アクトコール(6064)が株主優待廃止と無配を発表!優待廃止リスクと株価下落の恐怖

アクトコール(6064)が株主優待廃止と無配を発表!優待廃止リスクと株価下落の恐怖



粉飾決算疑惑ニュースに続き、アクトコール(Actcall)が人気株主優待が廃止に。優待は日本株の特徴です!

優待好きの投資家には衝撃のニュースが飛び込んできました…。
アクトコール(Actcall)が人気の株主優待の廃止と無配を発表したのです!
粉飾決算疑惑ニュースで世間を賑わせていましたが、優待投資家にも大衝撃です。

優待投資家の桐谷さんの影響もあって近年株主優待の人気が過熱しています。
確かに生活に便利な優待券が株主は無料で貰えます。
最近の株高による投資人気と相まって流行るのは納得ですね。

 

しかし米国株に目を向ければ日本株のような株主優待を実施する企業はほとんどありません。
米国では株主に配当とキャピタルゲインで報いるのが経営者の重要な責務なのです。

日本では個人株主や長期株主の増加、株価の向上を目的に即効性のある株主優待導入が利用されます。
しかし株主優待には廃止というリスクが伴うことを忘れてはいけません…。

 

今回はアクトコールを例に優待廃止リスクについて考えてみました。
優待好きで投資をされているかたは是非ご覧ください!

「アクトコールの廃止された優待は?」
「どんな優待が廃止のリスクが高いの?」

 

アクトコール(6064)が株主優待廃止と無配を発表!株価の下落は必至…

人気の食事券・クオカード優待導入で株価は上昇

それではまずはアクトコールの人気(だった)株主優待を紹介します。
権利月である11月末の株主名簿に記録された株主を対象に優待が実施されていました。

アクトコールの優待概要

①100株以上200株未満(1または2どちらかを選択)
1)優待券2,000円相当 :アクトコールグループ株式会社COURTESYが運営する飲食店舗で利用可能な優待券
2)QUOカード1,000円相当 :アクトコールグループ  オリジナルデザインのQUOカード

②200株以上(1または2どちらかを選択)
1)優待券8,000円相当
2)QUOカード4,000円相当

 

優待導入前の2017年の夏頃の株価は1000円程度でしたので、200株だと配当利回り4%です!
また飲食店が近くになく利用ができない方はQUOカードが選べました。

優待発表で人気が上がり、権利月の11月頃には株価は1600円を超えていました。

粉飾決算疑惑に続き、まさかの株主優待廃止と無配の発表。

優待導入で一気に株価が向上アクトコールがまさかたった1年で優待廃止です。
それぞれの廃止理由について要点をまとめました。

配当中止理由
経営資源を中核事業に集中して財務体制の健全化を目指すため。

株主優待廃止理由
連結子会社COURTESYが来期事業構想から外れるため。

参照:平成 30 年 11 月期配当予想の修正及び株主優待制度の廃止に関するお知らせ

 

食事券が使えるCOURTESYが連結子会社から外れるのであれば、確かに廃止理由になります…。
しかしQUOカードの実施はこれまで通り継続できたはずです。

配当中止と合わせて考えると相当に逼迫した財務状況になりつつあるようですね。
粉飾決算疑惑で大きく株価を下げていましたが、株主にとっては痛い追い打ちとなってしまいました。

短期やスイングトレードの場合、企業決算書から短期の収益を見抜くことは必要ですね!
決算書や粉飾の可能性を感じれるように勉強は必要です。
投資家は自分のことは自分で守らなければなりません…知識は重要ですね。

優待廃止と無配発表で株価の下落は必至

当然、優待目的でアクトコールの株を保有していた株主からすれば容認できることではありません。
しかし反対する場もなく、株価の大幅下落を恐れて逃げ出す人が多数出るのではないでしょうか?

PTSで株価の値動きを見ると予想通りです。
前日終値877円から -150 (-17.10%)で727円となるストップ安です。
PTSでまだ売り玉が1万株以上残っています…。

Actcall
参照:SBI証券 アクトコール株価チャート(PTS)

 

最近の株価下落基調と相まって暫くは下降トレンドになるのではないでしょうか?
1年で廃止するくらいなら最初から導入しない方が株主とって迷惑にならないと思うのですが。
最初から単年度の優待と発表している場合は除きます。

 

本業と関連のない株主優待は廃止リスクが高い

私は優待好きですがアクトコールは保有していなかったため、今回の難を逃れました。
しかし近年株主優待の廃止も増えており、優待銘柄を保有する場合は廃止リスクを忘れてはなりません。

一体どのような株主優待は廃止のリスクが高いのでしょうか?
最近の優待廃止の傾向を見ていると次の2点が挙げられます。
なお長期株主限定など優待取得に新たな条件を追加した例も含めて考えています。

 

・QUOカードや金券などの換金性の高い優待
・子会社のサービスに由来する優待

 

逆に株主に自社のサービスの利用を促すような優待は廃止リスクが低いようです。
優待利用を介して株主を顧客にできて、経営上のメリットもあるため継続しやすいと思われます。

また子会社のサービスを優待にしていると、事業譲渡・売却などによって廃止されることが多いです。
売却時に代わりの優待を導入してくれる企業もありますが、アクトコールのように優待終了となる例も多いです。
逆に子会社ではなく、本業にまつわる優待であれば廃止リスクが下がると思います。

 

株主優待は様々なサービスをお得に使えるので非常に魅力的です(^^)
私もいくつかの銘柄を優待目的で長期保有しています。

しかし企業がその優待を継続するメリットがあるのか考えた上で長期保有を決めた方が良さそうです。
QUOカード優待などは株高の現状ではクロスで取得した方がしばらく無難そうですね!

 

優待廃止が最近は続いてますね^_^;
株主優待に人気が集中した弊害かもしれません…。

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