食養生79 夜遅い食事が「肌荒れ」を引き起こす2つの理由とは? | ジュゲン 小森社長のブログ

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創業67年、神奈川県 戸塚にあります
健康食品会社 ジュゲン(株)代表取締役 小森拓也です。
【食養生】を月に1回、書いています。

食養生とは、医食同源
病気にならないための食生活
日本人の体質にあった食と健康の話です。

小森です。


昨夜の台風の影響で昨日は夕方から電車が走らなくなり夜は窓が割れるんじゃないかと思うくらいの風でしたが


読者の皆様方は、大丈夫でしたか?



さて、秋といえば味覚も楽しめる季節になりました。



 
「秋の夜長(よなが)」といいますが、
だいぶ朝晩気温が下がって過ごしやすくなりましたから、読書やテレビ、お酒や食事、虫の音を楽しんだり・・

ついつい夜更かししてしまいがちな日もありますよね。



 
そんな「秋の夜長」で健康や美容上気をつけたいのが

「睡眠不足」「夜遅い食事」

 
特に食事は、残業でどうしても夜遅い食事になってしまうなんて人も多いのでは⁈

 
何を隠そう、私もその一人・・・です。



 

「夜遅い食事」は、食べてすぐ寝ることになりますから、肥満はもちろん

体のサインとして顕著に「肌荒れ」となって現れやすいものです。
 
どうして「夜遅い食事」「肌荒れ」を起こすかというと大きく2つの理由があるんですね。
 

まず1つは、「消化吸収」の問題です。


本来、人は寝ている間は胃腸を休めるために、その働きが鈍くなるようにできています。


でも遅い時間に食べることで、胃腸は休みたくても働かなければならず、食べてすぐに寝てしまうと消化吸収ばかりか睡眠までも不十分になってしまうんですね。

 
そして食べた物が胃で十分に消化されないまま腸に届くことになると、当然腸は栄養をしっかり吸収できなくなってしまいます。








つまりせっかく栄養満点の食事をしたとしても、寝る前に食べると消化吸収されにくくなってしまい、腸で処理されなかった脂肪や糖の成分が、後になってから毛穴からにじみ出て肌が荒れてしまうんですね。

 
また、夜22時以降は私たちの体内時計は急激に脂肪を溜めやすくなっているそうなので、肥満にもなりやすくなってしまい、こうなってしまうと「負の連鎖」ですよね。
 
 
2つ目は「成長ホルモン」の問題です。

「肌は夜作られる」といわれていますが、
 
肌細胞を作るために欠かせない「成長ホルモン」は、眠りについた約1時間後にもっとも多く分泌されることがわかっています。
 
ただし、この成長ホルモンは、しっかり熟睡していないと出てきません。





夜寝る前に食事をすると胃腸が完全に休めないため、質の良い眠りにはならず、成長ホルモンも出なくってしまいます。

その結果として肌細胞が作られず、肌が荒れていってしまう・・というわけです。
 
美肌を保つためには、就寝前の3時間はなるべく食べないようにすることが理想です。
 
とはいえ、仕事などでどうしても夕食が遅くなってしまう人も多いはずですよね。
 
そんな人におすすめしたい遅い時間の食事の摂り方

◯消化の良い野菜中心の食事にする。
 
◯温かいスープや汁物で内臓を温めて消化しやすくする。
 
◯消化を助ける納豆などの発酵食品を食べる。
 
◯ご飯やパンなどの炭水化物は、脂肪として溜め込まれやすいので最小限にする(控える)。
 
◯消化に負担のかかる油脂の多いものは控える。


 

本来休んでもらうはずの胃腸に、極力負担をかけない食事をしなければいけないということですね。
 
虫の音もつい聴き入ってしまう「秋の夜長」




余暇に健康と美容も両立させながら、ぜひ有意義な時間を過ごしてくださいね。


 
次回の食養生は、10月15日にアップしますパー
それではまた!