経済が人を生かしているのではない。

人が経済を生み、動かしているのだ。

人をないがしろにし、経済中心でものごとを判断し

いる限り、最終的に経済は立ち行かなくなるだろう。

人を大切にし、人を中心にものごとを判断していけば、

結果としてすべてのことはうまくいく。

当然、経済も上向くのである。

 

 

現在、新型コロナウイルスの感染拡大が続き、欧米では危機的な

状況が続いています。

 

日本でも大都市圏を中心に感染が拡大しており、欧米と同じ状況

になるかどうかの瀬戸際にきています。

 

この世界的有事への日本政府の対応はというと・・・

 

あまりに情けない対応が続いていますね。

 

多くの国民が、失望、憤り、怒り、そんな感情を抱いているので

はないでしょうか。

 

なぜ、日本政府の対応は他国に比べて圧倒的に遅く、これほどま

でに愚かなのか・・・

 

その原因は、安倍総理をはじめとした現政権の体質にあります。

 

みなさんは、安倍さんが、総理に就いてからの発言の中で、どん

な言葉を多く発していた印象があるでしょうか。

 

私は、「経済」という言葉しか印象に残っていません。

 

もちろん、数えたわけではありません。

 

しかし、安倍総理の発言の中で「経済」以外の言葉はほとんど印象

に残っていません。

 

それほど、安倍総理は、常に経済中心にものごとを判断してきた

ように感じます。

 

経済を重要視することをダメだと言っているわけではありません。

 

しかし、経済を最重要視しているわりに、経済の本質を分かって

いないと感じるのです。

 

だから、すべての経済政策がうまくいっていないのです。

 

みなさんの中で、ここ56年で、生活が経済的に向上したという

実感のある方は、どれほどいるでしょうか。

 

表面上の数字は一時的に上がったとしても、それを実感できてい

人はほとんどいないのではないでしょうか。

 

では、経済の本質とは何か。

 

私は、経済学者でも経済の専門家でもありませんので、ここからは

あくまで個人的な意見です。

 

経済の本質は、それほど難しくはないと私は考えています。

 

難しく考えすぎるから、難しくなってしまうのだと思います。

 

みなさんは、次の質問にどう答えるでしょうか。

 

「経済が人を生かしているのか?

それとも、人が経済を生かしているのか?」

 

この質問に、前者と答える人はいないと思います。

 

経済が一度破綻したとしても、そこに人がいる限り、再生すること

できます。

 

東日本大震災で東北沿岸部の経済は壊滅しました。

 

しかし、そこで生き残った人々は、志半ばで突然命を奪われた多く

の人のためにも必死で立ち上がり、経済を再生させてきました。

 

逆に、人が誰もいなくなってしまったら、そこには経済などという

ものは存在しなくなるわけです。

 

間違いなく、経済は人が創り出し、動かしているのです。

 

人あってこその経済なのです。

 

この本質を分かっていれば、経済を向上させるにはどうしたら良い

かということは、簡単に答えが出るはずです。

 

そう、人に直接エネルギーを注げばいいのです。

 

人の幸せに直接つながるような政策を実行すればいいのです。

 

しかし、安倍総理やその周辺の大臣、官僚は、この本質を理解して

いないため、経済という実体のないものにばかり目を向け、そこに

エネルギー(税金)を注ぎ続けています。

 

経済を動かしている国民にエネルギーを注いでいないのですから、

経済が上向くはずもありません。

 

企業の経営でも同じことが言えます。

 

成長し続ける企業の経営者は、社員とその家族の幸せを常に最優先

しています。

 

社員あっての企業だということを分かっているからです。

 

そして、大切にされている社員やその家族は、感謝とエネルギーに

満ち溢れ、会社のために頑張ろうという気持ちになります。

 

結果的に、会社の業績も上がり続けるわけです。

 

国民あっての国家、国民あっての経済、その本質を理解できていな

リーダーが、国を繁栄させることはできません。

 

残念ながら、今の日本政府にマネジメント能力は皆無です。

 

新型コロナウイルスに話を戻しますが、安倍総理は、この期に及ん

で「緊急事態宣言を出せば、経済に甚大な影響が・・・」など

言っています。

 

経済、経済、経済、・・・

 

いやいや、すでに国民に甚大な影響が出ていますよ!

 

今、国民にエネルギーを注がなければ、大げさでも何でもなく、国民

国に絶望し、経済も破綻し、日本は終わってしまいます。

 

今、日本のリーダーするべきことは、

 

・緊急事態宣言を出す。

・国民に現金給付を行う。

(1人当たり、大人20万円、18歳以下5万円を2ヵ月間)

・国会議員の歳費を2ヵ月間、50%カットする。

・医療と、生活必需品に関わる製造、卸売り、小売り、物流

以外の企業は原則休業してもらう。

・学校の休校措置を延長する。

・税金や住宅ローンなど、水道光熱費以外の支払いを2ヵ月

間猶予する。

 

これだけです。

 

これを、安倍総理が宣言し、実行すれば、少なくとも今の現状に対す

国民のイラ立ちは払拭できるはずです。

 

人の動きを極限までおさえ、感染の拡大を食い止め、その間に感染者

回復を図る。

 

これしかありません。

 

誰でも分かることです。

 

飲食店や企業が全面休業に踏み切れないのは、従業員の生活がかかって

いるからです。

 

全国民の生活を国が保証し、必要最小限の経済活動以外を全面的に停止

すれば、大きな混乱は避けられるはずです。

 

国民への現金給付は、2ヵ月間で43兆円程度でできます。

 

自民党が財政出動20兆円、事業規模で60兆円を要請していることを考え

れば、十分に可能なはずです。

 

大切なのは、

 

「国は国民の命を最優先で考え、本気の対策を打ち出し実行してくれた。」

 

と国民みんなが思えることです。

 

国民が、国への誇りと希望を持つことができれば、この状況が収束した後、

失った経済などあっという間にとり戻せることでしょう。

 

人気マンガ、ワンピースのワンシーンで、アラバスタ王国のコブラ国王が

言った言葉があります。

 

「国とは人なのだ」

 

もう、これが全てですね。

 

今、国民のために決断し、行動するリーダーが必要です。

 

長い、長い独り言になってしまいましたが、いち国民の独り言が、日本の

リーダーたちに届くことを願ってやみません。

 

では、今日はこのへんで。

 

 

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