665:【末期癌と自然免疫】現代の「きれい好き」すぎる社会がLPS不足を招いている

■ 現代の「きれい好き」すぎる社会がＬＰＳ不足を招いている

●きれいすぎると細菌も少なくなり、LPS不足が免疫系を弱くする

植物と共生している細菌に由来するＬＰＳは、自然豊かな環境に広く存在しています。森林から、農作物から、そして土のなかから、ＬＰＳは空気中に漂い、人間は食物からだけでなく呼吸からもＬＰＳを摂取しています。

ところが現代社会は都市化が進む一方、呼吸を通じて摂取するＬＰＳは極端に減少しています。さらに、極度のきれい好きから、土のついた野菜や、共生菌がいるような泥だらけの場所を嫌う傾向があるのも現代人です。

環境が衛生的になりすぎると、細菌と接触する機会も減り、私たちの免疫システムの脆弱化にもつながります。現代病といわれるアトピー症などのアレルギー性疾患の増加が、ＬＰＳ摂取不足によることを示唆した研究結果があることも知っておいてください。

このことはビタミンが発見される前は原因不明とされた病気が、ビタミン不足によるものであったことがわかった経緯とよく似ています。ＬＰＳを免疫ビタミンと呼ぶゆえんです。

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※ 末期癌や病気と闘うためには免疫力や自然治癒力を高める必要があり、もし現在不幸にして癌や病気と闘っておられるのであれば、可及的速やかにそれを満たすべきであるのは言うまでもありません。積極的に「免疫力（マクロファージ、NK細胞、T細胞、B細胞など）」の活性化を計り、バランスの取れた栄養素や酵素を取り入れて身体が正しく機能するようにし、ホルモンバランスを正しく保ち、腸内環境も積極的に改善させるようになさって下さい。