みなさん、こんばんは。
今回は、行動選択を迷った時の考え方について書きたいと思います。
実際に私が実践している考え方です。
先日、私の学習塾の授業で、小学生の生徒さんが、
「先生、1兆秒まで数えてみて(笑)」
と言われました。
実はこれ、兆までの大きな数を学習したばかりの生徒さんには、よく言われることなんです。
そんな時、私はこう言います。
「先生が生まれた瞬間から1兆秒まで数えるとどれくらいかかると思う?」
すると生徒さんたちは、
「え、そんなにかかるの?ええと、1週間?」
と言います。1兆のイメージはなかなか想像できないですよね。
私:「そんなもんじゃないんだなぁ~。」
生徒:「え~、じゃあ、10年!」
生徒:「バカ、そんなにかかるわけないじゃん!」
私:「まだまだ(笑)」
生徒たち:「えぇぇぇ~~~!!!」
こんなやりとりが続き、
私:「じゃあ教えるね。1兆秒まで数え終わった時、先生は31710歳になっています。まあ、当然無理だけどね。」
生徒たち:「・・・・・・??????????」
となるわけです(笑)
そうなんです、1兆秒数えるには約31710年かかるのです。
1兆ってそれだけすごい数なんです。
ちなみに、1兆円を1万円札で重ねてみると、上空10kmまで到達します。
エベレストの高さを余裕で超えてしまうわけです。
まあ、1兆のすごさを書きたいわけではありませんので、話を戻しますが(笑)
何を言いたいかというと、
「みなさんはご自分の人生を秒数で考えたことがあるでしょうか?」
ということです。
人生90年だと考えると、何秒くらいになると思いますか?
考えたことありませんよね。
実は、私も数年前に先ほどのような生徒さんとのやりとりから、ふと考えてみたことなんです。
90年を秒数に換算すると、2838240000秒(28億3824万秒)になります。
1年は、31536000秒(3153万6千秒)です。
思ったよりも少ないと思われた方が多いのではないでしょうか。
そして、ここで考えていただきたいのは、この秒数が、すなわち私たちの寿命だということです。
つまり、私たちは、毎分毎秒、寿命を縮めながら生きているということなんです。
まさに、「時は金なり」ではなく、
『時は命なり』
ですね。
私は現在39歳なので、健康に過ごせたとして残りの人生は、良くて50年ほどでしょう。
1576800000秒です。
人は自分の死を意識できるようになった時から生き方が変わる、と私は考えています。
私もそうでした。
自分の人生のミッション(生きる目的)が定まった時、それに残された時間を考えました。
正直、私は焦りました。
ミッション達成までに残された時間が、それほど多くないことに気がついたからです。
その瞬間から自分の死を意識し始め、「時間=命」という価値観が確立されていきました。
そして、それからの私は、行動選択に迷った時は、
「命を削ってまでとるべき行動はどちらか?」
と、自分に問うようになったのです。
とは言っても、四六時中この基準で行動選択しているわけではありません。
そんなことをしたら疲れてしまったり、ストレスがたまったり、モチベーションが続かなかったりしてしまいます。
何かやるべきことをしようとしていて、別な誘惑が現れた時などに、自分をコントロールする術として自問自答するようにしているのです。
「おいおい、命削ってまでやるべきことはどっちよ?どうすんのよ、俺⁉」
といった感じです。
某CMのパクりですね(笑)
でも、これはけっこう効きます。
命と引き換えにとる行動ですからね。
さらに、この考え方を進化させたものが、
『明日死んでも後悔しないように生きろ!』
です。
私は、特に家族との関わりの中では、この考え方を常に持って生活しています。
自分が死ぬときの後悔で最もつらいのは、
「家族にもっとこうしてあげれば良かった。」
「もっと家族との時間を大切にすれば良かった。」
という、最愛の家族に対する後悔だと思います。
私は、そういう後悔をする生き方だけは絶対にしないと心に決めています。
話が長くなってしまいましたが、日々の生活の中で、
「毎分、毎秒、命を削って生きている。」
「命を削ってまで取るべき行動は?」
「明日死んでも後悔しないように生きる。」
といったことを少しだけ意識してみてはいかがでしょうか。
きっと、行動が少しづつ変わってくると思います。
それでは、今日はこのへんで。
みなさん、お休みなさい。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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