2019年10月18日
羽生選手のスケートアメリカ
いよいよ現地時間で18日(日本時間では19日)からグランプリシリーズ開幕ですね。
第1戦のアメリカ大会、男子エントリー選手はこのようになっています。
地元アメリカからはネイサン・チェンとジェイソン・ブラウン、中国からはボーヤン・ジン、カナダからキーガン・メッシング、ロシアからはドミトリー・アリエフ、韓国からはジュンファン・チャそして日本からは友野一樹、シニア初戦となる島田高志郎と、多彩なメンバーです。
中でも 注目はやはりネイサン・チェン選手です。
アルトゥニアンコーチは、ネイサン君が4回転アクセルにチャレンジするだろうと宣言していましたね。
そんなに簡単にできるものではないと思いますが、まずはお手並み拝見です。
ネイサン・チェン選手は羽生選手にとっては確かにライバルではありますが、私個人としては、二人は全く違ったタイプの選手と感じています。
まず、スケートに対するスタンスが違うこと。
羽生選手は人生の全てをスケートに懸けて生きていると言ってもいいくらい、ストイックな姿勢でスケートに向かっています。大学での学びにもスケートを探求するためという目的があります。
将来もおそらくスケートから離れた人生は考えられないのではないでしょうか。
羽生選手にとって、スケートは絶対的な存在だと思います。
一方、ネイサン・チェン選手は、今はスケートと勉学の二足の草鞋という状態ですが、将来はおそらくスケートとは別の人生を歩むことを前提としているように感じられます。
彼にとってスケートは相対的な存在のように感じられるのです。
ネイサン・チェン選手は聡明で爽やかな好青年だなとは感じますが、彼のスケートを見て、上手だなとは思っても、感動するというのとは違います。(ネイサン、ごめんね)
一方羽生選手のスケートを見ると、たとえ多少のミスがあったとしても、心を揺さぶられるのです。
それはどういう違いなのでしょうか。
そこに注ぎ込むエネルギーの量の違いが引力となって人を磁石のように惹きつけるのでしょうか。
なので、私の個人的な感想としては、仮にネイサン・チェン選手がどんなにジャンプの数を揃えてきても、根本的に二人のスケートはその熱量とそこから生み出される魅力において別物と思っています。
アメリカ大会の開催されるラスベガスとの時差は16時間なので、日本時間では以下のようなスケジュールになります。
10月19日(土)
05:00~06:07 <ペアSP>
06:26~07:59 <男子シングルSP>
11:05~12:24 <アイスダンスRD>
13:00~14:33 <女子シングル>
10月20日(日)
05:09~06:26 <ペアFS>
07:00~08:49 <男子シングル>
◆表彰式 男子シングル・ペア
10:52~12:23 <アイスダンス>
13:01~14:50 <女子シングルFS>
◆表彰式 女子シングル・アイスダンス
10月21日(月)
06:00~08:30 <エキシビション>
ライスト: NBC sports GOLD
TV放送予定 テレビ朝日
最後に、羽生選手が唯一出場した2012年のスケートアメリカで、初めてSPの世界記録を更新した
『パリの散歩道』を見ましょう。
カナダに渡って初めての試合でした。
ついでにEXの『Hello,I Love You』もどうぞ。
両方とも超絶カッコいいですね
今初めて見たとしても、即座にファンになってしまうと思います。
羽生結弦は最初から『羽生結弦』だったのです。
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withgoldenwings at 06:54│羽生結弦 | 2019GPシリーズ