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保育園・幼稚園でもできること「LED電球はどのくらいエコなのか?」

  公開日:2019/11/29

※この記事は約5分で読めます。

こんにちは、四谷学院のこども環境管理士、林田です。

こども環境管理士試験でも頻出の「エコ家電」。新しい家電には、大きく「エコ家電です!」と書いてあったり、消費電力がわかりやすく比較できるようになっていますね。
大きな家電の買い替えは、お値段もかかるのでちょっと思い切りが必要かと思いますが、蛍光灯のチェンジだったら意外と簡単なのに、効果的!です。

そこで今回は、今ではかなり定着しましたが、改めてLED蛍光灯について詳しく見ていきましょう。

LED蛍光灯とは?

省エネできます

LED蛍光灯は色々な形がありますが、わかりやすいく「電球型LEDランプ」と「白熱電球」を比べてみましょう。

 

 消費電力を約85%も抑えられます☆彡 
 長持ちします☆彡 
 

そのほかの5つの特長

ON/OFFの繰り返しに強い

頻繁にスイッチを入れたり切ったりすると、電球の寿命が短くなるような気がしませんか?
LEDランプならば、スイッチのオンオフの繰り返しは、寿命に影響しないそうです。

誰もいない部屋の明かりはこまめに消す、といったマナーも子どもたちにしっかり教えてあげることができますね。

すぐに明るくなる

電気をつけると、じわ~~っと明るくなる。そういうイメージありませんか?(年代にもよりますが・・・・)
LEDランプならば、「スイッチON!」ですぐにぱっと明るくなりますよ。
明るい部屋で安心ですね。

光で物を傷めにくい

LED電球からは、熱や紫外線をほとんどでないんです!
ですから、長く部屋に置いてものが色あせしてしまった・・・ということも心配ありません。
美術品などの照明にも適しているのも、とてもありがたいですね。
(美術館が明るくなるかも?!)

光に虫が寄りつきにくい

夜明るい電灯には虫が寄ってきますよね。シーリングライトのカバーを外してみると、そこにたくさんの虫の死骸が…というのは、年末大掃除の「あるある」ではないでしょうか?
実は、虫は紫外線に集まってきていたんです。
LED電球の場合紫外線をほとんど含まないため、虫が集まりにくくなるそうです。小さなことですが、ストレス減!

本体も環境に配慮

省エネルギーで環境にやさしい、ということで注目されるLED蛍光灯ですが、本体自体も環境にやさしいんです。
環境負荷物質である有害な水銀を含みません。

(参考)まず知ってみよう! エコ照明の基礎知識(環境省)

LEDランプへの交換の注意点

家庭での導入について

まずは、この3点を確認しましょう。

  • 「電球の口金のサイズとランプの大きさ」
  • 「デザインとして問題ないか」
  • 「器具に「S マーク」が付いているか」

ダウンライトなどの枠や反射板に「S マーク」が付いている場合があります。その場合には、「断熱材施工器具対応タイプ」を選びましょう。
パッケージに「Sマーク」が表示されていることを確認して購入してください。

明るさが調整できるタイプの場合は、調光器対応タイプのランプを使用する必要があります。
また、カバーがあり外側からランプ自体が見えないタイプの場合は、密閉形器具対応タイプのランプを使用する必要があります。
こちらもパッケージに「Sマーク」が表示されていることを確認して購入してください。

なお、古い蛍光灯照明器具の場合には、ランプだけ交換するのではなく、照明器具ごと交換することが勧められています。
事故につながる危険性もあります。

施設での導入について


施設が古かったり、大量の交換が必要だった場合には、コストかかります。
現在、「COOL CHOICE(=賢い選択)」が国を挙げて進められています。そのため色々な助成金制度が活用できます。

たとえば、公益財団法人東京都私学財団では、
「私立学校省エネ設備等導入事業費助成事業」を行っています。

都内私立幼稚園(幼保連携型認定こども園を含む)、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校、専修学校(高等課程)におけるCO2削減の取組を支援するため、所定の「省エネ診断」の結果を踏まえて省エネルギー設備及び再生可能エネルギー設備を導入する経費の一部を助成します。公益財団法人東京都私学財団

具体的には、校舎等の新改増築が必要な整備に対して補助金を受け取ることができます。

・太陽光発電設備
・従来型蛍光灯→Hf型蛍光灯、LED蛍光灯
・従来型エアコン→インバータエアコン
・遮熱フィルム など

※工事を伴わない従来型蛍光灯からLED蛍光灯への取替え等は対象外です。

立地や設備、あるいは予算等によって、できることが変わってきますので、まずは「どんな省エネができるのかな?」という省エネ診断を受けます。
そこで提案された改善内容や提案を踏まえて、省エネ設備を導入していきます。

LED電球とは?まとめ

LED電球はとても「エコ」ですが、交換には注意が必要なことを学びました。
交換を検討する際には、照明機器やパッケージをしっかりチェックして、また助成金制度なども活用して、賢くエコしましょう!

(おまけ)LEDシーリングライトで家計にも明るく!

四谷学院では、環境に関する通信講座を開講しています。
初めて学ぶ方にもわかりやすい教材で「資格取得」も目指せます!
「こども環境管理士」は、保育士・幼稚園教諭・学校の先生など、子どもとかかわる方にはお勧めの資格です。
試験の学習を通じて、環境問題の学びを深めていきましょう!

 

 

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