Wedding Sound を立ち上げたのが1999年。
そのころはまだインターネットが家庭に普及してきて、間もないころでした。
ひょんなきっかけで我が家は、デスクトップの第一号機を購入しました。
NECのPC-9800シリーズで、フロッピーディスクが搭載されていたものでした。
ちょうど独立するタイミングか何かで、フリーで仕事をするなら絶対にパソコンは必要だ!と思ったわけです。
そういう意味では、意外と早い段階でパソコンを導入したといえるのではないでしょうか。
それはさておき、ま、そんなわけだから当然、インターネットはまだまだ発展途上でした。
(インターネットを駆使してのお話しは、「リクエストは北朝鮮。~音響の仕事をはじめたころのエピソード Vol.2」 をご参照ください。)
そんな時代の中で、お客様と披露宴の音響打ち合わせをしていたわけで、打ち合わせ後、いただいたリクエストのCDを集めるのですが、中には、同名曲の違うバージョンとかあるのです。
リクエストをいただいたときには、別バージョンがあるとは知らず、CDショップや中古CDショップに行って初めてわかる、という…。
そこで、それを確認しようとお客様に電話をするのですが、先方も仕事中ということでなかなか繋がらない。
それで、とりあえずCDをオリジナルのバージョンと違うバージョンのもの2枚買って帰ります。
夕方、仕事が終わったころお客様から電話がかかってきて、事情を説明して、曲の確認をするのですが、今のようにYouTubeのURLをメールで送って…なんてできないから、
「今から曲を流すので、聞いてもらっていですか?」
と言ってCDを流して電話の子機をスピーカーにあてて聞いてもらいました。
だいたいイントロからサビあたりまで流して、
「いかがですか?」 と訊ねて確認するという、アナログなことをやって確認していました。
まるで今の10万円給付金のオンライン申請をして、役所がプリントアウトして目視読み上げで間違いがないかチェックする、というのと同じくらいアナログ。
中には違っていて、さらに別のバージョンがあったりもして(汗)
そうやってリクエストにお応えしていました。
この当時の電話で視聴してもらう、というやりとりをしていたお陰で、今は、打ち合わせの際に「もし別バージョンがある場合は、オリジナルか別のバージョンかもご指定ください。」とお伝えするようになっています。
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2020-05-19 リクエストは北朝鮮。~音響の仕事をはじめたころのエピソード Vol.2
2020-05-08 リクエストは尾崎豊。~音響の仕事をはじめたころのエピソード Vol.1
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★また、ご披露宴では著作権の観点から市販のCDでしか流すことができませんので留意されてください。
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