１００の壁

ベストセラー著書「バカの壁」の作者です

今日のタイトルは「１００の壁」

ワードがリンクしてるだけで

全く関係ないのですが。。。すみません笑

今までブログで、ビジネスでの道筋や

感じたことを素直に書いてきましたが

今日は現役時代に経営について学んだことを書いてみたくなりました

結論から言うと、一般的な技能職は経営管理に弱いです(笑)

表現することは得意なんですが

どんぶり勘定で数字に弱い人が多い(笑)

独立、開業しても数年で店舗が

無くなる場合が多い業界です

脳科学から見ても、弱いのは当然なんですが

以前勤めていたサロンは、業界では広島で大手でもあり

経営と技術者を分けていたので、社内に経営のエキスパートがいたのですが

技術一筋できた技術者も役職がつくと

経営的な側面も学ばなければならず、

月一で主任会議や店長会議がありました

わたし自身は主任クラスで、店長不在時は代理で店長会議へ出ることもありました

ヘアサロンは来店周期が数ヶ月置きの方がほとんどで

指名総客数の約三分の一のお客様が、月ごとに一定サイクルでご来店されるので

月間平均では、１００名前後の指名客を担当させて頂いていました

この「１００」という数字が、一人前の技術者と言われるまでの壁になります

(その前に５０という数字も、一つの壁になります)

では単純にこの数字、スゴイと思いますか？

いえ、これでも序の口。。。まだまだで

私たちの世界ではトータル７００〜１０００名前後の指名総客数で

一流のトップスタイリストの域なんです

月間で２００名前後の指名客をこなすトップスタイリストは

開店から終業まで全て自分の指名客だけの施術で終わります

メニューにもよりますが

一日平均７〜８名の予約でMaxです

ご新規さまが入れる枠なんて一つもありません

ちなみに東京・青山では、カットと仕上げに手を入れる以外はアシスタントに任せて

一日にもっと多くの指名客数をこなすスタイリストが存在します

ではなぜ経営という側面から、１００名がボーダーラインかというと、

毎月平均的に１００名の指名を頂くことで

会社としては収益の柱になる、一人前のスタイリストを育てたという目安になるのです

実際の客単価はまちまちですが、売り上げから説明すると

単純計算で、月商１００万円をあげれる技術者ということになります

そこでやっと、

として認められるのです

ですがこれは、スタイリストだけでなく

どのお仕事にも共通していますよね

今、この記事を読んで下さっている人の中に

ジュニアスタイリストさんが

居るかどうかは分かりませんが

もちろん、数字ばかり意識していると

良い技術、良い接客はできませんし

お客さまの指名は付きません

なので、基本は外してはなりません！

結論、良い技術の提供と良い接客に集中することに尽きるのですが

そこへ行き着くためのポイントが、もう一つあって♡笑

クリアしている方は

分かると思いますが

これは、業務で体得して理解して頂きたいので

答えを見つけて欲しいと思います笑

最近のセミナーでは数字だけを掲げて

経験値のない人に知識だけを教えたがるものが多く

それが儲け主義だけの、起業家が増える理由だと感じています

経験の無い人が先生として、経験していないことを

伝えているのですから当たり前ですよね

(又は、大きな収益を上げていない人が、コンサルと称して教えたがる。笑)

何ごとも、経験あるのみ！

全ては対 、人 です

その順番をくれぐれも、間違えないようにして頂きたいな♡と、

元技術職としては思っています