今日、10月7日は-------------
 
【今日の記念日】
納豆の日
指笛の日
潤滑油の日
ウルトラマンの日
 
【今日の歴史】
1821年 伊能忠敬が測量していた『大日本沿海輿地全図』が完成し幕府に献上
1882年 明治政府が、医療服薬を行わず禁厭祈祷のみを行う治療術を禁止する
1939年 イェドヴァブネ事件。ポーランド・イェドヴァブネで非ユダヤ系住民がユダヤ人を虐殺
1991年 エリツィンがロシア共和国初代大統領に就任
 
 
 
本日は、禁厭祈祷についてだ

先に述べておくが、私は決して否定したり、揶揄しているわけではなく、ただ単にこういった事実もあったということを付け加えておく


 
さて、話は元にもどして、1882年、日本でも禁厭祈祷を全面的に禁止令を出したことがあるということだ
 
禁厭きんよう
まじない。きんようとも読み、病気や災害を防ぐことを指す
祈祷きとう
神秘的な力をもつ特定の対象に対し,期待する結果を得るために祈ること
─────weblio辞書より
 
つまり、まじないや祈りによって、病を回復させたり、呪詛によって殺めることができるということを禁じるということだ
すなわち、置き替えれば、占い、八卦、呪い等の超常現象的なことは信じるなということだ
明治時代までは、祈祷や呪詛などは頻繁に行われてきた
肺結核をなおすため,流産防止のため,敵を破るための呪句などがまことしやかに行われていたのだ
これは、密教の要素が日本に入り、浸透してきたことにより、これまでの仏教や神道と合わさったものだと考えられる
それがやがて、鎮護国家などの目的のために,厳密な規定のもとに実行されていくが、そのためには祈願所が設けられたり、護符、護摩札などが重んじられることとなり、やがて祈祷の要素は日本の民間信仰のなかに融合して深く入っていくこととなる

様々な神仏による不思議な出来事や超常現象がさもあるかのように振舞われてきた時代が存在するのは事実だ
というより、今ほど化学が発達しておらず、原因不明なことは全て何者か(神、悪魔、妖怪、心霊)の力によるものと定義したからだ
当時、人々は未知なることを恐れ、通俗なことに意を反するものは、怪奇なものとされ畏怖した
そこで、当時の宗教家たちは、神だと仏だの、はたまた妖怪や霊の仕業だとした

なんのために?

もちろん、宗教拡大のためだ
不思議な現象などは、理由がわからないことをいいことに、無いものをあると信じ込ませ、祈祷や呪いをあたかもあるかのように振舞い行った
それがいわゆる心霊現象や超常現象の始まりだ

しかし、やがて近代合理主義思想に合致しないものは、ことごとく迷信と見なして取締まりの対象として排除していった
1873年の「梓巫あずさみこ市子いちこ馮祈祷よりきとう狐下きつねさげ等が禁止」がそれだ
つまり、依頼者の求めに応じて霊を呼び出して霊媒(巫女、いたこ等)にかからせる行為を禁じたものである
これ以降、同種の通達が何度も出されている
霊媒行為や加持祈祷かじきとう行為禁止に関する明治政府の一連の通達は、公認非公認を問わず宗教活動に従事する人達にとって重圧となっていく

そして、上にも記した1882年2月に再度「禁厭祈祷きんえんきとうをもって医薬を妨げることを禁じる」通達が出され、7月10日には「神官や僧侶などが禁厭祈祷により病人を治療することが禁止」する内務省通達が出された
同年1月には内務省通達によって「神官の教導職兼補の廃止」が出され、続く1884年10月には、内務省から神道教派内の教会によって行われる禁厭祈祷による医療妨害行為の禁止を改めて出された

宗教は死後の世界(魂の行くえ)を扱うが、一般に民衆が宗教に求めるものは「病気治し」や「商売繁盛」「家庭全般の悩み事」等の現世利益であることがほとんどだ
そのため宗教者の多くは民衆の心をつかむため、その手段として心霊治療や加持祈祷行為による現世利益を前面に出して、信者の獲得を目指した
明治政府は、医学との境界があいまいな民間療法に対して、幕府の規制を引き継いで徐々にまじないの類の規制を強めていくこととなる
 

しかし、明治30年ごろから催眠術が大流行し、「催眠術で治療行為を行う者」が現われてトラブルが続出したため、政府は明治41年(1908年)9月に「警察犯処罰令」を公布して10月から施行

この「警察犯処罰令」は徳川幕府の「御定書百箇条(公事方御定書くじかたおさだめがき」の「新規之神事并奇怪異説しんきのしんじあわせてきかいいせつ」の禁止が時代に合った姿に変えられたもので、この中に「濫りに催眠術を施したる者」との規定を入れて、催眠術に対して取締りを強化した


この「警察犯処罰令」の適用後、催眠療法を行うことができなくなった治療師は、「催眠」という表現を止めて「霊術」に看板を書き換えて治療行為を続けていくこととなる

当時の霊術家は精神療法・心理療法・催眠療法・気合療法家等の肩書きを用いて、感応術・読心術・テレパシー等を使った精神療法や、祈祷・加持・予言・降神・宗教思想等による精神療法などを行っていた

つまり、「警察犯処罰令」等の一連の取締り法令の施行によって、治療の技術および名称が「催眠術から心霊的な表現に変更」し、身を隠しただけに過ぎなかった

政府はその後も、明治44年(1911年)按摩術営業取締規則、鍼術・灸術営業取締規則を制定し、昭和5年(1930年)11月に警視庁は療術行為に関する取締規則(警視庁令第43号)を公布して監視を強化し、同様な規則は他県でも公布された

 

大正中期から昭和初期にかけて、無数の道場、精神治療院、霊術団体(たとえば体験道舎、修霊会、霊一学会、霊道修養会、自然霊能研究会、帝国精神哲学会、戸田心霊治療院、自彊術、神秘研究会、日本神霊学会、東京心霊研究会、日本心象学界、真如行気法など。出典:井村宏次の調査による)などが存在していたが、これらを舞台にして盛んに行われた霊術家の治療行為(霊術、心理療法、手技療法、健康法、電気療法、光線療法等)も昭和10年頃を境にして姿を消していった

なお心霊治療に関しては、現在でも医療法関連法規の壁があるとされる

 

そんなこんなで、政府は心霊現象、超常現象を否定し続けてきたにも関わらず、なぜ今、この近代社会において、心霊現象や超常現象がもてはやされているのか?


そう、日本国憲法22条1項

 

【日本国憲法第22条第1項】
何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する

 

そう、憲法に記載があるのだ

昭和になり、法律が変えられてしまったのだ

いいかえれば、その法律を犯さないなら、犯罪に関わらなければ、どんな職業に就いても構わないということだ

もう、おわかりいただけただろうか?

極論だが、犯罪を犯さなければ占い師、犯罪を犯せば詐欺師なのだ

まぁ、かなりの極論にはなるが・・・

 

そして、その法律である日本国憲法は誰の手によって作られたか

ご存知のとおり、アメリカ監視の元、日米共同でつくられたと言われている

そのアメリカ監視の代表者といえば、ダグラス・マッカーサーその人だ

いわゆる、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)連合国最高司令官

さらに、憲法草案制定会議の責任者として、日本国憲法草案作成を指揮したのは、アメリカの弁護士であり、法学博士のコートニー・ホイットニー

そして、ダグラス・マッカーサーとコートニー・ホイットニーは、フリーメイソンの同ロッジ出身者だ

つまり、この憲法22条1項があるのは、キリスト教を多く信仰している欧米が日本にも広く布教すべく手段だったのではないだろうか

 

話は遡るが、1612年(慶長17年)に禁教令が発令されている

禁教令───

ある宗教を信仰したり布教したりすることを禁ずる命令(法令)のことで、日本においては特にキリスト教を禁じていたものを指し、キリスト教禁止令(キリシタン禁制、禁令)とも呼ばれ、禁制扱いになった宗教は邪宗門と呼ばれる

その禁教令は長い間続いていたが、キリスト教も完全に廃退したわけではなく、隠れキリシタンとして、脈々と信仰されていた


さらに、嘉永6年(1853年)、黒船来航

黒船来航───

代将マシュー・ペリー(ペルリ・漢字では彼理)が率いるアメリカ合衆国海軍東インド艦隊の蒸気船2隻を含む艦船4隻が、日本に来航した事件

その日本開国へ向けて交渉するよう依頼する大統領の親書を手渡すよう指令を与えたのが、当時の大統領、アメリカ合衆国13代目大統領ミラード・フィルモア

ペリーはよく知られているようにメイソンメンバーである
そして、フィルモア大統領は・・・
残念ながらメイソンメンバーではないが、ペリーが出向する前にメイソンロッジにてメイソン会議に出席した記録は残っている


キリスト教と、フリーメイソン、GHQ、そして現在の占星術やまじないなどによる占いや超常現象、心霊現象の謎

どこで、どう絡み合うのかは、長くなるで、今回はこの辺で終了させていただくことにする
 
信じるか信じないかはあなた次第!
 

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参考────

スピリチュアリズム研究ノート『日本の医療の変革史』

酒井シズ『日本の医療史』

山折哲雄監修『日本宗教史年表』
井村宏次『霊術家の饗宴』

Wikipedia 黒船来航/禁教令

ジャパノート『鎖国の理由はこの2つでしょ』

 

 

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