ウイスキーの刻 ~Whiskyのとき~

耳を澄ませば聴こえるウイスキーのメロディ。
『ウイスキーの刻』は、その真実を探し求めていきたいと思います。

『新千歳空港に降り立って』⑳

2020-05-21 19:19:19 | 日記
 こんばんは。Aokiです。


 「ここも緑だよ。」から始まる新たな展開。

 波乱の幕明けとなるか・・・

 それほど大袈裟なものではございませんが・・・


☆☆☆

 「本当だ。確かに緑の屋根だ。」

 八兵衛さんも続きます。

 「どういうことかしら?」

 さっちゃんのお母さんも不思議そう。

 「皆さん、不思議に思われるでしょう。
  確かに、現在、余市蒸溜所には、緑の屋根の建物
  が三つあります。」

 皆さまのキョトンとしたお顔が、
 こちらを向いていらっしゃいます。

 「実は、こちらの建物、旧竹鶴邸は、2002年12月に
  山田町から移設されたものなのです。
  元々は、工場の敷地内に建てられていましたが、
  夜中でも工場が気になる竹鶴政孝を案じて
  山田町に移設されていた経緯があります。
  そのため、屋根を赤く塗り替えた際には、
  ここに無かったのです。」

 「でも、さっき、蒸溜所内に緑の屋根は二つと
  言ってましたよね?」

 予想通りのご発言は、うっかり八兵衛さん。

 さて、どのようにご説明いたしましょう。


 ここで、神対応が登場します。

 「違うよ!このおじさんは、二つの建物は
  赤に塗り替えなかったって言ってたんだよ。」

 この子は、もしかしたら天才かもしれません。

 「なるほど、旧竹鶴邸は、その当時ここに無かった
  わけだから、塗り替えもされていないのは当然ね。」

 お母さんが、さっちゃんの発言を整理してくださいました。

 「ああ、そうゆうことか・・・
  お嬢ちゃん、よく覚えていたね。偉いね。」と、長老。

 念のため、時間を巻き戻し、2020.05.10掲載の
 『新千歳空港に降り立って』⑩を確認してみます。

 ふむふむ。

 ただ、白状しますと、余市蒸溜所内の建物が、
 いつ、屋根の色を塗り替えたかが分かりません。

 間接情報から、その時点では、旧竹鶴邸はここに
 無かったと推測されるというのが、実態です。

 いずれにしましても、さっちゃんの神対応により、
 私の信用は、何とか維持されました。

 えっ?「何故、冬景色に変わっているか」でございますか?

 さっちゃんに聞いてみましょう。

 きっと、「山田町からの移設が、12月だったからだよ。」

 ということでございます。


             ~ to be continued ~


                  Z.Aoki
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