ARTな日々

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権利

2022-07-03 23:09:17 | 

権利

人間には私は一人で寂しいと言う権利がある。
人間なら蝕む体の痛みを苦しいという権利がある。
人間なら誰かにいじめられ、惨めで辛い気持ちになったときにすすり泣く権利がある。
人間なら何故生まれたのか、何故いきつづけなければならないのかと疑問を投げ続ける権利がある。
人間ならこの宇宙の非道な理不尽に対して楯突く権利がある。
人間は、この宇宙が悪意によって成り立っていることを訴え、神というものが悪魔によって退けられる限りそんなものは神でもなんでもない非力なものだと心の中で幻滅し、ただ命がある限り生きていく権利がある。

 


入りたいコミュニティーがない(1)

2022-02-27 17:49:14 | 雑感

自分は去年50歳になった。自分が属するコミュニティーの範囲はとても狭い。

コミュニティーは、大まかに2つ。1つ目は家族。妻が居り、子供はいない。

2つ目は職場。職場では、あまり会話もないので、とても頼りない。

これまでも、趣味の範囲でコミュニティーに入ったことがあったが長くは続かなかった。

コミュニティーの範囲が小さいのは、自分の人としての性質に問題はあるのだろう。

反面、自分自身がこれまで、コミュニティーに属しても周りの人とのニュアンスや

ムードになじめなく、そこに居ることが辛くなるばかりになる。なので

自分から属したコミュニティーから離れていくことが多いのだ。

 

私自身、子どもの頃はそれなりに友達もいたし、特にハブられるタイプでもなかった。

それが、高校生位になった頃、ときはバブル時であったが、まわりの高校生が

おかしな言葉や振る舞いをやりだした気がした。それはバブル的な浮かれたた風潮が

テレビの画面から我々の感性に感染していき、おかしな人間にモデリングされていった気がする。

それから、ずっと私自身はまわりの人間に対する違和感を感じ続けることになっている。

80年の終わりごろから、世の中の軽佻浮薄な姿は際立っていた。それは、その軽佻浮薄につかって

いた人間でさえも自覚していたことだ。当然、言葉が劣化し人間性は劣化していった。

私自身が劣化せず保っていたかといえば、私自身は猛烈な生き辛さから口を塞ぎ、社会の隅に向かい、

惨めな場所にしか落ち着くことができなくなった。

 


身の回りにあったものが 少しづつ失くなっている

2022-02-03 23:41:39 | 

身の回りにあったものが
少しづつ失くなっていることに
気づいてるか?

環境保護者が云う
森や水が失くなっている
ということじゃない

それは目に見えないところで
行われている

だから我々は思い出を語るばかりで
気がつかない

全ては目に見えないものから
消し去られている
何者かの意図により
消し去られている

それによって
目に見える世界が
変わってしまい
力なく生命のない姿が
横たわっている

この世界は見えない間に移行され
我々は閉じ込められてしまった

妄想というか?
妄想だと思わされていることさえ
気づいていない

よく周りを見渡してみろ
そして心のあり場所を覗いてみな

こんなことは我々が行うことではなく、我々の居る場所ではない

それにきづくんだ

 

 


立ち続ける労働者に捧げるポエム

2022-01-31 23:50:43 | 

なぜつかめていない
なぜ何者でもない
この年になって
こんなひどい食堂で
モツ煮を食っている

なにも働きたくなんかない
なのに今日も仕事場にいく
向かうバスのなかで
既に終わりを待ちわびている

なにもつかめてない
もちろん金もない
あいつに伝えてほしいことがある
しかし、あいつという人間が
となりにいない
誰もいない
そう、いつも一人なんだ

仕組まれているのか
からかわれているのか
とにかく苦しい
時間が過ぎない

休みはある
寝る場所はある
だからといって、こんなところに
立ちっぱなしでいたいはずがない
立ち続けることが労働だと言われた
こんな酷い話はないだろう
こんなところに立ち続けるために
生まれたのか
そんなことなら生まれなければ良かった。
こんなところに立ち続けろという命令がある
これは法律違反でも人道上の罪でもないらしい
狂っているだろ
電車の中で無差別殺人起こるだろ
そりゃあ
いつも殺人者は、殺す奴を間違える
いやそうなのか?誰がというより人間という存在を否定するには誰という特定は必要ないという結論だったのだろうか
なにも殺人者の肩を持とうとはしていない
ただせめてイスくらいは座らせてほしい

 

 

 


マンションに育ったならば

2021-02-15 22:37:04 | 

おまえに何ができる
ハエも飛んでこれないマンションで育って
おまえの顔は、いかにもマンションで育ちましたという顔をしている
おまえは、この地から薫陶を得られずに大きくなってしまった
おまえの睾丸と子宮には力がない
おまえの魂魄と顔色には覇気がなく
その声に響きがない
なぜならマンションで育ったから
おまえは匂いを嫌う
おまえは染みを寄せ付けない
なぜならマンションで育ったから

マンションに育ったならば
その芸術に命はない
その躍りに霊気は宿らず
そして生きたまま死んでいる