今年は畑でたくさんの枝豆を育てました。

 

母まさこは、元気な頃にいろんな野菜を育てていて

使いかけの種がたくさん残っていました。

 

昨年4月には、残っていた枝豆の種をまきましたが

一つも芽が出ずがっかり・・・

 

ところがその後、ご近所のHさんから枝豆とかぼちゃの苗をいただき

どちらも収穫することができました。

 

Hさんはまさこの大親友で、私も仲良くしてもらっていました。

 

ワンちゃんとのお散歩の途中に、我が家の畑を見ては

いろいろとアドバイスしてくれていたHさん。

 

私にとっては畑の先生でもあり、もう一人の母のようでもあった

Hさんは、昨年の末に旅立ってしまいました。

ピンピンコロリを実現できる!?健康長寿の秘訣とは?

 

いわゆる「ピンピンコロリ」で旅立ったHさん。

 

葬儀の後、Hさん宅に伺った時には

娘さんたちといろいろお話することができて

とても楽しいひとときを過ごしました。

 

Hさんの娘さんは3人とも地元におらず

隣の市に住む長女さんが、時折戻って来ています。

 

昨年、Hさんからもらって育てた枝豆とかぼちゃは

収穫後に種を取っていました。

 

枝豆の種はこちら。

 

詳しい品種はわかりませんが、

長年野菜を作り続けたHさんから譲り受けたので

おそらく、昔ながらの品種なのでしょうね。

 

幼少の頃、祖父母と過ごす時間が長かった兄は

「昔の枝豆だぁ!」

「スーパーで売っている枝豆とは全然違う!」

と大喜びして食べています。

 

今年はたくさん食べたかったので、

種まきの時期を3回にずらして育てました。

 

お盆が近づいた頃、枝豆が収穫できそうだったので

Hさんにお供えしたいと考えていました。

 

が。

お盆の時期もHさん宅はひっそりとしていて

娘さんたちの姿を見ることはできませんでした。

 

コロナ渦で、私自身も外出を控えているので

娘さんたちとタイミングが合わなかったのかもしれませんね。

 

お彼岸の頃には、枝豆の最後の収穫時期になりました。

 

そして9月20日(日)。

Hさん宅に車が2台止めてありました。

 

隣県ナンバーは次女さんの車でしょうから、

娘さんたちが集まっているのかもしれません。

 

さっそく枝豆を収穫して、Hさん宅へ向かいました。

 

収穫した枝豆がこちら。

 

Hさん宅に近づくと、茶の間から賑やかな声が聞こえてきました。

 

開いていた窓をのぞくとすぐに次女さんと目が合い、

Hさんかと思うほど元気な声が聞こえてきました。

 

東京の娘さんやお孫さんも帰省していて

Hさん宅はとても賑やかです。

 

実は一瞬気が引けたものの、

Hさん宅の茶の間は窓が全開になっていたので

おじゃまして娘さんたちとお話をしてきました。

 

Hさんの話題になり、次女さんが「PPK」と。

 

「なんだろう??」と考える私に

「ピンピンコロリだよ♪」と次女さんが言い

一同大爆笑。

 

旅立ちの直後から、Hさんを「あっぱれ!!」と言っていた

娘さんたち。

 

Hさんの旅立ち方は、誰もが理想とするようなものでした。

 

娘さんから聞くHさんのエピソードは強烈で面白く、

でもそれ以上に、娘さん3人が同時に話をする光景は

見ていて最高でした。

 

今こうして、それぞれの母の思い出を楽しく語れるのは

Hさんとまさこのおかげなのでしょうね。

 

にほんブログ村 介護ブログ 在宅介護へ
にほんブログ村