
保有資格の掲載も同様でしょうか。
その真意は、人さまに何かをお伝えするお仕事を行う際に、“何を学び、何を行っているか”は、ある程度必要な情報と考えているからです。
ウイスキーのテキストに書いてあることだけをお伝えするのであれば、その必要はありませんが。
しかし、“ウイスキー”を、どの深さで、どの広さでお伝えするか、そして、皆さまから何をどのように教えていただくかを考えますと、こちらのバックボーンをお伝えする必要を感じております。
一方、どこに住んでいるか、どこの学校を卒業しているか、自営なのかどこかの組織に属しているのかといった情報は、重要視しておりません。
多くの場合、それは、相手の思い込みを生むだけですので。
どのような学科を学んだかは、多少、意味があるとは思いますが。
さて、前置きが長くなりました。
『一休さん』のお話を題材にした理由でしたね。
それは、世の中に、極めて少数民族ではありますが、“思いやりのある人間”が存在することに関係があります。
そして、私の本当の仕事が、そうした方々に、ほんの少しのお手伝いすることだからです。
その民族に共通していることは、他人に多大な施しをするものの、自身は何も求めず、質素な人生を送っていることです。
そして、客観的には報われることがありません。
多くの人間は、助けてもらうのが当たり前だと思っているからです。
そもそも、助けてもらったことを意識することさえないことが多いです。
ひねくれた見方ではなく、それが現実であるだけです。
ある意味、人間の本質なのかもしれません。
損得の点では、施す人よりも、都合よく施しを受け、平気で裏切る者の方が得かもしれません。
価値観の問題ですので、“こうあるべき”と声高らかに叫ぶことは考えておりません。
ですが、“思いやり”の遺伝子を持って生まれたが故に安らぎの無い人生を送る方々に
せめて、一杯のウイスキー、一杯の珈琲
ひとかけらのパン、一片のチョコレート・・・
何も口にできない状態であれば、心地良い香りだけでもお届けできれば幸いかと思います。
貪欲に求めても、際限がありません。
他人と比べても、何の意味もありません。
それよりも、僅かなもの、ささやかなことで満たされる方が、良き人生かなと思う次第です。
ということで、本日は、身近なブレンデッドウイスキーの再発見をお届けいたします。
(※本文中、敬称略にて失礼いたします)
☆☆☆
『ザ・フェイマス・グラウス(The famous Grouse)』
『VAT69』
いずれも、有名なブレンデッドウイスキーです。
お値段もお手頃価格です。
その風味は・・・両者はそれぞれ全く異なる世界観です。
『ザ・フェイマス・グラウス』は、立ち昇る香りは静かに、しかし、口に含むと意外なほど刺激的です。
全体的にソフト&メロウな印象ですが、アフターフレーバーはややドライです。
香りとテイストのギャップ、時間の経過による揺れ(変化)が面白いです。
熟成年数の長いシングルモルトのような安定感はありませんが、こうした変化を楽しむことも、ウイスキーの楽しみ方のひとつかと思います。
次に、『VAT69』。
香りはモルティ。干し草のニュアンスがあります。
スモーキーさも感じます。
テイストは、ピーティー&スモーキーで、アイラモルトが効いている感じです。
最初はやんちゃなイメージですが、時間の経過とともに、優しさが滲んできます。
『ザ・フェイマス・グラウス』/『VAT69』。
両者を人に例えますと・・・
マーク・レスター/ジャック・ワイルド
唐沢 寿明/寺島 進
レオナルド・ディカプリオ/ジョニー・デップ
ボブ・バックランド/スタン・ハンセン
わかりにくいでしょうか。
優劣ではありません。
個性です。
とかく、声の大きい人に振り回される世の中ですが、真実は静けさの中にあるようです。
BARが静かなのは、理由があるということですね。
一杯のウイスキーと静かに向き合う刻。
そのウイスキーは、あなたの渇きを癒す銘酒になることでしょう。
銘柄ではなく、心持ちなのですね。
Z.Aoki
昨日(2/16)ご紹介いたしましたアニメ『一休さん』のお話は、いかがでしたでしょう?
このお話を題材にしましたのは、理由がございます。
少し前のめりな表現になると思いますので、話半分に読んでいただければと思います。
私の表向きの仕事は、ウイスキー文化研究所の『ウイスキーレクチャラー(講師)』紹介コーナーに掲載の通りです。
職種という意味では多分野に及びますので、「本当か?」と疑問に思われる方もいらっしゃるでしょうね。
また、わざわざ職種を披露する必要があるのか、訝しむこともあるかもしれません。
保有資格の掲載も同様でしょうか。
その真意は、人さまに何かをお伝えするお仕事を行う際に、“何を学び、何を行っているか”は、ある程度必要な情報と考えているからです。
ウイスキーのテキストに書いてあることだけをお伝えするのであれば、その必要はありませんが。
しかし、“ウイスキー”を、どの深さで、どの広さでお伝えするか、そして、皆さまから何をどのように教えていただくかを考えますと、こちらのバックボーンをお伝えする必要を感じております。
一方、どこに住んでいるか、どこの学校を卒業しているか、自営なのかどこかの組織に属しているのかといった情報は、重要視しておりません。
多くの場合、それは、相手の思い込みを生むだけですので。
どのような学科を学んだかは、多少、意味があるとは思いますが。
さて、前置きが長くなりました。
『一休さん』のお話を題材にした理由でしたね。
それは、世の中に、極めて少数民族ではありますが、“思いやりのある人間”が存在することに関係があります。
そして、私の本当の仕事が、そうした方々に、ほんの少しのお手伝いすることだからです。
その民族に共通していることは、他人に多大な施しをするものの、自身は何も求めず、質素な人生を送っていることです。
そして、客観的には報われることがありません。
多くの人間は、助けてもらうのが当たり前だと思っているからです。
そもそも、助けてもらったことを意識することさえないことが多いです。
ひねくれた見方ではなく、それが現実であるだけです。
ある意味、人間の本質なのかもしれません。
損得の点では、施す人よりも、都合よく施しを受け、平気で裏切る者の方が得かもしれません。
価値観の問題ですので、“こうあるべき”と声高らかに叫ぶことは考えておりません。
ですが、“思いやり”の遺伝子を持って生まれたが故に安らぎの無い人生を送る方々に
せめて、一杯のウイスキー、一杯の珈琲
ひとかけらのパン、一片のチョコレート・・・
何も口にできない状態であれば、心地良い香りだけでもお届けできれば幸いかと思います。
貪欲に求めても、際限がありません。
他人と比べても、何の意味もありません。
それよりも、僅かなもの、ささやかなことで満たされる方が、良き人生かなと思う次第です。
ということで、本日は、身近なブレンデッドウイスキーの再発見をお届けいたします。
(※本文中、敬称略にて失礼いたします)
☆☆☆
『ザ・フェイマス・グラウス(The famous Grouse)』
『VAT69』
いずれも、有名なブレンデッドウイスキーです。
お値段もお手頃価格です。
その風味は・・・両者はそれぞれ全く異なる世界観です。
『ザ・フェイマス・グラウス』は、立ち昇る香りは静かに、しかし、口に含むと意外なほど刺激的です。
全体的にソフト&メロウな印象ですが、アフターフレーバーはややドライです。
香りとテイストのギャップ、時間の経過による揺れ(変化)が面白いです。
熟成年数の長いシングルモルトのような安定感はありませんが、こうした変化を楽しむことも、ウイスキーの楽しみ方のひとつかと思います。
次に、『VAT69』。
香りはモルティ。干し草のニュアンスがあります。
スモーキーさも感じます。
テイストは、ピーティー&スモーキーで、アイラモルトが効いている感じです。
最初はやんちゃなイメージですが、時間の経過とともに、優しさが滲んできます。
『ザ・フェイマス・グラウス』/『VAT69』。
両者を人に例えますと・・・
マーク・レスター/ジャック・ワイルド
唐沢 寿明/寺島 進
レオナルド・ディカプリオ/ジョニー・デップ
ボブ・バックランド/スタン・ハンセン
わかりにくいでしょうか。
優劣ではありません。
個性です。
とかく、声の大きい人に振り回される世の中ですが、真実は静けさの中にあるようです。
BARが静かなのは、理由があるということですね。
一杯のウイスキーと静かに向き合う刻。
そのウイスキーは、あなたの渇きを癒す銘酒になることでしょう。
銘柄ではなく、心持ちなのですね。
Z.Aoki