級位者の方何人かに、アドバイスをすることがあるので、級位者の勉強方法に
ついて書きます。
一覧表を作ったので、まずは見ていただきましょう。
「体で言うと」と例えを入れています。
級位者のポイント
ポイント1
6~10級クラスは、とにかく 知る ことです。骨や筋肉は何から出来ているのか、何を
食べればいいのか、まずは知らないことには話が始まりません。
ポイント2
ほとんどのクラスにも共通しますが、覚える必要はない ということです。
覚えておくことに越したことはありませんが、覚えれば強くなる、強くなるには覚えなければならない、
と覚える行為を優先するのが良くないのです。そんなヒマがあるなら乱読するほうが余程プラスになります。
逆に、覚えることで強くなった人が何人いるか。1000人に1人いるかいないかでしょう。「覚えなければ強くなれない」
という呪縛 から早く解放されてほしいものです。
ポイント3
勉強方法にある内容、読書・棋譜並べ・実戦(反省有)は、同時進行が望ましいです。どれか欠けると、上達のスピード
は、月単位から年単位くらい遅くなるとみていいでしょう。
上達=引き出しの数(読書) × 引き出しの取捨選択のノウハウ(棋譜並べ)→ 反省有の実戦で精度を高める
と私は考えています。この式が正しいなら、勉強方法は同時進行で進めないといけないことがわかります。
ポイント4
学ぶことには順番があります。骨が出来ていないのに筋肉を作ろうとしたり、筋肉がないのに筋肉の使い方
を検討してもほとんどプラスになりません。それをわからずに、あれもこれも取りこもうとするので、
おかしくなるのです。イコールいくら勉強しても強くならない、ということになるのです。
以上を参考にして、自分の勉強方法を見直してみてください。