DKのザル碁への独り言

段原浩司です。
県代表を目指すザル碁打ちです。
私の独り言を、我慢して聞いていただければ嬉しいです。

打碁の検討の仕方 201921

2019-11-02 23:52:32 | 打碁の検討の仕方
今回は崔9段と韓国の女流棋士李映周3段との対戦です。韓国の国内女流
リーグのようで、崔9段の白番です。

参考図1
黒11えは、単トビがいいとLZ(LeelaZero)は言っています。人間が利かし
と考える手系をLZは好きでないようです。

参考図2
白24のボウシに対して、黒は25の一手です。ここが急所で、この手は
アマは覚えておいたほうがいいです。例えば図のように包囲されても
簡単に生きることが出来ます。

参考図3
黒1と軽そうに打つのは、白2・4と打たれて、あっという間に眼がない
根無し草になってしまいます。

参考図4
黒45では1が急所でした。この斜めからノゾくのも覚えておいたほうが
いい手です。このあたりで黒の評価値が下がりました。

参考図5
意外にも、黒53の切りで評価値を落とします。はっきりと白生きになった
のがいけないのでしょう。例えば切りがなければ、7のオキが気持ち悪い
です。死ぬことはないにしても、眼2つ同然になります。

参考図6
白8で外側から受けると、黒11の筋があってナカデになります。

参考図7
切りがあると、1・3と石がきても、手抜きで生きています。
つまりまわり黒石がこの白石に影響を与えるかどうかで、
ヨセの具合が変わってくるわけです。
その差は数目でも、AIやプロレベルでは大きな差といえるでしょう。

参考図8
白94・96では、1と繋がり、3の切りを強調せよ、と言っています。
実戦の94・96は、これでほぼ勝ちです、という打ち方です。

右辺の折衝で白が少しもたついた時期はあるのですが、それ以外では
評価値が大きく下がることはなく、実力差のまま白が勝ったような流れでした。











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