片隅でひっそりと

~共働き家庭の 仕事・家事・育児~

「ちっちゃいの、すこぉーーーし、だけ、あげる」

木曜日は2人で保育園にお迎えの予定だったのに、私がお迎えギリギリになってしまい、先に旦那さんに保育園に迎えにいってもらいました。

旦那さんとぐり君と、保育園の最寄り駅で待ち合わせ。一駅だけ電車に乗り、最寄り駅まで帰りました。

保育園最寄り駅-保育園-家ー家の最寄り駅、という位置なので、普段は保育園から歩いて帰っています(保育園までは、大人の足で爆走すれば5分以内)。

 

コロナ騒ぎで電車に乗るのは避けていたので、久しぶりに乗ったぐり君は大喜び。

電車を降り、ホームで車掌さんに手を振り、数をかぞえながら階段を上り下りし、改札口でぐり君が定期をぴぴっと鳴らし…3人で手をつなぎ、スタスタ…と帰りました。

スタスタスタ…。

…スタスタスタ……ピタッ!

 

おぉ…! やはり、ダメだった!!!!

 

大人二人に抵抗し、腕と足を突っ張るぐり君。

「みるのぉ、あっちー」

ダメだった! 今日もまた、亀とカエルがいる珈琲屋に捕まった!!!!

いい加減、毎回毎回、購入もせずに亀とカエルだけ見て帰るのは心苦しいのよ!

 

仕方無しに店内に入り…買う予定のなかったお菓子を買いました。

シフォンケーキにしようかな?と旦那さんと話していると、「これ。これいーのぉ」と手を差し伸べたのはバナナチップス。

結構たくさん入っている。シフォンケーキ3つ買うよりは安いし、これでいか、と購入。

 

お菓子を買ってもらい、嬉しげにビニール袋を下げて歩くぐり君。

丁字路で、今度は「おもちゃ、かうの」。

……まっすぐいったところにあるリサイクルショップで、2ヶ月ぐらい前にミニカーを買ったのを覚えていたか!!!

恐ろしい記憶力!

 

「いつもいつもオモチャを買うことは出来ません」と私。

「オモチャは、サンタさんがくれるんでしょ?」と旦那さん。そして強制抱っこ!

 

ぐずるぐり君に「今日はもうお菓子を買ってもらったじゃん」と旦那さん。

そこで少しお菓子に意識が行き、ぐずりが収まりました。

「自分たちの分は買わなくてよかったの?」と旦那さんに聞かれたので、

「え。みんなで食べるつもりだったよ。みんなで食べようね?」とぐり君に話しかけました。

旦那さんは「無理じゃない? 独り占めするんじゃないかな」というので、

「そんなことないよね? みんなで “おいしいね” といいながら食べたほうが美味しいもんね?」とぐり君にいうと、

コクリ、と頷きました。

「本当かな~?」と、疑い深い旦那さん。

すると、ぐり君が、「ちっちゃいの、すこぉーーーし、だけ、あげる」と。

すこーし、を親指と人差し指で表現していました。

 

「じゃあ、お父さんとお母さんは違うお菓子を食べるよ。ぐり君には少ししかあげないよ。いいの?」と聞くと「あげる」との返事に変わりました。

 

家に帰り、旦那さんが夕飯を作っている間に、ぐり君とソファーに座ってバナナチップスをお皿にあけて食べました。

上にあった、大きめのチップスを手に取り口元に運ぶと…私の動作を目で追い、お皿から私の顔に視線を移すぐり君。

なんか、ガン見されているなぁと思いながら、チップスをぱくりと口に入れると…途端に

「だめだったのぉっー!」と、突っ伏して泣きました。

「え、一緒に食べようっていってたじゃない」

「おおきいの、だめだったのぉっー」

 

そ、そうか。大きいのはダメだったのか。

 

欠けているチップスを見せて「これはいい?」「い、よぉー!」。

「これもいい?」「い、よぉー!」毎回ぐり君に確認して食べました(笑)

 

 

 

最近、本当に言葉が達者になりました。

今朝も、まだ眠そうなぐり君とソファーでラブラブしていると、私に抱きつきながら「なににしようかなぁー。そうだ、○○ちゃんにもらったちょこれーとにしよう。」とつぶやきました。

まるで、熟考して思いついたかのように装っていますが、その実「そういったら、お菓子もらえるかなぁ?」とお母さんに探りを入れている台詞。

「ご飯の前にお菓子は食べられよ」と応えると、えへへと笑っていました。

でも、テレビのことは「てびれ」といいます。一丁前な台詞に時々垣間見えるこのつたなさが可愛い。

 

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週末は、人ごみを避けて公園へ