食養生80 びっクリ!栗は英語で「マロン」ではなかった! | ジュゲン 小森社長のブログ

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創業67年、神奈川県 戸塚にあります
健康食品会社 ジュゲン(株)代表取締役 小森拓也です。
【食養生】を月に1回、書いています。

食養生とは、医食同源
病気にならないための食生活
日本人の体質にあった食と健康の話です。

小森です。

 
待ちに待った「行楽の秋」「スポーツの秋」「食欲の秋」ですが、満喫されてますか?
 
何といっても「豊穣の秋」ですから、
「海の幸」「山の幸」が盛りだくさんの季節ですが、
 
「秋の味覚」を実感させ、食卓を飾ってくれる一品が「栗ご飯」
 
皆さん、はお好きですか?
 

 
 
「栗」といえば、「茹で栗」をはじめ、「甘栗」「モンブラン」「マロングラッセ」などスウィーツでもお馴染みですよね。
 
 
 
正月になれば、「金運」や「商売繁盛」をもたらす福食としておせち料理に「栗きんとん」が欠かせません。
 

 
 
ところで表題の通り、「栗」は英語で「マロン」ではないのをご存知ですか?
 
英語で「栗」は、正しくは「チェスナット(chestnut)」「マロン」ではないんですね。
 
 
「マロン」はアメリカでは、なんと「ザリガニ」を意味するそうです。
 
 

 
日本で「栗=マロン」の認識が定着した理由は、「マロングラッセ」にあるそう。
 
「マロングラッセ」がフランスから日本に伝わった時に、日本にはマロン(トチノキの実)が少なかったため、代用として栗が使われるようになったことから、「栗=マロン」という認識が定着してしまったみたいです。
 
ちなみにフランスでは、「シャテーニュ(chataignes)」といいます。
 
英語での話をする際は、くれぐれも気をつけましょうね。
 
 
 
 
 

 
 
そもそも「栗」は、日本ではお米よりも太古の昔から食べられていたとのことで、約九千年も前から縄文時代では主食として食べられていたそう。
 
稲作文化が日本に伝わってきたのが今から三千年前ですから、
当然、縄文人は土器で栗と米を一緒に調理し、最初に栗ご飯を食したのは縄文人だと考えられているそう。
 
木の実文化を代表する「栗」とご飯の美味のコラボレーションは、縄文人にとって衝撃的だったでしょうね。
 
 

 
 
「栗」といっても侮れないのは、その栄養価。
ご飯が伝わる前の主食だったわけですから、炭水化物をはじめ、ビタミン類やミネラルも豊富なんですね。
 
🌰ビタミンB1・・疲労回復、肌のターンオーバーの活性化をし、美肌を保つ。
 
🌰ビタミンB6・・たんぱく質の代謝に貢献し、皮膚や髪を健やかにする。肌荒れ防止にも。
 
🌰ビタミンC・・肌荒れや日焼け防止効果をはじめ、風邪予防になり、加熱に強いビタミンC。
 
🌰カリウム・・むくみや高血圧予防に。
 
🌰マンガン・・たんぱく質、脂質、炭水化物、の代謝に関わる酵素の働きを補助し、代謝を施す効果がある。骨粗鬆症の予防にも。
 
🌰・・コラーゲンやエラスチンの生成に関与し、美肌に貢献する成分。貧血予防にも。
 
🌰亜鉛・・皮膚のコラーゲンの生成や、髪の発育に欠かせないミネラル。
 
🌰タンニン・・抗酸化作用が高いポリフェノールの一つ。渋皮に多く含まれ、動脈硬化予防やアンチエイジングに効果的。
 
 
きっと縄文人も栄養価の高い栗パワーで、健康と美容の恩恵を受けていたのでしょう。
 
私たちのご先祖様が三千年も前から食べていたであろう「栗ご飯」をはじめ、旬の「栗」を美味しく堪能してくださいね。
 
 
 
 
 
 
次回の食養生は、11月1日にアップしますパー
それではまた!